【2022年8月19日更新】一部に「図解」や「デザイン(装飾)」を追加して読みやすさの向上を図りました。
こんにちは、編集長のカワウソです!
ホームページを制作する際、必ずと言っていいほどおすすめされるのが『WordPress(ワードプレス)』です。
ただ、なぜWordPressは人気なのか、あまりピンときていない方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、メリットやデメリットを通じて、ホームページ制作でWordPressが人気の理由を解説します。
カワウソ
この記事は次のような人におすすめ!
- 初めて会社のホームページを作る人
- WordPressに詳しくない人
- 会社ホームページの制作方法に迷っている人
この記事を読めば、WordPressが自社のホームページ制作に合っているかどうかを判断できます。
それでは、どうぞ!
目次
WordPress(ワードプレス)とは
WordPressは、ブログやホームページの制作で活用されるCMS(シーエムエス)の一種です。
「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略で、ホームページのコンテンツ(情報)を更新するための管理システムのこと。

WordPressを使うと、ホームページ制作はもちろん、更新作業が容易になります。
そのため、現在では世界中のホームページにWordPressが使われています。
WordPressがホームページ制作に適している理由
結論、WordPressが世界シェアNo.1のCMSだからです。
以下は、2022年7月時点の世界のCMSシェアです。

出典:Usage statistics of content management systems| W3 Techs
画像のとおり、他にも有名なCMSがあるなかでWordPressは「64.2%」という圧倒的なシェアを誇っています。※実際にWebサイトの43%がWordPressで作られています(参考:WordPress.org)。
たとえばパソコンを購入する際、なかには「デザイン制作だからMac」「Webアプリの開発だからLinux」とWindows以外を選ぶ方もいると思います。
しかし特別な事情がない場合、多くの方がWindowsを選ぶのではないでしょうか。なぜならWindowsが世界シェアNo.1だからです。
世界シェアNo.1であれば、ビジネスパーソンが求めるほとんどの要件に対応しているはず。だからこそ、世界シェアNo.1のWordPressはホームページ制作に適しています。
ちなみに、シェア2位の『shopify』はECに特化したプラットフォームです。ECサイトの制作を検討している場合は『shopify』も選択肢に入ります。
このように特別な理由を除けば「WordPress一択」で間違いありません!
WordPressのメリット10個
ここでは、WordPressを選ぶメリットを10個紹介します。
一つずつ解説します。
世界シェア1位
繰り返しになりますが、はじめにメリットとして「世界シェア1位」に触れたいと思います。
というのも、以降で紹介するメリットのほとんどが「世界シェア1位だから」で説明できるためです。
世界シェアNo.1だからこそ、さまざまな恩恵を受けられます。
無料のソフトウェア
WordPressは「無料のソフトウェア」です。
「オープンソース」といい、世界中のエンジニアがボランティアで開発に携わっています(参考:WordPress への参加・貢献)。
無料で利用できる点も、WordPressが世界的に普及した大きな要因です。
ただ、WordPressでのホームページ制作に必要な「サーバー」「ドメイン」などのWeb環境には費用がかかります。※詳しくは記事の後半で解説します。
制作ソフトが必要ない
WordPressの場合、ホームページを作るのに「制作ソフト」は必要ありません。
サーバーにWordPressがインストールされていれば、インターネットブラウザ上でページの作成や更新が完結します。

経営者にとって、イニシャルコストがほとんどかからないのは嬉しいポイントです。ホームページ制作が上手くいかなかったとしても、それほど大きな損失はありません。
Web制作スキルがなくても更新できる
WordPressの更新には「HTML」「CSS」「JavaScript」といったWeb制作スキルが必要ありません。
社内にWebデザイナーやプログラマーがいなくても、従業員や経営者自身でホームページを運用できます。

自社でホームページを作る場合はもちろん、Web制作会社に外注する場合でも、費用面を考えると更新作業は自社で対応したいですよね。
WordPressはそんな経営者の思いを心強くサポートしてくれます。
ホームページの更新については、以下の記事でご確認ください。

Web制作会社に外注しやすい
世界シェアNo.1という事実は「Web制作会社にWordPressを使った豊富な制作実績がある」ことも意味します。
多くのWeb制作会社がWordPressでのホームページ制作に慣れているため、打ち合わせやカスタマイズなどはスムーズに進むでしょう。
Web制作会社への外注については、以下で詳しく解説しています。

テーマやプラグインが豊富
WordPressは、デザインテンプレート(ひな形)の「テーマ」が豊富です。
テーマを活用すれば、基本的なデザインが整った状態からホームページ制作を開始できます。

画像のとおり「サービスサイト」「コーポレートサイト」「ブランドサイト」など、目的別にテーマが用意されているだけでなく、デザインや機能にも数多くの種類があります。

また、WordPressは「プラグイン」の種類も豊富です。
WordPressに追加の機能を付与する仕組みのこと。

本来、Web制作スキルが必要とされるような高度なカスタマイズでも、プラグインをインストールすれば簡単に実装できます。
たとえば、ホームページの機能性を充実させたり、マーケティングを強化させたりなど、プラグインの種類はさまざまです。
ちなみに多くは無料ですが、有料のテーマやプラグインもあります。機能性がアップしたりサポート対応が付いたりするので、必要に応じて検討してください。
スマホ対応している
WordPressのメリットとして「スマホ対応している」点も挙げられます。具体的には「レスポンシブデザインへの対応」です。
スマホやタブレットなど、ユーザーが閲覧するデバイスの画面サイズに応じて最適化されたデザインのこと。

現在では、スマホからホームページにアクセスするユーザーが増えたため、スマホ対応は必須です。
ホームページのスマホ対応については、以下で詳しく解説しています。

ちなみに、WordPressはスマホからでも管理画面にログインできます。ブログなどの簡単な更新作業であれば、スマホだけで対応可能です。
SEOに強い
「SEOに強い」点も、WordPressの大きなメリットです。
「Search Engine Optimization」の略で、日本語は「検索エンジン最適化」です。ユーザーが特定のキーワードで検索した際、自社のホームページをより上位に表示させる施策のこと。上位表示が叶えば露出が増えるため、ユーザーに見つけてもらいやすくなります。
とはいえ、WordPressを導入したからといって上位表示が保証されるわけではありません。
正しくは「WordPressは初期の状態でも概ねSEOに考慮された設計になっている」という解釈です。
Googleは「人を惹きつける有益なコンテンツ作成の重要性」をスターターガイドで説いています。
つまり、SEOではホームページの外枠(WordPress)より中身(情報)が重要だということです。
先ほど紹介した「スキルがなくても更新できる」メリットを活かし、ユーザーにとって有益な情報をどんどん発信してください!
SEOに強いホームページの作り方は以下で解説しています。

定期的にアップデートされている
パソコンやスマホの「OS」などと同じく、WordPressもメジャーやマイナーを含め、定期的に更新プログラムを配信しています。
2003年5月の初版(0.70)リリース以降、毎年アップデートされていて、最新版は2022年7月12日に配信された「6.0.1」です(2022年7月時点)。
WordPressをアップデートすると、最新の機能が使えたり、セキュリティリスクを回避できたりします。
アップデートは簡単で、基本的には管理画面の更新ボタンをクリックするだけです。
ノウハウなどの情報が多い
ホームページを運用していると、カスタマイズしたくなるタイミングが訪れるかもしれません。もしくは、何かしらの不具合が発生する可能性があります。
しかし、WordPressであれば世の中にたくさんのノウハウが出回っているため安心です。
たとえば、WordPressについては普段からフォーラムでさまざまなディスカッションが行われています。また、WordPress関連の情報を発信している個人ブログも多いです。
そのため、分からないことやトラブルがあっても、すぐに欲しい情報を手に入れられます。
WordPressのデメリット3個
続いて、WordPressのデメリットを紹介します。
デメリットではあるものの、ほとんどの場合において解決できるので、ぜひ参考にしてください。
最低限のWeb知識は必要
WordPressの場合、ホームページ制作のためのソフトやスキルが必要ありません。
しかし、人によっては初めて耳にする専門用語など、Web業界特有の壁にぶち当たる可能性があります。
そのため、最低限のWeb知識は身に付けていかなければいけません。
ただ、経営者の方にはWordPressでのホームページ制作をよいきっかけにしていただきたいです。日本は遅れているものの、時代はデジタル化の一途をたどっています。
今後のビジネスにWebは必須となり、経営者としても最低限のWeb知識を身につけておくことが推奨されます。
ホームページ制作に関わる用語は以下で解説しているので、ぜひご覧ください。

定期的なアップデートが必要
システムである以上、WordPressには多少なりともセキュリティリスクが存在します。
付け加えると、WordPressは多くの人に利用されるためハッカーの標的になりやすいと言われています。いわば、メリットの裏返しの部分です。
ただ、定期的に配信されるアップデートを行えば、ある程度のリスクは解消されます。
あえてデメリットとして紹介するのは、アップデートすると以下のようなトラブルが起きる可能性があるためです。
- ホームページが閲覧できなくなる
- ホームページのデザインが崩れる
- プラグインが使えなくなる
先述のとおり更新自体は簡単ですが、上記のようなトラブルが起きる恐れがあるため、アップデート後は一通りチェックしましょう。
アップデートでトラブルが起きたら、レンタルサーバーの「自動バックアップ」機能の活用がおすすめです。バックアップから復元できれば、一旦は問題が解消されます。
公式のサポート窓口がない
WordPressには公式のサポート窓口がありません。そのため、分からないことやトラブルが起きても、電話やメールで問い合わせできません。
しかし、WordPressの情報は世の中に溢れかえっていますし、先ほど紹介したフォーラムもあります。また、有料のテーマやプラグインであればサポートが受けられる場合もあります。
不安な方や、自社で解決できない場合は、Web制作会社に依頼しましょう。
WordPressが自社に適しているかどうかの判断基準
WordPressでホームページを制作すべきなのか、判断しきれない方もいるかもしれません。
以下では、WordPressでのホームページ制作が「向いている企業」と「向いていない企業」の特徴を紹介します。
向いている企業の特徴
- 低予算で高品質なホームページを作りたい
- 社内にWebデザイナーなどの技術者がいない
- ニュースやイベントといった情報の更新度が高い
メリットでも紹介したとおり、WordPressなら上記のような要望にすべて応えてくれます。
以下は、上記に対するアンサー、メリットのおさらいです。
- WordPressは無料、企業向けのテーマも豊富
- Web制作スキルなしで制作や更新が可能
- ブログ型のCMSのため、情報発信もラクに行える
補足すると、WordPressは「動的ページ」の表示が可能です。
閲覧するユーザーやタイミングによって異なる情報を自動的に表示するページのこと。
たとえば「会員登録ページ」「お問い合わせフォーム」「サイト内検索」などが動的ページにあたります。
本来、動的ページで構成されるホームページを作るには、最低でも数百万円はかかります。しかしWordPressの場合、その費用がかかりません。
動的ページについては、以下で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

向いていない企業の特徴
- 十分な予算がある
- セキュリティ対策を重視したい
- ページごとにデザインを大きく変えたい
たとえば大規模サイトで十分な予算があるなら、WordPressを使用しないケースは珍しくありません。理由の1つとして、WordPressにはセキュリティリスクがあるためです。
この場合は「フルスクラッチ」といい、数百万円から数千万円の費用をかけて独自開発でホームページを構築します。WordPressでは実現できないオリジナルのシステムを組み込む際にも選ばれる選択肢です。
小規模サイトでもセキュリティを重視する会社では、WordPressを使わずに「静的HTML」でホームページを構築するケースもあります。
また、ページごとにデザインを変えたい場合も同様です。
WordPressはテーマの使用を前提にしています。ページごとにデザインをレイアウトごと大きく変える場合は、テーマのメリットを活かせません。

こういったケースでは、静的HTMLでホームページを作るほうが費用も安く抑えられ、かつ管理もラクになります。
WordPressのホームページ制作で必要なもの

ここでは、WordPressでのホームページ制作に必要なWeb環境について解説します。
サーバー
ホームページを格納するためのWeb上のスペースです。ホームページを家にたとえると、サーバーは「土地」にあたります。
自前で構築すると膨大な費用がかかるため、基本的にはレンタルサーバーの利用がおすすめ。かかる費用が「月額1,000円~3,000円程度」で済みます。
詳しくは、以下の記事で解説しています。

ドメイン
ドメインとはインターネット上の「住所」のこと。ホームページやメールアドレスの作成に利用されます。
ドメインには種類があり、会社のホームページであれば「.jp」「co.jp」「.com」がおすすめです。
また、この種類とは別にドメインは「独自ドメイン」と「共有ドメイン」に分けられます。
独自ドメイン【info@〇〇〇.co.jp】
〇〇〇は変更可能。共有ドメインと違い、不要な文字列が含まれない。
共有ドメイン【info@〇〇〇.▲▲▲.co.jp】
〇〇〇は変更可能なものの、▲▲▲はサービス提供者によって決められている。
会社のホームページには、信頼度の高い独自ドメインを選びましょう。
ドメインの詳細は、以下の記事で解説しています。

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「まずは無料で試してから」という方は、以下の記事をご覧ください。「10日間無料お試し」はもちろん、契約後でも設置可能な「WordPress簡単インストール」について解説しています。

まとめ
今回は、WordPressがホームページ制作に適している理由を解説しました。
WordPressはよほど大規模な要件でない限り、ずっと使えるレベルのCMSです。多くの会社が使用しているので、まずは導入を検討してみてください。
- WordPressは世界シェアNo.1のCMSだからこそ、さまざまな要件をクリアしている
- Web制作スキルがない初心者の方でも簡単にホームページの制作や更新が可能
- デメリットは存在するが、解決方法もあるので上手く活用していく
- WordPressでホームページを構築するにはサーバーやドメインが必要
- WordPressクイックスタートを使えば、たった10分でWordPressを設置できる
それではWordPressで素敵なホームページを構築されることを祈願しています。
更新性が優れるメリットを活かし、どんどん情報を発信していってください。
以上、読んでいただいてありがとうございました!
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