SEO対策とは?ホームページ初心者が制作時に意識すべきポイント7つ

【2025年12月4日更新】情報を更新するとともに、FAQ(よくある質問)を追加しました。

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こんにちは、編集長のカワウソです!

「どうせなら集客できるホームページを作りたい」と考える経営者の方は、多いのではないでしょうか?

集客できるホームページを作るにあたり、選択肢として挙げられるのが「SEO(エス・イー・オー)対策」です。

そこで今回は、SEO対策とは何なのか、ホームページ初心者の方に向けて分かりやすく解説します。

カワウソ

この記事は次のような人におすすめ!

  • 初めて企業ホームページを作る人
  • SEO対策に取り組むべきか迷っている人
  • SEO対策で意識すべきポイントを知りたい人

この記事を読めば、初心者の方が意識すべきSEO対策のポイントが分かり、ホームページでの集客が見込めるようになります。

それではどうぞ!

SEO対策の基礎知識にをご存知の方は、「ホームページ制作時に意識すべきSEO対策のポイント7つ」からご覧ください。

SEO(エス・イー・オー)対策とは?

SEOは「Search Engine Optimization」の略で、日本語だと「検索エンジン最適化」と訳されます。

分かりやすくいうと、「Google」や「Yahoo!」といった検索エンジンの検索結果で、自社のホームページが上位に表示されるように対策することです。

SEO施策前(検索結果8位)と施策後(検索結果1位)の違い
メモ

「SEO対策」という言葉は、省略して「SEO」と表現する場合も多いです。
というのも、そもそもSEOには「対策」に近いニュアンスの「最適化」の意味が含まれているため。

ただ、この記事では分かりやすさの観点から、「SEO対策」に統一しています。

SEO対策の目的はホームページへの集客

SEO対策は、ホームページにユーザーを集めるために取り組みます。

ホームページが検索結果で上位表示されると、ユーザーの目に留まる機会が増えるため、集客に繋がりますよ。

参考に、『seoClarity(SEOクラリティ)』が2025年7月に公開した、検索順位別クリック率データをご覧ください。

検索順位モバイルのクリック率パソコンのクリック率
1位8.98%12.40%
2位4.35%4.59%
3位2.38%2.47%
4位1.61%1.05%
5位1.12%0.80%
6位0.96%0.76%
7位0.72%0.34%
8位0.57%0.39%
9位0.46%0.42%
10位0.29%0.55%

(引用:seoClarity「Mobile and Desktop CTR Study」

用語の説明
  • クリック
    検索結果におけるクリックとは、ユーザーがホームページへアクセス(訪問)したことを表します。
  • クリック率
    検索結果に表示されたあと、ユーザーがクリックした割合のことです。

このデータを見れば、検索順位が上位であればあるほど、集客数が増えるのは明確です。

SEO対策は、集客のために取り組むものと理解しておきましょう。

SEO対策が必要かどうかの判断基準2つ

SEO対策は、すべての企業に有効なわけではありません。

あらかじめ、自社にとってSEO対策が有効か見定める必要があります。

ユーザーが検索エンジンを利用するかどうか

SEO対策が必要かどうかは、「自社商材の購入経路」で判断するとよいです。

SEO対策が有効である企業
  • 自社の商材を購入するのに、検索エンジンを利用するユーザーが多い
SEO対策が有効でない企業
  • 自社の商材を購入するのに、検索エンジンを利用するユーザーが少ない

たとえば、アパレル物販の場合、検索エンジンで「ワンピース」と検索する人はあまりいません。
※検索結果には、アニメの『ONE PIECE』(集英社)が多く表示されます。

ワンピース(服)の主な購入手段は、『ZOZOTOWN』や『楽天』などのECモールです。

もしくは、特定のブランドのファンであるユーザーなら、検索エンジンから「ブランド名」で検索して、公式サイトにアクセスすることもあるでしょう。

しかし、創業期であれば、まだ自社のブランドは世間に認知されていないですよね。
つまり、検索するユーザー自体少ないのです。

であれば、SNSなどで自社の認知度を高めることから、スタートしてもよいでしょう。

ユーザーが検索エンジンを経由しない場合と経由する場合の比較

反対に、弊社が提供する「レンタルサーバー」のような無形商材の場合は、SEO対策が有効。
なぜなら、ECモールで販売できない商材であるためです。

ほとんどのユーザーは、レンタルサーバーの会社を探すために検索エンジンを使用し、公式サイトにアクセスします。

そのため、無形商材にはSEO対策が有効な場合が多いです。

なお、検索エンジンについては、以下の記事で詳しく解説しています。

リスティング広告と比較する

SEO対策が有効と判断した場合でも、リスティング広告(検索連動型広告)から始めるのがおすすめです。

リスティング広告とは

ユーザーが検索したキーワードに対して、検索結果に掲載される広告のこと。検索結果の上下に掲載されるのが特徴です。

リスティング広告は検索結果の上下に掲載される

リスティング広告は費用がかかる反面、すぐに広告を出稿できるため、即効性があります。

費用対効果が合うかどうかは出稿してみないと分からないため、ひとまず試してみるのがよいです。

仮に費用対効果が合わない場合は、SEO対策を検討せざるを得ません。

ここでは、SEO対策とリスティング広告の違いを把握するため、それぞれのメリットとデメリットを簡単に解説します。

集客方法メリットデメリット
SEO対策ユーザーにクリックされても無料
費用対効果が合いやすい
上位表示には時間や費用がかかる
上位表示できるとは限らない
アップデートで順位が落ちるおそれがある
リスティング広告すぐに掲載できる費用対効果が合わない場合がある

SEO対策のメリットとデメリット

メリット
  • ユーザーにクリックされても無料
  • 費用対効果が合いやすい
デメリット
  • 上位表示には時間や費用がかかる
  • 上位表示できるとは限らない
  • アップデートで順位が落ちる可能性がある

SEO対策は広告ではありません。
そのため、ユーザーがホームページにアクセスしても、コストはゼロです。

しかし、上位表示するには最低でも2~3ヶ月遅ければ6ヶ月~1年はかかるでしょう。

また、SEO対策に注力しても、上位表示される保証はありません。
仮に上位表示されたとしても、検索エンジンのアップデートがあれば、順位が下落するおそれもあります。

検索エンジンのアップデートについて

Googleなどの検索エンジンは、ユーザーにもっとも価値のあるページを表示するため、定期的に「検索順位を決定する基準や仕組み(アルゴリズム)」を見直しています。

リスティング広告のメリットとデメリット

メリット
  • すぐに掲載できる
デメリット
  • 費用対効果が合わない場合がある

リスティング広告はアカウント作成後、最低限の設定をすれば、すぐに広告を出稿できます。

検索エンジンのアップデートで順位が落ちることもありません。

しかし、入札制の広告であるがゆえに、他社と競合するとクリック単価が上がります。
結果として、費用対効果が合わなくなるかもしれません。

なお、SEO対策とリスティング広告以外の集客方法については、以下の記事で解説しています。

SEO対策に必要な予備知識2つ

ここでは、SEO対策に取り組むうえで、必要な予備知識を2つ解説します。

SEO対策は「Google対策」

検索エンジンにはいくつか種類があるものの、すべてに対してSEO対策が必要なわけではありません。

特別な理由がない限り、SEO対策はGoogleのみ取り組みましょう。

理由は以下のとおりです。

GoogleのSEO対策のみ取り組めばよい理由
  • Googleのシェアが圧倒的に高い
  • Yahoo!はGoogleのアルゴリズムを利用している

Googleのシェアが圧倒的に高い

まずは、以下の表をご覧ください。

2025年10月における、検索エンジンのシェア率(日本)です。

検索順位検索エンジンパソコン
1位Google71.02%
2位bing21.44%
3位Yahoo!6%
4位DuckDuckGo0.65%
5位YANDEX0.54%

(引用:statcounter「Desktop search engine Market Share Japan Oct 2025」

検索順位検索エンジンモバイル
1位Google84.63%
2位Yahoo!12.81%
3位bing0.67%
4位DuckDuckGo0.61%
5位YANDEX0.6%

(引用:statcounter「Mobile search engine Market Share Japan Oct 2025」

この表から、「Google」のシェア率が圧倒的に高いことが分かります。

メモ

「bing(ビング)」は、Microsoftの検索エンジン。

現在、WindowsOSのパソコンを購入したら、デフォルトのブラウザは「Microsoft Edge(エッジ)」です。Edgeを起動すると、デフォルトの検索エンジンとして、bingが立ち上がります。

その背景からか、パソコンだと2位のシェア率(約21%)を誇っています(2025年10月時点)。

Yahoo!はGoogleのアルゴリズムを利用している

Yahoo!は、Googleのアルゴリズムを利用しています(2025年10月時点)。
(参考:ITmedia NEWS「「Yahoo!検索」はNAVER→Google継続に」
(参考:Web担当者Forum「Yahoo! JAPANが検索サービス乗り換えを断念、グーグルとの提携を2年延長」

そのため、Google対策に注力すれば、「パソコン」の場合は合わせて「約77%」、「モバイル」の場合は「約97%」ものシェアを占める検索エンジンで、上位表示が狙えるのです(2025年10月時点)。

GoogleとYahoo!の検索結果は、表示される内容に若干の違いはあるものの、基本的には同じと考えて構いません。

試しに、「ホームページ 作り方」と検索してみます。

「ホームページ 作り方」で検索した際のGoogleとYahoo!の検索結果の比較

順位の違いが多少あったとしても、上位に表示されているホームページのラインナップは同じです。

つまり、Google対策ができれば、Yahoo!に対するSEO対策は不要と言えます。

SEO対策はGoogle対策であると解釈し、Googleが発表するアルゴリズムのアップデート情報を定期的に取得するようにしましょう。

Googleはユーザーファースト

さきほど、SEO対策はGoogle対策だと述べました。
ただ、それはあくまでも、他の検索エンジンと比較するときに用いる表現です。

SEO対策の真髄は「ユーザーファースト」。つまり、ユーザーにとって役立つ情報を提供することです。

以下、Googleの公式情報をご覧いただくと、お分かりいただけるでしょう。

世界中の​人々が​ Google 検索で​情報を​見つけ、​興味の​ある​ことに​ついて​学び、​重要な意思決定を​行っています。​Google の​サービスは​人々の​生活を​支える​ものであり、​私たちの​コミットメントが​揺らいでしまうような​ことが​あっては​なりません。​テクノロジーは​進化し続けますが、​Google は、​情報を​検索する​ユーザーの​皆様を​将来に​わたって​支援し続けます。

(引用:Google Search「検索に対する Google のアプローチ 」

ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、​当初から​ユーザーの​利便性を​第一に​考えてきました。​新しい​ウェブブラウザを​開発する​ときも、​ホームページの​外観に​手を​加える​ときも、​Google 内部の​目標や​収益ではなく、​ユーザーを​最も​重視してきました。​

(引用:Google「 Google が掲げる 10 の事実」

世の中にSEO対策の情報は溢れかえっており、なかには信頼できないものもあります。

参考になる情報かどうか迷った場合は、ユーザーにとって役立つものかどうか考えてください。

そうすれば、間違ったSEO対策を実行することはありません。

ホームページ制作時に意識すべきSEO対策のポイント7つ

ホームページ初心者の方は、最低限以下のポイントを押さえましょう。

【1】質の高いコンテンツを作る

第一に、質の高いコンテンツを作りましょう。

ホームページにおけるコンテンツとは、情報の中身のことです。

ホームページはデザインの自由度が高く、外見だけでもそれなりのクオリティのものができてしまいます。ただ、ユーザーを本当の意味で納得させるには、外見だけでなく、中身も重要です。

なお、Googleの「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」には、以下のような文言があります。

検索結果での存在感を高めるには、魅力的で役立つコンテンツを作成することが、このガイドで説明している他のどの方法よりも有効であると考えられます。

(引用:Google 検索セントラル「興味深く有益なサイトにする」

ここからも分かるように、質の高いコンテンツを作ることが、最大のSEO対策であることを理解しておきましょう。

コンテンツについては、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

【2】WordPressでホームページを作る

特別な理由がない限り、WordPress(ワードプレス)でホームページを作りましょう。

WordPressとは

CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の一種で、HTMLやCSSなどのWeb制作スキルがなくても、ホームページの制作や更新が簡単にできる無料のシステムです。テーマ(デザインテンプレート)やプラグイン(拡張機能)が豊富で、初心者の方でも完成度の高いホームページを作れます。

ページ制作における、WordPressとHTMLの違い

WordPressは、「初期の状態でも概ねSEO対策に考慮された設計」になっています。
基本的なSEO対策のために、難しい設定を加える必要がないのです。

具体的には、SEO対策に必須と言える「ページタイトル」が簡単に設定できたり、コンテンツ制作によく用いられる「ブログ」が併設できたりします(詳しくは後述します)。

WordPressについては、以下の記事をご覧ください。

【3】使いやすさを重視する

ホームページは、ユーザーが閲覧するもの。
ユーザーにとって使いやすいホームページを作りましょう。

最低限押さえるポイントは、以下の3つです。

モバイルフレンドリー(スマホ対応)

モバイルフレンドリーとは、ホームページをスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で閲覧したときに、見やすくて使いやすい状態のことです。

ホームページを作るときは、スマホ対応しましょう。

パソコン用のホームページしか用意していないと、ユーザーがスマートフォンやタブレットから見たときに、「文字が読みづらい」「ボタンがタップしづらい」などと、感じてしまいます。

ホームページのスマホ対応の有無における比較例

使いづらいホームページは、ユーザーが離脱してしまう原因になり得るでしょう。

なお、Googleは過去(2015年4月)に、「ホームページがモバイルフレンドリーかどうか」をランキング要素に取り入れました。

Google では、4 月 21 日より、ウェブサイトがモバイル フレンドリーかどうかをランキング要素として使用し始めます。

(引用:Google 検索セントラル「モバイル フレンドリー アップデートを開始します」

2025年12月現在、モバイルフレンドリーが検索順位の上昇に直接的に影響を与える訳ではありませんが、ユーザー体験を向上させる要素であるため、重要であることに違いはありません。

Core Web Vitals 以外のページ エクスペリエンスの要素が検索結果でのランキング上昇に直接貢献することはありません。 しかし、そういった要素はウェブサイトのユーザー満足度を向上させる可能性があり、それは通常、Google のランキング システムでも高く評価されます。 したがって、ページ エクスペリエンスを全体的に向上させる取り組みにも意味があるのです。

(引用:Google 検索セントラル「ランキングに使用されるページ エクスペリエンスの要素を教えてください。 」
ページ エクスペリエンスとは

ページのコンテンツそのもの以外の価値のこと。
構成要素として、「Core Web Vitals:ページの読み込みが速く安定しているか」「https:通信が暗号化されているか」「モバイルフレンドリー:モバイルに最適化されているか」「コンテンツを阻害する要素がないか」などが挙げられます。

なお、モバイルフレンドリーや、スマホ対応ホームページの作り方は、以下の記事を参考にしてください。

ページの読み込み速度が速い

ページの読み込み速度を速くしましょう。

情報を探しているとき、Webページの読み込みが遅く、ストレスを感じた経験はありませんか?
ページの読み込み速度が遅いと、ユーザーが離脱してしまうかもしれません。

なお、ページの読み込み速度は、ランキング要素に取り入れられた経緯があります。

読み込み速度これまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、デスクトップ検索を対象としていました。そこで 2018 年 7 月より、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。

(引用:Google 検索セントラル「ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します」

近年も、サイトスピードは「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」の一部として、直接的にランキングに関わっています。

Google のランキング システムでは Core Web Vitals が使用されます。 検索結果でのランキングを上げ、全般的に優れたユーザー エクスペリエンスを提供できるよう、サイト所有者の皆様には、Core Web Vitals を改善することをおすすめします。 

(引用:Google 検索セントラル「ランキングに使用されるページ エクスペリエンスの要素を教えてください。」

ページの読み込み速度があまりにも遅いと、検索順位に悪影響を与えるおそれがあるので、注意してください。

以下、ページの読み込み速度を速くする主な方法です。

速度が速いサーバーを選ぶ

速度の速いサーバーがおすすめです。

サーバーとは分かりやすく言うと、「データの保管庫」のこと。
ホームページを「家」に見立てた場合、サーバーは「土地」の役割を担います。

ホームページが「家」なら、サーバーは「土地」

サーバーは自社で構築することもできますが、膨大な費用がかかってしまいます。
そのため、一般的にはレンタルサーバーを利用することが多いです。

レンタルサーバーの性能によって、ページの読み込み速度に与える影響が異なるので、慎重に選んだうえで契約しましょう。

サーバーについては、以下の記事で詳しく解説しています。

カワウソ

弊社の『エックスサーバー』は、高速・高機能のレンタルサーバーで、安定度も高いため、おすすめですよ。

画像を圧縮する

ホームページに使用する画像は、圧縮しましょう。

画像を圧縮すれば、ファイル容量が減るため、ページの読み込み速度を速くできます。

もちろん、見た目に影響のない範囲で圧縮すれば、問題ありません。

なお、画像の圧縮におすすめのツールを以下の記事で紹介しているので、参考にしてください。

また、以下の記事では、Googleが推奨している次世代の画像フォーマット「WebP(ウェッピー)」について、解説していますよ。

ブラウザキャッシュの活用

ブラウザキャッシュを活用しましょう。

ブラウザキャッシュとは、ユーザーがページにアクセスしたとき、そのデータをブラウザに保存しておく機能のことです。
次回以降、ユーザーが同じページにアクセスしたときに、サーバーからデータをダウンロードするのではなく、ブラウザのデータが用いられます。

データのダウンロードが省略されるため、ページの読み込みが速くなりますよ。

ブラウザキャッシュの説明

ブラウザキャッシュは、レンタルサーバーの管理画面から設定できたり、WordPressなら「プラグイン」で設定できたりします。

なお、ページの読み込み速度を計測したり、改善したりするときは、『PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)』という無料のサービスがおすすめです。

詳しくは、以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

導線が分かりやすい

ユーザーが目的を達成しやすくなるように、分かりやすい「導線」を設計してください。

「問い合わせ」や「資料請求」が目的で、企業のホームページにアクセスするユーザーもいます。
ユーザーが自社のホームページにアクセスしても、問い合わせや資料請求のボタンを見つけられないと、目的を達成できません。

そうすると、ユーザーは直ちにホームページから離脱してしまうでしょう。

ユーザーが不満に感じるホームページは、Googleも評価しません。

とくに、すべてのページで共通して表示される「ヘッダー」や「フッター」は重要です。
他ページへのリンクだけでなく、「問い合わせ」や「資料請求」のボタンも設置しましょう。

お問い合わせ・資料請求ができる導線設計

そうすれば、ユーザーがどのページを閲覧していようと、すぐに問い合わせや資料請求のボタンを発見できます。

そのほか、ホームページにサイト内検索の機能(検索窓)があると、ユーザーがどんな情報にでも即座にアクセスすることが可能です。

なお、ホームページの使いやすさ(ユーザビリティ)については、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

【4】1ページ1キーワードにする

ユーザーの利便性を考えるなら、1ページのなかに情報を詰め込むより、キーワードごとに専門性が高いページを用意するほうがよいです。

たとえば、北海道旅行を計画するユーザーが宿を探すとき、有益に感じるのは次のどちらのページでしょうか?

日本のおすすめ宿を紹介するサイトと北海道の宿を紹介するサイトの比較

正解は、後者の「北海道のおすすめ宿を紹介」ページです。

ユーザーはいち早く旅行を計画したいため、関係のない情報はなるべく排除したいと考えています。

前者の場合、北海道以外の宿も含まれてしまい、ユーザーは情報の選別から始めないといけません。

それに対して、後者ならユーザーは情報の選別作業が省略できます。
つまり、後者のほうがユーザーにとって価値の高いページです。

実際に、「北海道 旅行」と検索してみますね。

「北海道 旅行」の検索結果

このように、北海道に特化した情報密度の濃いページばかりが、検索結果で表示されます。

ホームページのSEO対策では、「1ページ1キーワード(テーマ)」を意識しましょう。

もし「青森 旅行」というキーワードを上位表示させたい場合は、別途青森に特化した専門ページを作るべきです。

メモ

検索結果の内容は、ユーザーごとに異なります。とくに地域はその影響が強く、検索ワードに含まれる地名やユーザーの現在地に最適化された内容が表示されますよ。

次に、「どのページがどれくらい必要なのか」の判断に役立つ、「サイトマップ」について解説します。

サイトマップを作れば必要なページが明確になる

あらかじめキーワードをリストアップしてから、サイトマップを作りましょう。

ここで言う「サイトマップ」とは、ホームページを作るときに用いる「構成図」のことです。

サイトマップ

キーワードの選定手順はあとで解説するため、ここではサイトマップとキーワードを紐づける方法を解説します。

ここでは、クリーニング会社のホームページを例に考えてみましょう。

仮に、以下のキーワードを対策するとします。

クリーニング会社のキーワード例
  • クリーニング
  • クリーニング 宅配
  • クリーニング 即日仕上げ
  • クリーニング 大阪
  • クリーニング 表示

キーワードに適したソリューション(解決策)として、関連サービスがあれば紐づけます。

このとき、1ページ1キーワードを意識します。

サイトマップ作成の際、ページとキーワードを紐づける

「クリーニング 宅配」のキーワードについて、宅配に対応していることを「自社の強み」ページで訴求しても問題ありません。ただ、より専門的な「宅配クリーニング」ページがあるため、そちらで対策するのがベターです。

その分「自社の強み」ページでは、「クリーニング 即日仕上げ」のキーワードを意識し、即日仕上げについて深く訴求します。宅配に対応していることは概要だけ記載し、専門ページ(宅配クリーニング)にリンクします。

「クリーニング 表示」のようなノウハウ(知識)を欲しているニュアンスのあるキーワードは、サービスページでなく、ブログ(コラム)が効果的です。※ブログについてはのちほど、詳しく解説します。

このように、サイトマップ作成時にキーワードを紐づければ、各ページのコンテンツを研ぎ澄ますことが可能です。

サイトマップの作り方は、以下の記事を参考にしてください。

【5】タイトルにキーワードを入れる

タイトルにキーワードを入れましょう。

タイトルとは、ページの題目のことです。

検索キーワードがタイトルに入っていないページは、ユーザーに「関連性がない」と判断され、クリックされにくいのです。

たとえば、本屋で『Excel(エクセル)』の参考書を探すとします。

おそらく、ほとんどの方が表紙に『Excel』と書かれた本を手に取るはず。
それは、その本が『Excel』の参考書だと判断できるためです。

残念ながら、表紙に『Excel』の表記がない本は、誰も手に取らないでしょう。

そもそも、タイトルにキーワードが入っていないページを、Googleが検索結果で上位表示させる可能性も低いです。
実際に検索すると、タイトルにキーワードが入ったページばかり表示されます。

「エクセル活用術」と検索した際のGoogleの検索結果

そのため、タイトルには必ず、キーワードを入れましょう。

タイトル設定のコツ3つ

タイトル設定にはコツがあります。

全角28文字を目安に作る

タイトルは、全角28文字を目安に設定しましょう。

検索結果に表示されるタイトルの文字数には、限界があります。

スマートフォンよりパソコンのほうが、表示されるタイトルの文字数は少ないです。

長すぎるタイトルは、後半部分が省略されてしまいます。

パソコンだとタイトルの後半部分が省略される
キーワードは前半に入れる

キーワードは、前半部分に入れてください。

タイトルは全角28文字まで必ず表示されるわけではないので、キーワードを後半部分に入れると、省略されてしまうおそれがあります。

その場合、ユーザーにクリックされる可能性が減ってしまいます。

興味をそそるタイトルにする

ユーザーの興味をそそるタイトルにしましょう。

1位でなくても、魅力的なタイトルに設定すれば、それなりにクリックが取れます。

たとえば、以下2つのタイトルをご覧ください。

タイトルに「数字」が入っていない
  • 忙しくても大丈夫!アプリで学べる英会話トレーニング
タイトルに「数字」が入っている
  • 1日10分から始める英会話トレーニング!おすすめのアプリも紹介

この場合、後者のタイトルのほうが効果的です。

「1日10分」と書いてあることで、英会話学習に対するハードルが下がります。
時間が多く取れない方でも、「1日10分であればやれそう」と、具体的なイメージを持つことが可能です。

このように、SEO対策では順位を上げるだけではなく、「ユーザーにいかにクリックさせるか」という点にも注力してください。

なお、SEO対策を意識したホームページタイトルの付け方は、以下でも詳しく解説しています。

WordPressならタイトル設定が簡単

WordPressなら、Web制作スキルがない初心者の方でも、簡単にタイトルの設定が可能です。

ページの編集画面の「タイトルを追加」の欄に、テキストを入力するだけで、「タイトル(titleタグ)」が自動的に設定されます。

WordPressのページ編集画面

一方、CMSを使わずにホームページを作ると、HTMLを編集しなければなりません。

CMSを使わない場合、SEOのタイトル設定はHTML編集が必要

HTMLの編集はWeb制作スキルだけでなく、制作ソフトやFTPソフトが必要になります。

ホームページ初心者の方にとって、HTMLの編集はハードルが高いため、特別な理由がない限りはWordPressを使いましょう。

WordPressでホームページを自作する手順については、以下の記事をご覧ください。

▼対象:トップページのみ▼

▼対象:ホームページ全体▼

【6】実績を掲載する

社会的信用度(権威性)が高い企業のホームページは、Googleに評価されやすいです。

知識のないユーザーにとって、社会的な信用は情報の信頼度を測る一つの指標になります。

たとえば、法律関係の情報を集めるときのことを考えてみてください。
誰か分からない人より、弁護士として実績のある名高い人が執筆した情報のほうが、信頼できますよね。

会社も同じです。
非上場企業より、上場企業のほうが信頼性が高く、ユーザーが抱く安心感は強いでしょう。

では、創業期の企業はどのようにして、社会的信用度を上げればよいでしょうか。
いくつか例を見てみましょう。

導入実績(お客様事例)を紹介する

すでに導入実績(お客様事例)があれば、必ずホームページに掲載してください。

他の企業が実際に自社の商品を導入しているという事実は、信頼に繋がります。

導入企業の社会的信用度がそれなりに高い場合、ユーザーによっては「あの企業が導入しているなら大丈夫だろう」と考えるかもしれません。

創業期では、自社の力だけで信頼を獲得するのは難しいため、上手く第三者の力を借りるようにしましょう。

メディア掲載事例を紹介する

メディアに取り上げてもらったら、ホームページで紹介しましょう。

いわば、メディアから「お墨付き」をもらった状態といえるため、自社の信頼度も上がります。

SNSを活用する

いまやX(旧Twitter)やInstagramといったSNSは、生活の一部となりました。

SNSには、フォロワー数を増やす仕組みがありますよね。

ユーザーにとって、SNSは企業の信頼度を測る「ものさし」です。
フォロワー数100人の企業より、10,000人の企業のほうが信頼度は高いでしょう。

SNSは無料で利用できます。

企業がニュースを投稿していけば、広報ツールとしても利用できるため、積極的に活用しましょう。

なお、以下の記事では、X(旧Twitter)やInstagramの投稿をホームページに埋め込む方法を解説していますよ。

【7】ブログを併設する

昨今、企業のSEO対策にブログは必須とも言える存在。ブログのメリットは以下のとおりです。

ページを増やしやすい

前述のとおり、ホームページのSEO対策では、1ページ1キーワードが基本です。
ただ、キーワードが増えれば増えるほど、その分ページを作らなければなりません。

ページの作成にはコストがかかります。
ワイヤーフレーム(設計図)を作ったり、デザインを起こしたりしなければなりません。

ブログであれば、記事(読み物)としてユーザーが認識します。
ユーザーが求めるのは、ホームページのデザインではなく内容。情報に価値があるかどうかです。

ブログならそこまでデザインにこだわる必要がないため、ページを増やしやすいです。

カワウソ

ただし、読者が価値を感じる情報をブログで発信しましょう。価値のない情報は、ユーザーにもGoogleにも評価されません。

メインのホームページの情報が煩雑化しない

メインとなるホームページでさまざまなキーワードを対策すると、ページが増え、情報が煩雑化します。

せっかく集客しても、ユーザーが情報を見つけづらくなってしまっては本末転倒です。

メインのホームページは「商品やサービス情報」、ブログは「ノウハウやお役立ち情報」といった具合に住み分けしましょう。

メインのホームページとブログの住み分け

キーワードを調べるユーザーのニーズを見極め、ホームページとブログの住み分けを判断するのがおすすめです。

水道修理業者の2つのキーワードを例に考えてみましょう。

たとえば、「水漏れ修理 渋谷区」というキーワードを検索するユーザーは、いますぐ修理したいと考えているはず。なぜなら、キーワードのなかに地名が入っており、渋谷区の水道修理業者を探している可能性が高いからです。

であれば、メインのホームページで対策したほうが、ユーザーにとって親切。
ユーザーが知りたいのは価格や実績、依頼からどのくらいで到着するのかであって、ブログのような長い文章ではありません。

「水漏れ 渋谷区」と「水漏れ 自分で」のキーワードの違い

反対に「水漏れ修理 自分で」と検索するユーザーは、水道業者を探していません。自分で修理したいと考えています。

自分で水漏れ修理する方法を丁寧に解説したブログのほうが、ユーザーにとって親切です。
メインのホームページ(サービス)と一定距離のあるブログであれば、警戒されません。

なお、ブログにはデメリットも記載するのがおすすめ。
デメリットを知ったユーザーのなかには、自分で修理するリスクを考え、水道業者に依頼しようと考える人も出てきます。

デメリットの提示後、自社が水道業者であると打ち明ければ、問い合わせを獲得できるかもしれません。

このように、キーワードに潜むユーザーの深層心理を汲み取ったうえで、メインのホームページで対策するのか、ブログで対策するのか決めましょう。

ユーザーの警戒感が薄く、ポジティブな印象を与えられる

SEO対策でメインのホームページに集客できれば、自社の商品やサービスをユーザーに知ってもらう機会が増えます。

しかし、必ずしもそれが正解とは言い切れません。

なぜなら、メインのホームページが販売を目的としている場合、ユーザーは「商品を買わせようとしている」と感じ、警戒感を抱くおそれがあるからです。

それに対しブログは、「悩みを解決するための情報を提供してくれている」とユーザーが考えるため、警戒感は薄くなります。

むしろ悩みを解決できたユーザーは、企業に対してポジティブな印象を持つでしょう。

その後、解決策の一つとして自社の商品を提案できれば、ユーザーに購入してもらえる可能性が出てきます。

ブログのメリットについては、以下の記事でも解説しているので、ぜひご覧ください。

キーワード選定の手順

キーワード選定の手順は、以下のとおりです。

詳しくは、以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

検索順位の確認方法3つ

実際に調べるのはホームページ開設後になるものの、検索順位の確認方法も紹介しておきます。

Google Search Console(無料)

Google Search Console

▲出典:Google Search Console

『Google Search Console(グーグル サーチ コンソール)』は、Google検索におけるホームページの掲載順位を監視、管理、改善するのに役立つ無料サービス

サードパーティーの検索順位チェックツールとは異なり、検索エンジンであるGoogleが提供していることもあり、信頼できるデータです

ただし、キーワードごとの順位を一覧表示することはできません。
複数のキーワードを対策している場合は、順位の確認に時間を要するでしょう。

なお、検索順位の確認以外にも、さまざまなことができます。

項目できること
検索パフォーマンス「検索結果」「Discover」「Google ニュース」における表示回数、クリック数、クリック率の確認
※レポートによっては、平均検索順位や検索クエリ(語句)も確認可能
インデックス作成インデックス登録状況の把握(エラーに対する理由の確認)、サイトマップファイルの送信、インデックス対象から外したいページの削除申請など
エクスペリエンス ページエクスペリエンス(ウェブに関する主な指標やHTTPS)の確認
セキュリティと
手動による対策
Googleから手動による対策(検索順位の下落や検索結果からの除外などの処置)を受けていないか、セキュリティに問題がないかの確認
リンク内部リンクと外部リンクの確認
設定ユーザーの追加(権限付与)やホームページアドレス変更時のGoogleへの通知など

SEOに注力する場合は、必須とも言えるツールなので、ぜひ活用してください。

詳しくは、以下の記事で解説しています。

GRC(無料&有料:インストール型)

GRC

▲出典:GRC

『GRC』は、有料の検索順位チェックツールで、パソコンにインストールして使います。

キーワードごとの順位が一覧で確認できるだけでなく、どのページ(URL)が検索結果に表示されているのか分かりますよ。

なお、無料でも使えますが、キーワードを10個までしか登録できません。
登録キーワード数を増やしたい場合は、有料ライセンスを購入しましょう。

なお、モバイルの検索順位を確認するためには、別ソフトの『GRCモバイル』をインストールする必要があるので、注意してください。

注意

GoogleとBingの順位チェック機能については、停止しているおそれがあります。
最新状況は『GRC』の公式サイトで確認してください。

Ahrefs(有料:クラウド型)

Ahrefs

▲出典:Ahrefs

『Ahrefs(エイチレフス)』は、有料の検索順位チェックツールです。

クラウド型のため、デバイスにソフトをインストールする必要がなく、ブラウザ上で順位を確認できます。

また、『Ahrefs(エイチレフス)』なら、競合が上位表示しているオーガニックキーワードを調べることが可能です。

自社のSEOキーワードを見つける手段としても有効なので、予算がある場合は導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

ホームページ初心者がSEO対策で成功するためのコツ3つ

この記事で紹介したポイントを踏まえてホームページを制作すれば、最低限のSEO対策はできます。

しかし、初心者の方が早期にSEO対策の効果を求めるなら、以下3つのコツを意識してください。

SEO対策が得意なWeb制作会社に依頼する

SEO対策が得意なWeb制作会社にホームページ制作を依頼すれば、成功する確率が増えます。

なぜなら、SEO対策はホームページを作る段階から始まっているためです。

ユーザーにとって情報が取得しやすいか、操作しやすいかはホームページの設計やデザインに関連します。

SEO対策が得意なWeb制作会社であれば、デザイン性と操作性のバランスをうまくとってくれます。

SEO業者のコンサルティングを受ける

さらに強化したい場合は、SEO対策の専門業者を活用するとよいでしょう。
SEO対策の専門業者であれば、トレンドを把握しているため、時代に沿った施策ができます。

また、社内でブログ記事が用意できなくても、SEO業者に依頼可能です。

WordPressならブログ記事は簡単に量産できるものの、質の高い記事が用意できるかは別の話。
SEO業者に依頼すれば、自社の商材に適したライターを選んで、良質な記事を書いてくれます。

ただし、任せっきりは厳禁。
自社の商材について一番理解しているのは、あくまでも社内の人間のため、必ず納品された記事は確認しましょう。

予算がある場合は、Web制作会社とSEO業者の両方に依頼し、チームプロジェクトとしてホームページ制作を進めていくのがおすすめです。

餅は餅屋というように、それぞれの専門分野に特化した会社に依頼すれば、さらに成果が期待できます。

SEO業者の選び方は、以下を参考にしてください。
▶(参考: Google 検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」

PDCAサイクルを回していく

SEO対策は、PDCAサイクル(「計画(Plan)→ 実行(Do)→ 評価(Check)→ 改善(Act)」)を継続的に回していくことが不可欠です。

SEO対策は、一度施策を行えば終わりではなく、成果が出るまでに時間がかかります。
また、上位表示後も競合の参入検索アルゴリズムの変化によって、順位が変動することは珍しくありません。

まずは、施策の成果を正しく把握するための「アクセス解析」が重要です。

どのページが見られているか、どのキーワードで流入しているか、離脱ポイントはどこかといったデータを基に、改善点を明確にできます。

アクセス解析について、詳しくは 以下の記事を確認してください。

「ホームページ制作相談」で理想のWeb制作会社が見つかる

日本には、5,000社を超えるWeb制作会社が存在すると言われています。

そのため、ホームページ初心者の方が、SEO対策に強みのあるWeb制作会社を選ぶのは困難です。

そこで、弊社『エックスサーバー』が提供する「ホームページ制作相談」をご紹介いたします。

ホームページ制作相談

ホームページ制作相談

専門のコンサルタントが「目的」「予算」「納期」など、事前にヒアリングしたうえで、お客様に合うWeb制作会社を厳選してご紹介いたします。

プロに相談すれば、初心者の方でも簡単かつ安心して選べます。

弊社『エックスサーバー』のご契約者様向けのサービスではあるものの、ご契約前にも相談していただけます。
ぜひお気軽にご利用ください。

SEO対策に関するFAQ(よくある質問)

最後に、SEO対策に関するFAQ(よくある質問)を紹介します。

コンテンツSEOとは何ですか?

コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図(悩みや目的)を深く理解し、それに応える良質な情報を提供することで、検索エンジンからの評価獲得を目指す施策です。

このあと解説するテクニカルSEOとは異なり、コンテンツSEOは「情報の中身で対策します。

単に文章量を増やすのではなく、ユーザーが「知りたい」「解決したい」と思っている内容を丁寧に説明することが重要です。

具体的には、オウンドメディア(自社ブログ)などで、検索キーワードに対する記事を公開します。

以下の記事で、良質なコンテンツやオウンドメディアについて解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

テクニカルSEOとは何ですか?

テクニカルSEOとは、ホームページを検索エンジンが理解しやすい設計にしたり、ユーザーが快適に利用できるようにしたりするための技術的な施策です。

コンテンツSEOとは異なり、テクニカルSEOはホームページの基盤」や「ページエクスペリエンス(コンテンツそのもの以外の価値)」で対策します。

具体的には、以下のような施策です。

  • ホームページの基盤
    • サイトマップの送信/ページを見つけやすいか
    • アンカーテキストの最適化/リンクの文言が分かりやすいか
    • URLの正規化/同じ内容のページ(URL)を統一できているか
    • 構造化データ/コンテンツの種類が明示されているか
  • ページエクスペリエンス
    • Core Web Vitals/ページの読み込みが速く安定しているか
    • HTTPS対応/通信が暗号化されているか
    • モバイルフレンドリー/モバイルに最適化されているか
    • 煩わしいインタースティシャルの排除/コンテンツを阻害する要素がないか

どれほど良質なコンテンツを作成しても、検索エンジンに正しく認識されなければ、その価値が十分に評価されません。
また、ホームページが使いづらいと、ユーザーの離脱を招き、機会損失につながります。

そのため、コンテンツSEOとテクニカルSEOの両方により、総合評価を高めることが重要です。

詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

SEO対策に被リンクは必要ですか?

被リンク(外部サイトからのリンク)は現在でも重要な評価要因ですが、「数」よりも「質」や「自然さ」が重視されます。

かつて流行した、SEO目的で作られたサテライトサイトからの被リンクは、現在では通用しません。

また、被リンク獲得自体を目的にしてしまうと、業者からのリンク購入など、Googleのポリシー違反(スパム行為)に手を染めてしまう危険性もあります。

被リンクはあくまで「ユーザー価値を与えた結果」として自然に集まるものと捉え、コンテンツの質やページの使い勝手を向上させることに注力しましょう。

被リンクについては、以下の記事で解説しています。

「AIによる概要」の登場で、SEO対策は不要になるのでしょうか?

「AIによる概要」の登場で、SEO対策が不要になることはありません。

ただ、検索結果画面だけで解決する「ゼロクリック検索」が増えるなど、以前とは戦い方が大きく変わっているのは事実です。

AIが質問に対して即座に回答を表示するようになったため、単なる「用語解説」や「一般的な情報」だけのホームページは、クリックされずアクセスが減るおそれがあります。

しかし、自らキーワードを入力して検索するユーザーは、「知りたい」「買いたい」という意欲(能動性)が高く、ビジネスにおいてSEOが重要な集客方法であることに変わりはありません。

AIは「一般的な正解」をまとめるのは得意ですが、実際に利用した人の「生々しい体験談」や、その会社独自の「成功事例・実績」までは語れません。

これからの検索ユーザーは、AIの回答では満足できない「より詳しい情報」や「信頼できる裏付け」を求めてホームページを訪れます。

そのため、これからのSEOは「単なる情報の網羅」で終わらせず、自社の知見や実績に基づいた「オリジナルな体験談(一次情報)」を発信し続けることが、AI時代でもユーザーに選ばれるためのカギとなります。

ChatGPTなどのAIで記事を書いても順位は上がりますか?

AIが書いた記事でも順位を上げることは可能ですが、生成された文章をそのままコピペして公開することは推奨しません。必ず人の手で監修・リライト(書き直し)を行う必要があります。

Googleは「AIを使ったかどうか」ではなく、「記事の品質が高いかどうか(ユーザーの役に立つか)」で評価を決めているからです。

しかし、AIが書く文章は、ネット上の情報を継ぎ接ぎ(つぎはぎ)した「無難で平均的な内容」になりがちで、正確性にも不安が残ります。

たとえば、AIは「一般論」を書くのは得意ですが、「自社が大切にしている想い」や「実際のお客様の声」などは書けません。

AIを「構成案の作成」や「下書き」のサポート役として使い、最終的には「自社の知見」や「独自の数値」を盛り込んで、人間が責任を持って仕上げるのが賢い使い方です。

AIはあくまで「効率化のツール」として活用し、最終的には「ユーザーにとって本当に価値があるか」を人間が判断して公開するようにしましょう。

まとめ

今回は、ホームページ制作時のSEO対策で押さえるべきポイントを解説しました。

まとめ
  • SEOは検索エンジン最適化。検索結果で自社のホームページを上位表示するための対策
  • SEO対策は集客方法の一つ。デメリットもあるため、まず自社に適しているか判断する
  • SEO対策はホームページ制作時から始まるため、最低限のポイントを押さえておく
  • 早期に成果を求めるなら、SEO対策が得意なWeb制作会社やSEO業者を利用する
  • SEO対策が得意なWeb制作会社選びなら、「ホームページ制作相談」がおすすめ

それでは、SEO対策で集客できるホームページの完成を祈っております。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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『エックスサーバー』と『XServerビジネス』の違いは、以下の記事で詳しく解説しています。

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