WordPressブログの引っ越し(サーバー移行)手順を解説!

【2025年9月9日更新】エックスサーバーの操作手順を新デザインのサーバーパネルに対応した内容に更新しました。

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こんにちは、T部長です!

「WordPressブログを引っ越すべきか迷っている」「WordPressブログを引っ越す方法が分からない……」とお悩みではありませんか?

今回は、WordPressブログの引っ越しを検討するときのポイントや、具体的な引っ越し手順を解説します。

T部長

この記事は以下のような人におすすめ!

  • WordPressを引っ越しすべきか知りたい人
  • WordPressの引っ越し方法を知りたい人
  • WordPressの引っ越しするときの注意点を知りたい人

「WordPressブログの引っ越し」というと、主に下記二つのパターンがあります。

WordPressブログの引っ越しパターン
  1. 無料ブログからWordPressブログへの引っ越し
  2. 運営中の「WordPressブログ」を別のサーバーに移し替える

今回の記事は後者の内容で、すでに運用中の「WordPressブログ」を別のサーバーに移し替える内容を解説します。

無料ブログからWordPressブログへの引っ越しについては、以下の記事を参考にしてください。

WordPressブログの引っ越しを検討すべき人

次の項目に当てはまる人は、WordPressブログの引っ越し(サーバー移行)を検討することをおすすめします。

WordPressブログの引っ越しを検討すべき人
  • アクセスが増えてきてブログの表示が遅いことがある
  • 不具合やエラーが頻発するようになった
  • サーバーの容量が足りなくなった

これらの項目に当てはまる人は、ご利用のサーバーが現在のブログ運営をカバーできなくなってきている可能性があります。

サーバーの処理が追いつかなくて、表示が遅延したり、ましてや表示できない状態ともなれば、サイトのアクセスが激減するのは間違いありません。

下記のGoogleの調査結果からも、サイトの表示速度が与える影響の大きさが分かるでしょう。

ページ表示速度遅延による直帰率の増加

ページ表示速度が1秒から3秒になると、直帰率が32%増加
ページ表示速度が1秒から5秒になると、直帰率が90%増加
ページ表示速度が1秒から6秒になると、直帰率が106%増加
ページ表示速度が1秒から10秒になると、直帰率が123%増加

出典:Think with Google

もちろんブログ自体の最適化や調整で改善する部分もありますが、単純にブログの土台となるサーバーを変えるだけでも大きな改善が見込めます。

ただ、サーバー内のファイルを移動させるのは少し大変な作業。
現在のサーバーで不具合やエラーなどの問題がない人は、無理に引っ越す必要はありません。

移行先サーバーを検討するときのポイント2つ

次に、移行先のサーバーをどういった点で選ぶべきか紹介します。

サーバー選びに失敗すると、短期間でまた引っ越す必要が生じたり、運営の中で積み上げてきた価値を落としてしまいかねません。

ブログに合った質の良いサーバーを選びましょう!

1.基本的なサーバー性能や機能を押さえておく

まず、WordPressブログにより多くのアクセスを集めたいと考えているなら、サーバーの性能やアクセス耐性を重視して選びましょう。

なぜなら、サーバーの性能は表示速度や安定性に繋がり、ブログの質や評価に直結するためです。

たとえば、下記のような点を利用しているサーバーのスペックと見比べて、同程度かよく確認してみてください。

サーバーの性能・機能のチェックポイント
  • CPU:コア数が多いほど処理性能が高い
  • メモリ:容量が多いほど処理性能が高い
  • ストレージ:一般的には「HDD」より、「SSD」を採用しているほうが高速
  • Webサーバー:「Apache」より「Nginx」が高速かつ安定性が高い
  • 転送量:多いほど多数のアクセスやデータ通信が可能

まずは、これらの目に見える点で現在の環境からの改善点を見出すことが大事です!

2.料金の安さではなく「実績」の豊富さで選ぶ

また、移行先サーバー選びでもっとも重要なのが「実績」です。
多くの人が使っているという実績は品質の良いサービスの基準となります。

以下の項目はサーバーを選ぶときに重視したいポイントですが、実際は使ってみないと確認ができません。

公式の表記だけでは判断できないポイント
  • サーバーの運用が安定しているか(障害が少ないか、復旧の手早さ)
  • トラブル時のサポート対応の質

しかし、「多くの人が選び、使い続けている」という実績は、それらの”見えない部分“が充実していることの根拠と言えるでしょう。

移行先サーバーは、運用年数や運用サイト数などの「実績」で選ぶのがおすすめです!

サーバーの選び方は下記の記事でも詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。

ドメインも引っ越し!「ドメイン移管」もあわせて検討しよう

ドメイン移管は、サーバー移行とはまったく別の手続きであり、必ずしも一緒に行わなければいけないものではありません。
しかし、サーバー移行とセットで行われることが多い傾向にあります。

ドメイン移管自体にも「サーバー会社と併せたほうが管理が楽」「ドメインの更新料が安くなる」などのメリットがあるため、サーバー移行とあわせて検討してみてください。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

WordPressの引っ越し方法は主に4つ

WordPressを他のサーバーへ移すときには、大きく分けて次の4つの方法があります。

それぞれ特徴は異なりますが、初心者はまず「プラグイン」や「レンタルサーバーの機能」でやってみることをおすすめします。

それぞれのメリット・デメリットや特徴を紹介します。

1. プラグインを使って引っ越す

移行用プラグインを使えば、引っ越しに必要な複雑な作業を大幅に省略できます。

プラグインで初心者におすすめは「All-in-One WP Migration and Backup」です。

操作がシンプルで、初心者でも簡単にWordPressブログの移行ができます。

画像:プラグイン「All-in-One WP Migration and Backup」

出典:All-in-One WP Migration and Backup – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語

メリット
  • 面倒な設定なしでデータをまとめて移行できる
  • FTPやデータベースの知識が不要
  • 作業時間が短く済む
デメリット
  • 無料プランには容量制限がある場合が多い
  • 環境やプラグインとの相性で動作しないケースがある
  • バックアップ漏れやエラー発生のリスクもゼロではない

具体的な手順は記事の後半で詳しく紹介します。

2. レンタルサーバーの機能を活用する

レンタルサーバーによっては、WordPressの引っ越しをサポートする機能を提供している場合があります。

エックスサーバー』でも「WordPress簡単移行」という機能を提供しており、必要な情報を入力するだけで、サイトの移行がほぼ自動で完了します。

画像:エックスサーバーの「WordPress簡単移行」
メリット
  • 移行元のログイン情報を入れるだけで済むなど、操作がとても簡単
  • FTPやデータベースの知識が不要
  • 記事・画像・テーマ・プラグインをまとめて移行できる
  • 作業時間が短く済む
デメリット
  • 利用プラグインやサイト容量などによってはエラーが生じることがある
  • 移行時にリンク切れや表示崩れが発生する可能性がある

専門知識がなくても操作でき、数分〜数十分で引っ越し作業が完了します。

ただ、利用中のプラグインとの相性や、サイトの容量が大きい場合など、状況によっては失敗することもある点は注意しておきましょう。

また、利用するための条件が指定されていることもあるため、事前にサービスマニュアルなどの記載内容をよく確認することをおすすめします。

とはいえ、WordPressの引っ越しに不安がある初心者にとっては便利な方法です。
移行機能を提供しているレンタルサーバーの利用も検討してみてください。

3. 自力で引っ越し作業をする

データベースをphpMyAdminで扱い、FTPソフトでファイルを転送する方法です。作業工程が多く、知識が求められるため、初心者にはハードルが高い方法と言えます。

メリット
  • 移行作業をすべて自分で管理できる
  • 費用がかからずコストを抑えられる
  • データを手元に保持できるためトラブル時も対応しやすい
デメリット
  • 作業ミスでデータを破損するリスクがある
  • 設定に時間がかかり、慣れないと苦戦しがち
  • URL変更やデータベースの操作などの技術的な知識が必須

費用がかからず、余計な制約がない点はメリットですが、作業に自信がない初心者は避けたほうが無難です。

ほかの方法が試せるなら、そちらを優先することをおすすめします。

4. 移行代行サービスを利用する

WordPressの引っ越しをすべて代行業者に任せる方法です。

操作の心配がなく、短時間で安全に移行できるため、時間や手間をかけたくない人に向いています。

メリット
  • 作業ミスやトラブルの心配が少なくて済む
  • プロが対応するのでトラブル時も安心
  • 自力では難しい環境の引っ越しにも対応しやすい
デメリット
  • 費用が発生する(1万円〜5万円が目安)
  • アカウント情報などを第三者に預ける必要がある
  • 業者選びを間違えると、対応がずさんなケースも

費用は依頼先や提供されるサービス内容、サイト規模などによって大きく異なります。

信頼できる業者を選ぶためにも利用するときは、過去の実績や口コミをチェックしてから依頼しましょう。

WordPressの引っ越し(サーバー移行)手順6ステップ

ここからは、実際のWordPressの引っ越し(サーバー移行)手順を解説します。

WordPress引っ越しにおける工程は、大きくわけて以下の6つです。

今回は移行先を弊社の『エックスサーバー』として、「プラグイン」を利用する方法で進めた場合の手順を説明します。

ほかのサーバーでも手順が大きく変わるわけではありませんので、参考にしてみてください。

1.事前準備

新サーバーへWordPressのデータを移行するときにトラブルがないように、事前に「サーバーの契約期間」と「移行させるファイル」を確認しましょう。

契約期間は新旧サーバーで1ヶ月ほど並行させる

契約期間は新旧サーバーで1ヶ月ほど並行させる

サーバーの契約期間は、新旧サーバーで1ヶ月以上並行するようにしましょう。

理由は、以下のトラブルに対応するためです。

サーバーの移行で起こるトラブル例
  1. 移行後に、新サーバー側でサイトの表示に異常が起こる可能性がある
  2. 旧サーバーにあるデータの移行忘れが発生する場合がある
  3. そのほかにも想定外のトラブルが発生するおそれがある

旧サーバーの環境やデータがあれば、上記のトラブルに素早く対応しやすくなります。

そのため、旧サーバーの解約は焦らず、サーバーの移行に問題がないことを確認してからにしましょう。

移行漏れのないようにファイルやデータを確認する

WordPressのファイルやデータに移行漏れがあると、ブログが正しく表示できなかったり、動作しなかったりするおそれがあります。

そのため、新サーバーへ移すファイルやデータは、事前にしっかり確認しておきましょう。

新サーバーへ移行させるファイルは、下記のとおりです。

移行するデータ
  • WordPressを構成するファイル(テーマ・プラグイン・画像など)
  • データベース(記事・設定など)

具体的な移行方法は、「4.データの移行」で説明します。

2.新サーバー会社の契約

次にWordPressの引っ越し先になる新サーバーを契約しましょう。

上記「移行先サーバーを検討するときのポイント2つ」の内容をチェックしながら、新サーバーを選んでみてくださいね。

ちなみに、当メディアの運営元である「エックスサーバー」は、国内シェアNo1(※2025年6月時点、W3Techs 調べ)の実績を誇るレンタルサーバーサービスです。

画像:エックスサーバー公式サイト

移行先のレンタルサーバーにお悩みの方は、ぜひエックスサーバーのご利用をご検討ください。

詳しくは、「ブログの始め方を知りたい!実際に始めたい方へ」で解説しています。

3.新サーバーへドメイン追加

新サーバーを契約したら、ドメインを追加しましょう。

エックスサーバーでは、専用の管理画面「サーバーパネル」の「ドメイン設定」から追加可能です。

STEP1

サーバーパネルのドメイン設定メニューをクリックします

画像:サーバーパネルのドメイン設定メニューをクリック
STEP2

ドメインを追加をクリックします

画像:「ドメインを追加」ボタンをクリック
STEP3

ドメイン名を入力して追加するをクリックします
チェックが入っている箇所はそのままでOKです
SSL(https)設定が自動的に完了します

画像:ドメイン名を入力し、オプションを確認したうえで追加する

旧サーバーでSSLを利用していた人は、新サーバーでもSSLを設定しておきましょう。

ドメインの追加と同時に設定しなかった場合も、個別に設定可能です。
以下の記事に手順を載せているので、参考にしてみてください。

4.データの移行

ここからは、実際に現在のサーバーからデータを移行していきましょう。

今回は、専門知識がなくても比較的安全に作業ができるプラグイン「All-in-One WP Migration and Backup」を使ったデータ移行方法を解説します。

この方法なら、データベースやFTPといった難しい設定を触ることなく、WordPressブログのデータを丸ごと引っ越しできます。

データ移行の流れは、大きく分けて以下の3ステップです。

データ移行の流れ
  1. 【旧サーバー】プラグインで移行データ(ファイル)をエクスポート
  2. 【新サーバー】WordPressのインストールとプラグインの準備
  3. 【新サーバー】移行データをインポートして復元

一つひとつ説明していきますので、確実に作業を進めていきましょう!

プラグインを活用したデータの移行方法を解説します。

STEP1:【旧サーバー】プラグインで移行データをエクスポートする

まずは旧サーバーから移行するファイルをダウンロードしましょう。

All-in-One WP Migration and Backup」を活用した手順は以下を参考にしてください。

STEP1

旧サーバーのWordPress管理画面にログインし、メニューからプラグインへ進み、新規追加を選択します。

STEP2

検索窓に「All-in-One WP Migration and Backup」と入力し、インストールします

画像:All-in-One WP Migration and Backupをインストール

有効化すると、管理画面のメニューに「All-in-One WP Migration and Backup」が追加されます

STEP3

「All-in-One WP Migration and Backup」メニュー内のエクスポートを選択します

画像:All-in-One WP Migration and Backupのエクスポートメニューへ
STEP4

エクスポート先としてファイルをクリックします

画像:エクスポート先として「ファイル」を選択

サイト全体のデータが 「サイト名-日付-xxxx.wpress」 という一つのファイルにまとめられます

STEP5

ダウンロードボタンが表示されたらクリックして、ファイルを保存してください

画像:ファイルをダウンロード

STEP2:【新サーバー】WordPressのインストールとプラグインの準備

次に、移行先となる新サーバーにデータを受け入れるためのWordPress環境を準備します。

STEP1

新サーバーの管理画面(エックスサーバーの場合は「サーバーパネル」)から、「WordPress簡単インストール」機能などを使って、新しいWordPressをインストールします。

インストール時のサイトアドレスは、事前に設定したドメインへ、現行ブログサイトと同じになるように入力して進めてください。

画像:サーバーパネルの「WordPress簡単インストール」メニューをクリック
STEP2

インストールが完了したら、新しいWordPressの管理画面にログインします。

STEP3

旧サーバーのときと同じ手順で、プラグイン「All-in-One WP Migration and Backup」をインストールし、有効化してください。

これで、データを受け入れる準備が整いました。

STEP3:【新サーバー】移行データをインポートして復元する

最後に、新しく準備したWordPressに、先ほどダウンロードした移行データを読み込ませます(インポート)。

STEP1

新サーバーのWordPress管理画面で、「All-in-One WP Migration and Backup」メニュー内のインポートを選択します

画像:All-in-One WP Migration and Backupのインポートメニューへ
STEP2

「インポート元」としてファイルを選択し、先ほど保存した .wpressファイルを選びます

画像:インポート元として「ファイル」を選択
注意

「All-in-One WP Migration and Backup」を使う場合、利用しているサーバーなどの設定によって、アップロードできるファイルサイズに制限がかかります。
制限に引っかかる場合は、プラグインの公式が提供している上限解除のための「Unlimited Extension(有料)」を利用するか、サーバーの設定変更を試してみてください。

サーバーの設定変更は以下の記事で紹介している手順を参考にしてみてください。

STEP3

アップロードが完了すると、サイトのデータが上書きされる旨の警告が表示されます
内容を確認し、進むボタンをクリックしてください

画像:インポート時の上書き警告画面
STEP4

インポート処理が始まり、完了すると「サイトをインポートしました」というメッセージが表示されます

そのままだと、旧サイトのパーマリンク(URL)構造が使えず、記事へのリンクなどが切れた状態になってしまうので、WordPressのパーマリンク設定を更新する必要があります
完了画面の指示に従い、Save permalinks structure(パーマリンク構造を保存する)をクリックしてください

画像:インポート完了画面
STEP5

ログイン画面が表示されたら、旧ブログと同じユーザー名とパスワードでログインしなおします
WordPress管理画面の「設定」内のパーマリンクメニューへ進みます

画像:WordPressの「設定」→「パーマリンク」メニュー
STEP6

何も変更を加えずそのまま変更を保存をクリックしてください
これによってパーマリンクの再生成が行われます

画像:パーマリンク設定をそのまま保存

以上で、すべてのデータ移行作業は完了です!

5.データ移行後の作業

ここからは、データ移行後に行う作業を説明します。

忘れやすいものもあるので、抜けのないように対応しましょう。

動作確認

ネームサーバーを新サーバーに切り替える前に、新サーバーに設置したWordPressブログの動作確認をしておきましょう。

動作確認は、パソコン上の「hosts」というファイルを使用して行います。
少し難しく見えるかもしれませんが、作業は多くありません。

一つひとつ説明していきますので、着実に進めていきましょう。

エックスサーバーの便利な「動作確認URL」機能

エックスサーバーをご利用の場合は「動作確認URL」という機能を用いることで、動作確認ができます!

具体的な使い方は、管理画面(サーバーパネル)上の「動作確認URL」から確認するドメインを選択し、専用のURLを発行するだけです。

初心者の方でも簡単なので、ぜひご利用ください。

hostsファイルを編集して確認する方法は、下記のステップです。

STEP1
サーバーのIPアドレスを確認

まず、サーバーIPアドレスを確認します

管理画面(サーバーパネル)のトップページにある「サーバー情報」で確認できます
メニュー内にある「サーバー」>「サーバー情報」でも確認可能です

画像:サーバーパネルでIPアドレスを確認
STEP2
hostsファイルを確認

パソコン内のhostsファイルを確認しましょう
Windows/Macでそれぞれ、以下の場所にあります

Windowsの場合

エクスプローラーのアドレスバーへ下記文字を入れると確認できます。
C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\hosts

Macの場合

Finderのメニューバーの「移動」を選択し「フォルダへ移動」をクリックしましょう。するとフォルダの場所を入力できるので下記文字を入力してください。
/etc/hosts

STEP3
メモ帳でhostsファイルを開く

hostsファイルをPCに標準でインストールされているメモ帳で開きましょう

STEP4
文字の追記

STEP1で調べたサーバーIPアドレスはここで使います

ファイルを開いたら最下部に下記文字を追記し、保存しましょう

サーバーIPアドレス + (半角スペース)+ ご利用ドメイン名(もしくはサブドメイン)

ドメインごとの記入例は以下のとおりです
xxx.xxx.xxx.xxx」部分が「ご利用のサーバーのIPアドレス」となります

ドメイン名hostファイルへの追記内容
example.comxxx.xxx.xxx.xxx example.com
www.example.comxxx.xxx.xxx.xxx www.example.com
test.example.comxxx.xxx.xxx.xxx test.example.com
hostsの記入例
STEP5
ブラウザにドメインを入力してアクセス

ブラウザのアドレスバーへサイトアドレスを入力し、アクセスしてみてください
新サーバーに設置したWordPressブログが表示されたらOKです

動作確認を行いましょう!

STEP6
※重要:確認後、追記部分を削除

動作確認後は、再度hostsファイルを開き、追記した内容を削除して保存してください。

ドメインのネームサーバー変更

新サーバーでの動作確認が終わったら、ドメインのネームサーバーを変更しましょう。

ネームサーバーを変更することで、ブラウザでドメインにアクセスしたときに、新サーバーのデータが参照されるようになります。

サーバーの移行時にサイトが表示されない原因としてよくあるのが、このネームサーバーの変更漏れ
忘れないように、注意しましょう。

ネームサーバーは、ドメイン会社の管理画面から変更可能です。
設定方法について詳しくは以下の記事で解説しているので、参考にしてください。

メールアドレスの設定

旧サーバーで設定していたメールアドレスを再度使用する場合は、新サーバーで同じアドレスを設定する必要があります。

エックスサーバーでは、サーバーパネル(管理画面)から設定できますので、ご利用ください。

画像:サーバーパネルで「メールアカウント設定」メニューをクリック

また、必要な人は旧サーバー上のメールデータのバックアップをとっておきましょう。

6.旧サーバー会社の解約

1.事前準備でも説明しましたが、サーバー移転後はすぐに旧サーバーを解約せず、1ヶ月ほど並行運用してください。

サーバーの動作も落ち着き、旧サーバー上に必要なファイルがなければ、旧サーバー会社との契約を解約しましょう。

サイトがうまく表示されない!よくあるトラブル2つ

WordPressを引っ越したときに、サイトがうまく表示されない場合があります。
ここからは、よくお問い合わせをいただくトラブルを2つ紹介しますね。

1.サイトが表示されたり表示されなかったりする

WordPressを引っ越したときに、サイトが表示されたり表示されなかったりすることがあるでしょう。

ネームサーバーの変更を行うと、数日の間は新旧サーバーのどちらが表示されるか分からない不安定な状態になります。

そのため、新旧いずれかのサーバーに置いてあるサイトが適切に表示されない状態だと、アクセスのタイミングによっては表示されない状態が起こるのです。

サイトが常に表示されるようにするには、新旧いずれのサーバーでもデータが参照できるようにした状態で、ドメインのネームサーバーを新サーバーのものに変更しましょう。

2.正しいサイトアドレスなのに想定されたページが表示されない

「サイトアドレスを正しく入力したのに想定されたページが表示されない」というトラブルもあります。

たとえば、「データ移行後に動作確認をしたときに、初期画面しか表示されない」というトラブルです。
エックスサーバーでは、下記の画面が表示されます。

新サーバーの初期画面しか表示されない

この場合、以下3つの原因が考えられますので、確認してみてください。

1.データのアップロード場所を間違えている

「WordPressを構成するファイル」は、サーバーの「public_html」というフォルダの下へアップロードされる必要があります。

ダウンロードしたデータのアップロード先を間違えていると、正しくサイトが表示されません。
ファイルがサーバーの「public_html」フォルダ内にアップロードされているか、確認してみましょう。

「public_html 」フォルダ内にアップロード

2.別のデフォルトドキュメントが優先されて表示されている

public_html 」フォルダの直下に「index.html」と呼ばれるファイルが設置されている場合は、削除しましょう。

「index.html」などの「デフォルトドキュメント」と呼ばれるファイルは、サーバーの設定により優先的に表示されるようになっています。

そのため、WordPressブログの「index.php」より優先度の高い「index.html」を削除することで、本来のページが表示されるようになることがあるのです。

デフォルトドキュメントとは

「index.html」などの「デフォルトドキュメント」と呼ばれるファイルは、ブラウザで閲覧するときにファイル名を省略して表示できる特別なファイルです。

 通常は「https://ドメイン名/ファイル名」のようにファイル名を含めてアドレスを入力しなければなりません。

しかし、「デフォルトドキュメント」は「https://ドメイン名/」のようにファイル名を省略してもアクセスできます。

3.ブラウザのキャッシュが影響している

上記のどちらも問題ない場合、ブラウザのキャッシュが影響している可能性があります。

キャッシュとは、一度アクセスしたサイトの情報を一時的に保存する仕組みのことで、この情報のおかげで、次に同じサイトへアクセスしたときに素早くサイトが表示されるのです。

ただ、そのキャッシュのせいで最新のデータが表示されず、一時的に古い情報を表示し続けてしまうことがあります。

そのため、ブラウザ表示のときに「スーパーリロード」というキャッシュをクリアする方法を試してみましょう。

スーパーリロードのキー
  • Windows:Ctrl+F5Ctrl + Shift + R など
  • Mac:Command + Shift + R など

まとめ

今回の記事では、WordPressブログを新しいレンタルサーバーへ引っ越しする方法や注意点を紹介しました。

最後に、新サーバーを選ぶときのポイントと、WordPressの引っ越し手順をおさらいしましょう。

スムーズにWordPressを引っ越しするためにも、手順を間違えないように注意してください。

また、エックスサーバーでは「WordPress簡単移行」や「動作確認URL」などの、引っ越しに便利な機能があります。

移行の手順や設定を省略できるため、ぜひご利用ください。

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