【2022年10月11日更新】より読みやすい記事になるよう、全体的に加筆・修正を行いました。
こんにちは、T部長です!
「検索ボリュームの調べ方は?」「調べたほうがいい理由って何?」と、疑問を抱いている人は多いのではないでしょうか。
今回は「検索ボリュームの調べ方からキーワードの選定方法まで」を解説します!
T部長
この記事は以下のような人におすすめ!
- 検索ボリュームを調べたい人
- 検索ボリュームの重要性を知りたい人
- 検索ボリュームを使ってキーワードを選びたい人
よく「検索ボリュームを調べよう!」と紹介しているブログやメディアを目にすると思います。
しかし「検索ボリュームの調べ方がわからない……」「そのあとのキーワード選定の方法がわからない」と悩んでいる人は多いです。
そんな悩みを解消するため、今回は誰でも簡単に真似できる検索ボリュームの調べ方から実践的な使い方まで解説します!
それでは、どうぞ!
目次
検索ボリュームとは?
検索ボリュームとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで「特定のキーワードがどれだけ検索されたか」を示す数値です。
多くの場合、月間の検索ボリュームをもとに「キーワード選定」「SEO対策」を行います。1か月で200回検索されたキーワードのボリュームは「200」といった具合です。
検索ボリュームは、ブログやWebサイトのアクセスを増やすうえで最も重要な数字です。
もし、月間の検索ボリュームが多いキーワードで上位表示できれば、たくさんのアクセスを獲得できます。
T部長
逆に、検索ボリュームが少ない記事を書き続けても、ブログにアクセスを集めることは難しいです。
検索ボリュームによって「コンテンツの需要」をチェックできるため、キーワード選定は検索ボリュームに基づいて行うようにしましょう!
SEO対策として調べる検索ボリュームについて
検索ボリュームはリスティング広告の出稿時にも活用されますが、今回は「SEO対策として調べる検索ボリュームについて」の説明です。
検索ボリュームを踏まえ、ブログ・Webサイトの成長段階に合わせてキーワードを選べば、戦略的にアクセス数を増やせます!
それでは、検索ボリュームの調べ方から紹介します。
検索ボリュームの調べ方3ステップ
検索ボリュームの効率的な調べ方は、下記の3ステップです。
順に解説します。
1:関連のSEOキーワードを洗い出す
はじめに、SEO対策を施すキーワード(SEOキーワード)を洗い出します。
洗い出すのは、ブログやWebサイトのジャンルに関連する「1語のメインキーワード」です。
当ブログの場合だと「初心者がブログを始める際に参考にしてほしい」ので、これに関係するキーワードを選んでいます。
- ブログ
- アフィリエイト
- WordPress など
メインキーワードを軸にして、複合キーワード(2語や3語のキーワード)を洗い出していきます!
2:複合キーワードを洗い出す
続いて、メインキーワードを組み合わせた「2語・3語の複合キーワード」を洗い出しましょう。
ユーザーは何かを検索する際、基本的には2語~3語ほどの複合キーワードを使用します。
- 「ブログ 収益化」
- 「アフィリエイト 始め方」
- 「WordPress 開設方法」
複合キーワードを洗い出す際には「ラッコキーワード(旧:関連キーワード取得ツール)」が便利です。
今回は、メインキーワードが「WordPress」だと想定して複合キーワードを調べます。
検索窓に調べたいキーワードをいれましょう。
例として「WordPress」と入力し、虫眼鏡のマークをクリックしてください。

画像のとおり「WordPress」の複合キーワードが一覧で表示されます。

右上の全キーワードコピー(重複除去)、もしくはCSVダウンロードをクリックして、複合キーワードを取得しましょう。

以上で複合キーワードの取得は完了です。
次に、複合キーワードの「検索ボリューム」を出していきます。
3:洗い出したキーワードの検索ボリュームを調査する
最後に「Googleキーワードプランナー」を使って、取得した複合キーワードの検索ボリュームを調べましょう。
Googleキーワードプランナーへの登録方法は下記を参考にしてください。

実際にGoogleキーワードプランナーを使って検索ボリュームを調べる方法を紹介します。
「Googleキーワードプランナー」にアクセスしたら、Googleアカウントでログインしましょう。

ログインできたら、検索のボリュームと予測のデータを確認するをクリックしてください。

ラッコキーワードで取得した複合キーワードの一覧をコピペ、もしくはCSVデータをアップロードして、開始するをクリックしましょう。

画像のとおり、左から2番目の列で各キーワードの検索ボリュームを確認できます。
「月間平均検索ボリューム」をクリックすると、キーワードをボリュームの多い順に並べ替えられます。

無料版だと「1万~10万」のように、おおよそのボリュームが表示されます。有料にすると正確な値を取得できますが、初心者の方は無料のままでも十分です!
以上、Googleキーワードプランナーを使用した検索ボリュームの調べ方でした。
ここまでで「あとは検索ボリュームが大きいキーワードを狙って記事を書けばいい」と思う人もいるかもしれませんが、注意が必要です。
Webサイトの成長レベルに合った検索ボリュームのキーワードを選ばないと、まったくアクセスが増えない恐れがあります。
具体的には以下で解説するので、ぜひ参考にしてください。
検索ボリュームとWebサイト構造の関係性
まずは、ブログ・WebサイトがどのようにしてGoogleに評価されるのかを説明します。
ここへの理解を深めれば「ブログやWebサイトの成長段階に合わせ、どのような検索ボリュームのキーワードを選べばいいのか」がわかるようになるので、じっくり読み込んでください!
Webサイトの構造と検索ボリュームの関係
一般的にWebサイトは「ピラミッド構造」で作られます。
大まかにいえば、上から「トップページ」→「カテゴリーページ」「個別記事ページ」の3段構造です。

トップページ
Googleからの評価を最終的に受け取るページ。
カテゴリーページ
個別記事ページの評価が内部リンクを通して集約されるページ。
個別記事ページ
サイトの検索順位を上げるために評価されるページ。
まず、Googleから評価を受けるのは「個別記事ページ」です。
そして、個別記事ページの評価は内部リンクを通して「カテゴリーページ」に集約されます。
さらに、カテゴリーページに集約された評価は最終的にトップページへと伝わるので、ピラミッドの上に行くほどページのパワーが強まるイメージです!
上記のようなサイト構造を「トピッククラスターモデル」といいます。
外部サイトからの被リンクで得た「リンクジュース」や、Googleの評価を効果的にサイト内へ循環する人気のSEO手法です。
より詳しく知りたい人は「トピッククラスターモデル」と調べてみてください。
検索ボリュームはどのように関係する?
次に、Webサイトの構造に対して検索ボリュームがどのように関わっているのかを説明します。
結論は以下のとおりです。
- 検索ボリュームの大きいキーワード:カテゴリーページなどの上層ページで対策
- 検索ボリュームの小さいキーワード:個別記事ページで対策
先述のとおり、個別記事ページの評価はカテゴリーページに集約され、ピラミッドの上層ほどパワーが強まっていきます。
個別記事でボリュームの小さいキーワードを対策して、カテゴリーページへの評価を集めていくのが基本的な戦略になります。
たとえば、検索ボリュームが「1,000」を超えるキーワードはカテゴリーページなどで対策し、「100」程度の場合は個別記事ページで対策するイメージです。

検索ボリュームの大きいキーワードで記事を書いても、企業サイトや有名サイトなどの強力な競合に勝つのは至難の業です。
しかし、検索ボリュームの少ないキーワードで記事を書けば露出のアップが狙いやすく、かつGoogleからの評価も受けやすくなります!
たとえば筋トレブログを運営する場合、メインキーワード「筋トレ」で上位表示をするのは難易度が高いです。
そこで、「筋トレ 脚」のようなカテゴリーを作り、その下に「筋トレ 脚 やり方」「筋トレ 脚 頻度」のような個別記事を作っていきます。
上位表示しやすいキーワードで集めた評価を上層ページに集約し、サイト全体のパワーを高めていきます。
T部長
Webサイトの成長段階に合わせてキーワードを選定する
ここでは、Webサイトの成長段階に適した検索ボリュームの記事を書かないと、アクセス数が増えない理由を解説します。
以下のとおり、Webサイトの成長段階は大きく分けて3段階あると思っています。

立ち上げ期
・合計記事数が100記事未満くらいの時期。
・ブログやWebサイトを始めたばかりでPV数はほぼない。
成長期
・合計記事数が100〜150記事未満くらいの時期。
・書き方、収益化に関しても理解が少し深まり、月5,000〜20,000pv程の時期。
発展期
・合計記事数が151記事以上ある時期。
・書き方、収益化、アクセス解析などに関する理解が深まり、月2万pv以上の時期。
以下では「それぞれの段階でどれくらいの検索ボリュームを狙い、記事を書くのか」を解説していきます。
立ち上げ期

「立ち上げ期」は、検索ボリュームが「100~300」程度の「ロングテールキーワード」で記事を書くようにしましょう。
ロングテールキーワードとは、検索ボリュームが少なく、かつ「3語以上の複合ワード」からなるキーワードです。
※ロングテールキーワードのボリュームについて明確な定義はありません。この記事では、ボリュームが100~300のキーワードをロングテールキーワードとしています。
ロングテールキーワードは競合が少ないので、小さいアクセスをたくさん集められ、結果的にGoogleからの評価を少しづつ上げていけます。
下記でロングテールキーワードについて詳しく説明していますので、ご確認ください!

成長期

ロングテールキーワードで個別記事ページが上位表示されてきたら、検索ボリュームが「300~1,000」程度のミドルキーワードで記事を作成しましょう。
さらにカテゴリーページなど、上層ページにもミドルキーワードを散りばめてください。
Googleからのサイトの評価が高まり、「ドメインパワー」が強まってきているので、ミドルキーワードでも上位表示が狙えるはずです!
ドメインパワーについては、以下の記事で詳しく解説しています。

発展期

ミドルキーワードでも上位表示できたら、あなたのサイトの評価は高まっていると考えて問題ありません。
発展期は、検索ボリュームが「1,000」を超える「1語・2語」のキーワードで上位表示できるよう、サイトの改善に努めましょう。
おすすめなのは、これまで作成した個別記事ページへのリンクを束ねて紹介する「まとめ記事」の作成です。
当ブログの場合は、下記がまとめ記事にあたります。
例:【初心者向け】ブログの始め方完全ガイド!立ち上げから収入を得る方法まで

個別記事ページの評価が集約されたまとめ記事はパワーが強く、ビックキーワードでも露出が狙えます。
それだけでなく、まとめ記事に掲載した個別記事ページの評価をさらに高められる可能性もあります!
検索キーワードの選定方法5ステップ
上記では「どの成長段階でどのくらいの記事を書き、どのように検索ボリュームを調べるのか」を解説しました。
ここからは、洗い出した検索キーワードを絞り込んで選定する方法を紹介します。
1.メディアの方向性を決めよう!
検索キーワードを選ぶには「ミッション」を明確にする必要があります。
言い換えれば「ブログやWebサイトで何を達成したいか」です。
ミッションが明確でないと「どのような情報を発信するのか」「ターゲットは誰にするのか」「どのように記事を書いていくのか」など、ブログやサイトの方向性が定まらなくなります。
まずはミッションを明確にしてブログやWebサイトの方向性で迷う時間を減らし、記事作成に集中しましょう!
ミッションの決め方
ミッションを決める際のポイントは「質問」です。
質問に対して回答すると、不明瞭だったミッションが言語化されて明確になります!
下記は、ミッションを決める際におすすめの質問です。
- 自分はどんな人に情報を届けたいのか?
- その人はどんなことで悩んでいるか?
- 悩みを解決するのに一般的に手に入らない情報は何か?
- 仮に情報が足りているなら他に解決すべき課題はあるか?
- 自分はそのターゲットにどのような価値を与えられるか?
内容を説明すると「①ターゲット」「②ターゲットの悩み」「③提供すべき情報」「④悩み以外の課題」「⑤自分の強み」を明確にするための質問です。
T部長
2.ミッションに関わるキーワードを選択する
ミッションが決まったら、キーワードを絞っていきます。
ブログやWebサイトのミッションに関わるキーワードのみを選び、他は削除していきましょう。
以下、具体例です。

上記のとおり、ミッションに関連するキーワードは「赤色」、それ以外は「白色」にして選定対象から外しているのがわかるようにします。
※ミッションがない場合は「ミッションの決め方」を参考に必ず考えましょう。
3.検索ボリューム数が100以上のキーワードを選択する
次に、検索ボリュームが100未満のキーワードは除外しましょう。
あまりに検索ボリュームが少ないと、上位表示が叶ってもほとんどアクセスを得られず、コスパが悪いためです。
ここまでで残ったキーワードは、多い人で300ほどあると思います。
以降では、記事を書く優先度の決め方について解説します。
4.ロングテールキーワードから取り組もう
キーワードの選定が完了したら、次は優先順位の決定です。
先述のとおり、Webサイトの立ち上げ期は「ロングテールキーワード」から取り組みましょう!

前述のとおり、ロングテールキーワードはボリュームが「100~300」程度のキーワードです。
ロングテールキーワードについては下記の記事で詳しく説明していますので、ご確認ください!

50記事で月1万PVを目標に!
ロングテールキーワードで「50記事」書くのを目標にしてみましょう。
経験上、50記事ほど書くと多くのブログが月1万PVに近づくイメージです。
記事作成に慣れる目的なら30記事ほどでいいですが、アクセス数を意識するならロングテールキーワードで50記事は書くほうがいいと思います。
5.キーワードを1つ選んで記事を書こう
Webサイトの成長段階に合わせて検索キーワードを絞ったら、あとは良質な記事を書いて検索上位を狙い、PV数を増やしていきましょう。
忘れてはいけないのが「成長段階に適した検索ボリュームのキーワードを選ぶ」=「検索上位を狙うための準備」です。
本格的に検索上位を狙うには「良質な記事の作成」が必要不可欠です。
以下の記事を参考にして、良質な記事の作成に努めましょう!

まとめ:ロングテールキーワードで記事を書こう!
今回は検索ボリュームの調べ方と、検索キーワードの選定方法について解説しました。
Webサイトの成長段階に合った検索ボリュームのキーワードで記事を書いていきましょう。
- 立ち上げ期…検索ボリュームの少ないキーワードで記事を書く
- 成長期…検索ボリュームがそこそこあるキーワードで記事を書く
- 発展期…ビッグキーワードを使ったまとめ記事・特集記事を書く
記事を書く際に使用する検索キーワードは、下記5ステップで選びましょう。
- ブログのミッションを決める
- ミッションにあったキーワードを選ぶ
- 検索ボリュームが100以上のキーワードを選ぶ
- ロングテールキーワードから選ぶ
- キーワードを1つ選んで記事を書く
検索ボリュームを意識しながらキーワードを選べば、ブログやWebサイトを上位表示させる準備が整います。
もちろん「良質な記事であること」が絶対条件なので、適切な検索キーワードを選ぶだけでは上位表示できません。
しかし準備は整ったので、あとはしっかり検索意図に答えた記事を書くだけです。
まずは、ロングテールキーワードで50記事の作成を目標にしましょう!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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