【2023年2月1日更新】noteの公式ロゴ変更に伴い、記事のリライトを行いました。
こんにちは、 T部長です!
最近「note」で書かれた記事を見かける機会が増えていませんか?
noteはブログと同じく情報を発信できるサービスで、「コンテンツを有料販売できる」「文章を書くことに特化」など独自の特長があります。
今回はnoteの特長やメリット・デメリット、そしてブログとの違いについて解説します。
T部長
この記事は以下のような人におすすめ!
- ブログよりも簡単に今すぐ情報を発信したい
- noteでできることを知りたい
- 自分のノウハウを有料で販売したい
noteは、2020年5月時点で月間利用者数が6,300万人を突破するなど、最近注目が高まっているサービスです。ボクも2018年に初めて使いました。
今回はnote独自の特長とブログとの違いを中心にまとめました。
noteとブログの違いのみを知りたい方は、以下のリンクからご覧ください。
目次
noteとは

noteとは、文章をメインとした記事コンテンツを手軽に発信・共有できるサービスです。
記事を無料で公開できるほか、記事の有料販売もできます。
機能がシンプルで、一般的なブログよりも簡単に情報発信を始められるので、初心者にもおすすめです!
さまざまな目的にあわせて自由な使い方が可能です。
noteは誰でも手軽に情報発信できるサービス
noteはブログとは違い、手間をかけずにすぐに情報発信を始められます。
WordPressを使ったブログの場合だと、サーバーのレンタルやテーマ・プラグインの導入など、記事執筆まで時間がかかります。noteであれば、無料会員登録をするだけで記事の執筆が可能です。
また、HTMLやCSSなどのプログラミング言語を理解していなくても、記事を投稿して情報発信ができます。
このような「手軽さ」もnoteのおすすめポイントです。
noteの5つの投稿機能
noteには、以下の5つの投稿機能があります。発信したい内容に合わせ、オリジナルのページを作成できます。
テキストの投稿

noteでは、通常のブログのようにテキスト(文章)を投稿できます。noteのユーザーは、このテキストをメインに投稿している人が多いです。
装飾が非常にシンプルなので、誰でも簡単に読みやすい記事を作成できます。
見出しを設けたり、目立たせたい文字を太字にしたりすることも可能。さらに、ほかの投稿機能と組み合わせれば、より魅力的な記事を作成できるでしょう。
T部長
このテキスト投稿がメインと考えてOK!
ボクもnoteではこの機能を使っています!
画像の投稿

noteの記事には画像の投稿も可能です。たとえば、自分で撮影した写真や描いたイラストもnoteで公開できます。
スマホやパソコンに眠っている作品があるなら、noteで投稿してみるのもいいでしょう。
またnoteでは、写真家やイラストレーターが、ポートフォリオの代わりに自分の作品を投稿しているケースもあります。
映像の投稿

noteには映像も投稿できます。ただし、対応しているのはYouTubeまたはvimeoの映像のみです。最近は映像に対する注目度も高まっているので、noteを使って動画を紹介するのもひとつの手です。
noteに映像を投稿している人はまだそれほど多くありません。今のうちから映像を投稿していけば、ライバルとの差別化が図れるかもしれません。
音声の投稿

音声コンテンツの配信も可能です。たとえば、ラジオのような番組を作って投稿している人もいます。声のみの出演でいいので、映像で情報発信するよりもハードルは低いです。
投稿できる音声ファイルはMP3またはAACで、最大100MBまでとなっています。
つぶやきの投稿

noteは長い文章だけでなく、SNSのような短いつぶやきも投稿できます。つぶやきとして投稿できるのは140字まで。さらに画像を添えることもできます。
記事としてまとめるほどでない内容も、140字程度なら気軽に投稿できるでしょう。発信したい情報を一言で伝えたい場合に適しています。
noteはこんな人におすすめ
noteは、自分のコンテンツを気軽に発信していきたい人におすすめです。とくに、次のような人に向いているでしょう。
- ブログやSNSで認知度がある人
- 自分のコンテンツを手軽に発信したい人
- ノウハウを販売したい人
ブログやSNSで認知度がある人
すでにほかのブログやSNSで認知度があるなら、noteを書いても読まれやすい傾向にあります。
noteで作成したコンテンツをブログやSNSで宣伝・拡散することで、noteのフォロワーが少ないときでも読者を集められるでしょう。
noteは自分自身がテーマの軸となるので、より自分のことを知ってもらうのに役立ちます。
自分のコンテンツを手軽に発信したい人
noteは手軽に情報発信したい人に向いています。会員登録も早くて1分ほどで完了し、手間のかかる設定や管理なども必要ありません。
情報発信に興味はあるものの、わざわざブログを作るのは気が重いという人でも、noteなら無料会員登録をするだけで手軽に始められます。
ノウハウを販売したい人
自分の経験を元に情報発信したいと考えている人のなかには、コンテンツを有料で販売したいという人もいるでしょう。
ブログであれば広告収入が主になりますが、noteではコンテンツ自体を売ることで収益化できます。価格は100~10,000円の間で設定できます。
とくにテキストベースの販売を考えているなら、noteがおすすめです。
noteのメリット・デメリット
noteにはさまざまなメリットがありますが、デメリットといえる部分もいくつかあります。ここでは、noteのメリット・デメリットについて紹介します。
noteのメリット5つ
1.アカウントを作成したら無料ですぐに使える
noteは、無料でアカウントを作成するだけで、すぐに記事を書けるようになります。ボクが最初に使ったのもこの手軽さが理由です。
アカウント作成までの流れは次のとおりです。
「メールアドレス」「パスワード」「noteで表示される名前」を入力し「同意して登録」をクリックします。

URLに表示される文字列を入力します。

興味のあるジャンルを選択します。
こちらはスキップでも問題ありません。

興味のあるクリエイターをフォローします。
こちらもスキップでも問題ありません。

登録後に認証メールが届くので、記載のURLからアクセスをすれば登録完了です。
これだけで記事の執筆ができるようになります。
ボクはもともと趣味用で数千人のフォロワーがいるツイッターアカウントを持っていて、「ツイートだと文字数がきついけどわざわざブログを作るほどでは……」と考えていたときにnoteを使いました。
T部長
2.コンテンツを有料販売できる

noteでは、コンテンツを有料で公開できます。公開時に有料を選択し、販売価格を設定して公開するだけのお手軽仕様です。
ボクは有料コンテンツの販売をしたことはないですが、有料販売がnote最大の特長だと思います。
noteを使った収益化方法は、こちらの記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

3.有料マガジンの発行も可能

noteで作成した記事は、カテゴリーに応じて「マガジン」にまとめられます。
マガジンとは、お気に入りの記事をまとめたり、テーマに沿って分類したりできる機能です。
マガジン単位で有料設定ができるので、メルマガのような感覚でコンテンツを発信できます。
また、マガジンには「有料マガジン」「無料マガジン」以外にも以下の2種類があります。
- 定期購読マガジン:月額課金制のマガジン。毎月一定数の記事を執筆・投稿する必要がある。
- 共同運営マガジン:複数のクリエイターで共同運営するマガジン。
4.クリエイターをサポートする機能がある

noteには、クリエイターをサポートする機能もついています。具体的には一定の金額を選択し、送金できる機能です。
いわゆる「投げ銭」ともいわれる機能で、応援の気持ちを伝えるなど、さまざまな使い方ができます。
5.ユーザー同士でアカウントをフォローできる

noteでは、フォローの機能もあります。気になる相手をフォローして更新通知を受け取ったり、ユーザー同士でフォローし合って交流したりできます。
noteのフォロワーが増えれば、記事を読んでもらえる機会も増えるでしょう。
noteのデメリット3つ
1.デザインのカスタマイズができない
noteはブログとして最小限の機能しかついていないため、デザインのカスタマイズはできません。個性を出しづらいので、知名度がない状態で始めても差別化するのは難しいです。
T部長
ブログ感覚で使うとほとんど装飾できません(汗)
一方で、余計な装飾に気を取られない分、コンテンツ制作に集中できるといったメリットもあります。
2.一部を除き広告を掲載できない
noteは基本的には広告の掲載ができない仕様になっています。一般的にブログでは広告収入を得られますが、noteで収入を得たいなら有料コンテンツが中心になります。
Amazonアソシエイトでの広告掲載だけは可能になっていますが、noteのアフィリエイトで大きく稼ぐのは難しいといえるでしょう。
アフィリエイトで収益化を目指すなら、noteよりブログの方がおすすめです。
3.SEO対策が難しい
noteはGoogleやYahoo!など検索からのアクセス対策を行う「SEO対策」が難しいです。
その理由は以下の2点です。
- カスタマイズ性が乏しく、細かなSEO対策ができない
- 共有ドメインなので、検索上位に記事を上げにくい
これらの理由により、ブログに比べてSEO対策を行いにくい設計になっています。
noteでもSEOに有利な「独自ドメイン」の運用は可能ですが、月に5万円も支払わなければいけません。個人で利用するにはかなり高額な設定だといえるでしょう。
発信していない間も勝手に集客してくれる「検索からのアクセス」を集めたい方は、独自ドメインで運用できる「ブログ」での運用をおすすめします。
「プレミアム会員」になるとできる5つのこと
noteには月額500円の「プレミアム会員」制度もあります。ここでは、プレミアム会員の特長を紹介します。

プレミアム会員になるとできることは以下のとおりです。
最初からプレミアム会員になる必要はありませんが、「収益アップを目指したい」「もっとnoteを使いこなしたい」といったときに役立つ機能がたくさん用意されています。
それぞれ解説していきます。
1.コンテンツの予約投稿
noteのプレミアム会員になれば、予約投稿ができるようになります。一度にたくさん記事を用意して、少しずつ公開することも可能です。
ほかのブログやSNSで公開予定の日時をシェアし、あらかじめ宣伝などもできるでしょう。
決まった時間に記事を投稿したい人などにおすすめの機能です。
2.有料コンテンツの価格上限アップ
一般会員の場合、有料コンテンツに設定できる価格の上限は1万円です。しかし、プレミアム会員になれば、価格上限を5万円にアップできます。有料コンテンツに力を入れたい場合におすすめです。
3.定期購読(月額課金)マガジンの発行
プレミアム会員なら、マガジンを月額課金制の定期購読として発行できます。毎月コンスタントに記事を更新して人気が出れば、安定収入につながる可能性もあります。
4.コメント欄のON/OFF機能
noteは、基本的にコメント欄を閉じることはできません。しかし、プレミアム会員のみコメント欄のON/OFF機能を利用できます。記事ごとにON/OFFを選べるので便利です。
5.数量限定販売
プレミアム会員になると、記事を数量限定で販売できます。数量限定にすることで、いつもは時間をかけて購入を検討する人も、急いで購入してくれる可能性があるでしょう。
noteとブログの4つの違い
noteはブログのようなサービスですが、細かい部分を見るとさまざまな違いがあります。
こちらでは、定番であるWordPressブログとnoteの違いを比較表でまとめてみました。以下をご覧ください。
ブログ | note | |
---|---|---|
①収益化の方法 | 記事への広告掲載 | コンテンツの販売 |
②デザインの幅 | ◎ | × |
③集客のしやすさ | 独自ドメイン SEO対策〇 | 共有ドメイン SEO対策× |
④コンテンツの所有者(重要!) | 自分 記事が資産になる | note サービス終了で記事が消えるリスクあり |
noteとブログの違いをまとめて紹介します。これから始めてみたい人や、両方を使い分けたい人は参考にしてください。
ほかの無料ブログサービスとの比較は以下の記事をご覧ください。

1.収益化の方法
- ブログ
→記事への広告掲載(Googleアドセンスやアフィリエイトなど) - note
→記事自体の販売。マガジン形式での販売、一部アフィリエイトなど
ブログ
ブログの収益化には、記事への広告掲載が有力な手段です。その広告が表示されたり、クリックされたりすることで、広告収入が発生します。
おもな収益源は、クリック報酬型広告である「Googleアドセンス」や、成果報酬型広告である「アフィリエイトサービス」などです。
ブログの収益化についての解説は以下の記事をご覧ください。

note
noteでは広告掲載の制限がある代わりに、記事自体の販売を行えます。記事ごとに販売価格を設定できます。
さらに、記事単体の販売だけではなくマガジン形式での販売も可能です。
希少価値のある情報やノウハウを提供できるならば、大きな収益を目指すことも十分に可能でしょう。
noteの収益化についての解説はこちらの記事をご覧ください。

T部長
ノウハウを直接売れるのがnoteの強み!
価値の高いコンテンツを作れる人にとっては、ブログより収益化のハードル低いです!
読者に商品・サービスを提案して価値提供するのがブログなら、noteは記事の内容自体に価値があるイメージです。どちらが稼ぎやすいかは人によって変わるため、一概にはいえません。
2.デザインの幅
- ブログ
→テーマやプラグイン、その他CSSやHTMLによって自由自在 - note
→シンプルなフォーマットのみ
ブログ
無料のブログサービスを利用している場合には制限があります。対して、有料の「WordPress」でブログを作っている場合は、自分の好きなデザインにカスタマイズができます。

WordPressを使う場合でも、デザインをゼロから作り上げる必要はなく、好みのテーマを選んで設定できます。
おすすめの無料テーマは以下の記事でも解説しています。

note
noteは、デザインのカスタマイズができません。デザイン面でライバルと差別化するのが難しくなります。オリジナリティのあるデザインにしたい場合はブログを使いましょう。

見出し、太字、引用などシンプルな構成
「カスタマイズがわずらわしい」「手軽に情報を発信したい」「記事の内容で勝負したい」という方にはnoteがおすすめです。
3.集客のしやすさ
- ブログ
→独自ドメインのためSEOで有利、検索エンジンからアクセスを集めやすい - note
→共有ドメインのためSEOで不利、知名度がないとアクセスを集めにくい
ブログ
WordPressブログであれば独自ドメインで運営できるため、noteに比べてGoogle検索で記事を上位に表示させる「SEO対策」がしやすく、アクセスも集めやすくなります。
ただし、ほかの無料ブログサービスを使って運営する場合は、noteと同様に共用のドメインを使うことになるため、WordPressよりアクセスを集めにくいです。
SEOについて詳細を知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

note
URLについては、基本的にnoteのドメイン名のみしか使用できません。つまりSEO対策が難しくなり、知名度がない限りアクセスも集めにくくなります。
月額5万円のnote proを利用すれば独自ドメインを利用できますが、個人で契約するのは難しい金額です。
T部長
独自ドメイン×、デザイン×なのでnoteは自サイトとしては使いにくいです!
noteにアクセスを集めるには、note内でファンを増やしたり、ほかのSNSとかけあわせたりすることが有効です。
4.コンテンツの所有者
- ブログ
→記事の所有者は自分、記事がすべて自分の資産になる - note
→記事の所有者はnote、サービス終了とともに記事が消えるリスクあり
ブログ
WordPressブログでは、作成したコンテンツはすべて自分の資産になります。サービス終了の危険もなく、記事を資産として蓄積しつづけられます。
ただし、「はてなブログ」や「アメブロ」など他の無料ブログサービスを利用している場合、サービス終了とともにコンテンツが消えてしまう可能性があります。
note
作成したコンテンツはnote上で公開されます。そのためnoteがサービス終了してしまった場合には、記事が一緒に無くなってしまう可能性があります。
情報発信の基盤として長期的に使うにはリスクがあるため、コンテンツの有料販売用として、または長文で発信できるSNSのような感覚で使うのがおすすめです。
noteとブログ、結局どっちがいいの?
- ブログ
→情報発信の基盤が欲しい人、オリジナリティのあるサイトにしたい人、広告収益を得たい人、ブログを本格的に始めたい人 - note
→記事作成を手軽に始めたい人、シンプルな記事で発信したい人、知名度がある人、価値の高いノウハウを持っている人
noteには、ほかの媒体とは異なる特長や魅力があります。noteの良さを活かすなら、ブログやSNSと組み合わせて使うのがおすすめです。
それぞれの強みを理解したうえで使い分けると、より効果的な情報発信ができるでしょう。うまくいけばブログで広告収入を得つつ、noteでも有料コンテンツの売上を伸ばすことが可能です。
T部長
ブログとnoteどちらかではなく両方使うのは有り!
ブログはテーマ記事、noteは自身のノウハウや考えのシェアで使い分けができます!
まとめ
以上、noteについてご紹介しました。今回の内容をまとめると次のとおりです。
- noteは無料ですぐに始められる
- 記事やノウハウを有料で販売できる
- ブログに比べてカスタマイズ性がなく自由度が少ない
- 資産性はブログ、手軽さならnote
noteは、ブログ以上に簡単に情報発信が始められる手軽で便利なサービスです。
最大の特長であるコンテンツの有料販売機能を活用すれば、ブログよりも短期間で収益化が可能です!
また、自身に有益な経験・ノウハウがある場合は、noteで有料記事としてまとめるのがよいでしょう。
ブログやSNSと組み合わせることも可能なので、 ブログの運営に慣れてきた段階でnoteでも情報発信していくなど、それぞれの特徴に合わせて活用をしてみましょう!
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