マニュアル

FTP制限設定

FTPでの接続が可能なIPアドレスを設定し、FTPからのアクセスを制限します。
これにより、不正アクセスやファイル改ざんのリスクを低減できます。
許可設定にIPアドレスを設定した場合、設定されたIPアドレスからのアクセスのみを許容し、それ以外からのアクセスはパスワードが一致した場合でも接続を拒否します。

※当設定を行っておらず、お客様にて「.ftpaccess」を独自に設定されていない場合はどのIPアドレスからもFTP接続が可能です。

サーバーパネルへログインし、現在の設定対象ドメインを確認後、FTP制限設定を選択します。

FTP制限設定を選択

「FTP接続許可IPアドレス追加」をクリックします。

FTPアクセス許可IP一覧から追加設定へ

設定対象、IPアドレスを入力し「確認画面へ進む」ボタンをクリックします。

許可IPの入力

※お客様のご利用のプロバイダによってはIPアドレスが変動する場合があります。

「設定対象」について

指定したIPアドレスによる接続制限を「サーバーアカウント全体」にするか「該当ドメインのみ」にするかを設定できます。

「設定対象」に「サーバーアカウント全体」を指定した場合
お客様のサーバーアカウント全体に対して制限が有効となります。
「設定対象」に「ドメイン名」を指定した場合
該当ドメインのフォルダに対して制限が有効となります。

例えば、「example.com」に対して許可IP「192.168.1.100」を設定すると、「example.com」フォルダ以下には、IPアドレスが「192.168.1.100」の環境以外からのFTP接続ができなくなります。

確認画面で入力内容を確認していただき、最後に「追加する」をクリックします。

なお、FTP制限設定を設定すると、サーバー内に「.ftpaccess」が設置されます。
.ftpaccessファイルの詳細は.ftpaccessをご確認ください。

FTP制限設定をした状態でファイルマネージャを利用するには、「IPアドレス」に「127.0.0.1」と記載した設定を加えてください。

※上記設定を行わなければファイルマネージャから確認ができませんので、ご注意ください。

社内や通信事業者などに割り当てられているIPアドレス全体からの接続を許可する場合など、「IPアドレス」を範囲で設定したい場合は、IPアドレスの先頭箇所を入力してください。

(例)「192.0.2.1」〜「192.0.2.254」を許可する場合
 →「192.0.2.」までを入力し設定をしてください。

※IPアドレスを範囲指定する場合、末尾は「.」で終わる必要があります。

サブFTPアカウントの接続先ディレクトリを以下のように設定する場合、FTP制限設定が適用されません。

サーバーアカウント全体

接続先ディレクトリを「/home/サーバーID」よりも下位に指定

例)home/サーバーID/example.comを接続先ディレクトリに設定したFTPアカウントでの接続
 → FTP制限設定は適用されません

対象ドメイン名

接続先ディレクトリを「/home/サーバーID/対象ドメイン名」よりに下位を指定

例)home/サーバーID/example.com/public_htmlを接続先ディレクトリに設定したFTPアカウントでの接続
 → FTP制限設定は適用されません
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