こんにちは、編集長のカワウソです!
「WordPressでホームページを作りたいけど、何から手をつければよいのか分からない」とお悩みではありませんか?
そこで今回は、WordPressを使ったホームページの作り方を7つの手順で解説します。
カワウソ
この記事は次のような人におすすめ!
- WordPressでホームぺージを自作したい人
- WordPressによるホームページ作成の手順を知りたい人
- 会社のホームページをすぐに開設したい人
この記事を読めば、WordPressでホームぺージを作る手順だけでなく、開設後にやるべきことまで分かります。
WordPressで作ったホームぺージを安全に運営したり、目標を達成したりするために必要なので、あわせてチェックしてみてください。
それではどうぞ!
目次
WordPressとは
WordPressはCMS(シー・エム・エス)の一種です。
Content Management System(コンテンツ・マネージメント・システム)の略称で、ホームページの作成や更新ができるシステム(ソフトウェア)のこと。
WordPressは無料で使え、Web制作スキルがなくても簡単にホームぺージが作れるため、初心者の方におすすめです。
WordPressのメリットやデメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。

ホームページ作成前の3つの準備
WordPressを使ってホームページを作成する前に、以下の3つを準備しておきましょう。
- ホームページの目的を決める
- ホームページの構成を考える
- テキストや画像などの素材を用意する
ホームページの目的を決める
まず、ホームぺージの目的を決めましょう。
たとえば、「会社のことを知ってもらう」「サービスに申し込んでもらう」「人材を獲得する」などが目的です。
ホームぺージの目的が曖昧だと、「デザイン」はもちろん、このあとに説明する「構成」も定まりません。
「ホームぺージの目的が決まっていない」という方は、以下の記事を参考にしてください。

ホームページには、会社の情報をメインとした「コーポレートサイト」やサービスの情報をメインとした「サービスサイト」などいくつかの種類があります。
以下の記事では、ホームぺージの種類別に目的を解説しています。

ホームページの構成を考える
ホームページの目的が決まったら構成を考えます。
構成とは、ホームページの目的を達成するために必要な、ページの「内容」や「数」を決めること。
ホームぺージの構成を練るときは、サイトマップ(全体を俯瞰してみることができる資料)が用いられます。
以下、サイトマップの例です。

「どんなページが必要か検討もつかない……」という方は、他社のホームぺージを参考にしましょう。

テキストや画像などの素材を用意する
最後に、ホームぺージに掲載するテキスト(文章)や画像を用意しましょう。
以下、ホームぺージに必要な素材の代表例です。
- 会社のロゴ
- 会社を紹介する文章や写真
- 代表者の挨拶文や写真
- 商品の説明文や写真
ホームページの構成に合った素材をあらかじめ用意しておくと、スムーズに進みます。
「素材を自社で用意するのが難しい……」という方は、プロのライターやフォトグラファーに外注しましょう。
「予算がない……」という場合には、無料で使える素材サイトがおすすめです。


WordPressでホームぺージを作る7つの手順
WordPressでホームぺージを作る手順は大きく分けると以下の7つになります。
弊社『エックスサーバー』の「クイックスタート」なら、手順1~手順4をまとめて10分で完了できます。
※詳しくは「手順4:WordPressのインストール」で紹介します。
それでは、それぞれの手順を詳しく解説します。
手順1:レンタルサーバーの契約
WordPressは「サーバー」にインストールして使います。
サーバーとは、ホームぺージのデータを格納する場所。ホームぺージを「家」に見立てた場合、サーバーは「土地」のような役割を果たします。
自社でサーバーを構築すると膨大なコストがかかるため、レンタルサーバーを契約するのが一般的です。
カワウソ
弊社の『エックスサーバー』は国内No.1(※)のレンタルサーバーで、15万社の導入実績があります。※ 2021年10月時点、hostadvice.com 調べ。
サーバーについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

手順2:ドメインの取得・設定
ドメインはインターネット上の「住所」。
現実の世界では、住所があるから家を訪問したり、手紙を出したりできます。
インターネットの世界も同じで、ホームぺージにアクセスしたり、メールを送信したりするためには「ドメイン」が必要です。
ドメインとは、「〇〇〇.co.jp」や「〇〇〇.com」など。このブログの場合、「xserver.ne.jp」がドメインに当たります。
ドメインはレンタルサーバーを契約するときに、一緒に申し込むことが可能。
ドメインの設定方法は各レンタルサーバーによって異なります。詳しくはマニュアルをご覧ください。
『エックスサーバー』のドメイン設定方法は、以下から確認できます。
ドメイン設定|エックスサーバーマニュアル
ドメインについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

手順3:SSLの設定
レンタルサーバーでドメインを取得したら、SSL(エス・エス・エル)の設定をしましょう。
Secure Socket Layerの略称で、インターネット上のデータのやり取りを暗号化する仕組み。SSL設定がされたURLは「http:~」ではなく、「https:~」と表示されます。
SSLの設定方法も各レンタルサーバーによって異なります。詳しくはマニュアルをご覧ください。
『エックスサーバー』のSSL設定方法は以下から確認できます。
無料独自SSL設定|エックスサーバーマニュアル
手順4:WordPressのインストール
WordPressは世界中のユーザーに利用されており、日本でも人気のCMSです。
そのため、WordPressはほとんどのレンタルサーバーで、簡単にインストールできます。マニュアルに沿ってインストールしましょう。
もちろん、弊社『エックスサーバー』にも「WordPress簡単インストール」という機能があります。
以下の記事で詳しく解説しています。

また、お急ぎの方には『エックスサーバー』の「WordPressクイックスタート」がおすすめ。
「手順1:レンタルサーバーの契約」から「手順4:WordPressのインストール」までをわずか10分で完了可能です。
詳しくは以下の記事で解説しています。

WordPressにログインする
WordPressをインストールしたら、管理画面にログインしましょう。
WordPressのインストール時に設定した、「ユーザー名」と「パスワード」を入力するとログインできます。

以下のような画面になったら、ログイン成功です。

手順5:WordPressの初期設定
WordPressにログインできたら、初期設定から始めます。
- サイトタイトルの設定
- パーマリンクの設定
- バックアップの設定
- セキュリティの設定
サイトタイトルの設定
サイトタイトルはホームぺージの名前です。
WordPressメニューの「設定」の「一般」から変更します。

このブログだと「初心者のための会社ホームぺージ作り方講座」が、サイトタイトルに当たります。
※キャッチフレーズは一旦空白にして構いません。必要性を感じた際に入力してください。
サイトのタイトルを記入したら、画面下部にある青いボタン変更を保存をクリックして完了。

パーマリンクの設定
次に「パーマリンク」の形式を設定します。
ホームぺージのページ毎に設定しているURL。「https://example.com/〇〇」の〇〇に入る部分がパーマリンクです。
パーマリンクの設定は、WordPressメニュー「設定」の「パーマリンク」から変更できます。

おすすめの設定は「投稿名」。
形式として「投稿名」を選んでおけば、ページを追加する際に自由にパーマリンクを設定できます。
「投稿名」を選んだら、画面下部にある青いボタン変更を保存をクリックして完了。

パーマリンクはページごとに設定します。
ページの内容がユーザーに伝わる英単語を用いるのがおすすめ。
たとえば会社概要ページなら、「https://example.com/company」のようにします。

バックアップの設定
WordPressでホームページを作成する前に「バックアップの設定」をしましょう。
「バックアップ」を取っておけば、ホームぺージ作成中に間違えてデータを削除してしまったり、開設後に不具合が発生したりしても復旧できます。
バックアップを取る方法は、大きく分けて2種類あります。
- レンタルサーバーのバックアップ機能を使う
- WordPressのプラグインを使う
初心者におすすめなのは、「レンタルサーバーのバックアップ機能」。難しい設定をしなくても「自動バックアップ」が簡単に取れます。
WordPressのバックアップは「Webデータ」と「MySQLデータベース」の2種類を取る必要があります。
『エックスサーバー』のバックアップ方法は以下から確認できます。
セキュリティの設定
ホームぺージ作成前にやっておくべきWordPressのセキュリティ対策は、以下の2つです。
- アドレスを「https」に変更する
- ログインパスワードを変更する
アドレスを「https」に変更する
レンタルサーバーでSSLの設定が完了している場合、WordPressのアドレスを「http」から「https」に変更すると、通信データが暗号化されます。
WordPressメニューの「設定」の「一般」から変更します。

WordPress アドレスに表示されたアドレスを「http」から「https」に変更します。
画面下部にある青いボタン変更を保存をクリックすると、保存が完了。

ログインパスワードを変更する
一番簡単でありながら効果の高いセキュリティ対策が「ログインパスワードの変更」です。
パスワードの変更は、WordPressメニュー「ユーザー」の「プロフィール」から可能。

「新しいパスワードを設定」をクリックすると、WordPressが自動生成したパスワードが表示されます。
強力なパスワードであるため、とくに希望がなければそのまま利用しましょう。
※パスワードを忘れるとログインできなくなるため、必ず変更前にコピーして保管してください。
任意のパスワードを設定する場合は、アルファベット、数字、記号などを混ぜ合わせましょう。「強力」と表示されるように設定するのが理想です。

プロフィールを更新をクリックすると、パスワードの変更が完了します。

手順6:WordPressテーマのインストール
WordPressに「テーマ」をインストールすれば、初心者の方でもデザイン性の高いホームページが簡単に早く作れます。
WordPressメニュー「外観」の「テーマ」から確認可能。

新しいテーマを適用するには、以下の2通りの方法があります。
- WordPressの管理画面からテーマを探して適用する
- 独自にテーマファイルを用意して、WordPressにアップロードする
日本語仕様のホームぺージ用テーマは、WordPressの管理画面から探してもなかなか見つかりません。
そのため、「2:独自にテーマファイルを用意してWordPressにアップロードする方法」を解説します。
あらかじめ、外部サイトから「テーマファイル」をダウンロードしておきます。
※おすすめのテーマはこのあとに紹介します。
画面上部にある「新規追加」をクリック。

次に、「テーマのアップロード」をクリック。

「ファイルを選択」をクリックし、用意したテーマを選択してアップロードします。

有効化すると、新しいテーマを適用できます。

左上のサイト名の上にマウスを乗せると「サイトを表示」が表示され、そちらをクリックするとテーマが適用されたページを確認できます。

ホームぺージ全体を非公開にする方法
WordPressにテーマをインストールすると、自動的にホームぺージが公開されます。ホームぺージが完成するまで一時的に非公開にするには「Basic認証」を用いましょう。
ホームぺージの特定の領域(フォルダやファイル)に対して、アクセス制限をかけること。アクセスするためには「ユーザー名」「パスワード」が必要。
Basic認証を用いれば、「ユーザー名」「パスワード」を知っているユーザーしかアクセスできないため、実質的にはホームぺージを非公開にできます。
Basic認証はレンタルサーバーで簡単に設定可能。
『エックスサーバー』のBasic認証は、以下からご確認いただけます。
アクセス制限|エックスサーバーマニュアル
おすすめのテーマ「Lightning」

Lightning(ライトニング)は、株式会社ベクトルが提供する無料のWordPressテーマ。
Web制作スキルがない方でも、ホームページやブログが簡単に作れるように開発されています。
2022年4月時点、有効インストール数は7万件を超えており、信頼と実績は抜群。
Lightningには、初心者の方でも簡単にテーマをインストールできる、「クイックスタート」があります。
上記(キャプチャー)のデモサイトと同じデータが無料配布されており、WordPressにインストールさえすれば、デモサイトを編集する形で簡単にホームページが作れます。
その他、無料で利用できるオンライン学習サービス「ベクトレ(Vektor Training)」が提供されています。
これからWeb制作について学びたいという方にも、おすすめできるテーマです。
手順7:デザイン・コンテンツの作成
WordPressのテーマをインストールしたら、事前に考案した構成を基にデザインやコンテンツを作成します。
WordPressでは主に以下の3つのメニューからデザインやコンテンツを作成できます。
- 外観 … ロゴやメニューなど、ホームページの基礎(骨組み)部分を編集する機能
- 固定ページ … 会社概要や事業内容など、各ページの中身(コンテンツ)を編集する機能
- 投稿 … お知らせ(ニュース)など、ブログを編集する機能
テーマによってホームぺージの編集方法は異なるため、マニュアルを参考にしてください。
以下の記事では、Lightningのデモサイトを編集する手順を解説しています。

WordPressでホームページを開設したあとにやるべきこと
ここでは、WordPressでホームページを開設したあとにやるべき、3つのことを解説します。
- WordPress、テーマ、プラグインを最新の状態に保つ
- 情報を更新する(鮮度を保つ)
- アクセス解析を用いてホームぺージを改善する
WordPress、テーマ、プラグインを最新の状態に保つ
WordPressの本体はもちろん、テーマやプラグインは常に最新の状態に保つのが理想です。
最新の状態にしておかなければ、ホームぺージが危険にさらされます。たとえば、悪意ある者にページを改ざんされたり、個人情報が抜き取られたりすることも。
アップデートが原因で、ホームぺージの表示が崩れたり、表示自体できなくなったりすることもあります。バックアップを取っていれば、ホームぺージに不具合が発生しても、復旧可能。事前にバックアップが正しくとれているか入念に確認しましょう。
それでは、それぞれのアップデート方法を解説します。
WordPress本体のアップデート
WordPress本体のアップデートには2種類あります。
メジャーアップデート
「WordPress 5.7→ 5.8」のように、数字の2桁目が繰り上がります。基本的に、WordPressの自動更新機能では更新されません。
マイナーアップデート
「WordPress 5.7.1→5.7.2」のように、数字の3桁目が繰り上がります。原則、WordPress側で自動的にアップデートされます。
WordPressのメジャーアップデートは「更新」から可能。

今すぐ更新をクリックすると更新ができます。

テーマ・プラグインのアップデート
テーマやプラグインのアップデートは、WordPress本体のバージョンアップに合わせて提供されることが多いです。
また、アップデートには最新の機能が追加されることも。
基本的にはWordPressの管理画面で通知されますが、提供元のホームぺージを定期的にチェックしておくとよいでしょう。
テーマやプラグインのアップデートはWordPressの本体同様、「更新」からできます。

更新するプラグインを選択して「プラグインを更新」から可能。

ホームぺージの情報を更新する(鮮度を保つ)
WordPressでホームページを作ったあとは、常に最新の情報に更新しておきましょう。
ホームページに掲載されている情報が古いと、ユーザーとの間でトラブルが発生するおそれがあります。
さらに、SEO(検索エンジン最適化)の観点でもホームぺージの更新は重要です。
ホームぺージの情報が最新だからといって、検索順位が上がるわけではありません。しかし、情報の鮮度は、検索順位決定のための一つの要素として考えられています。
日頃からホームページをチェックして、古い情報や誤った情報がないかを確認しておきましょう。
アクセス解析を用いてホームぺージを改善する
WordPressでホームページを作成しただけでは、目的を達成できません。
ホームページをより多くのユーザーに見てもらうためには、日々改善に努める必要があります。
ホームページを改善する方法としては、「アクセス解析」が有効です。
アクセス解析をすると、どこからユーザーが訪れて、どのくらいホームページを閲覧しているかなど、細かい分析が可能。
アクセス解析については、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ
今回の記事では、WordPressを使ってホームページを作成する方法を紹介しました。
- 「WordPress」なら初心者でも簡単にホームぺージの作成・更新が可能
- ホームぺージ作成前に「目的」と「構成」を決め、「素材」を準備する
- WordPressによるホームぺージ作成は「7つの手順」で可能
- 『エックスサーバー』の「クイックスタート」なら10分でWordPressが使える
- ホームページ開設後は「更新」や「改善」に注力する
WordPressに興味を抱いた方は、実際に使ってみてください。
『エックスサーバー』なら「10日間無料お試し」ができるため、レンタルサーバーはもちろん、WordPressを体感できます。
それでは素敵なホームぺージの完成を祈っております。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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