【HP初心者向け】MySQLとは?WordPressとの関係性を分かりやすく解説

【HP初心者向け】MySQLとは?WordPressとの関係性を分かりやすく解説

【2026年4月2日更新】全体の内容を見直すとともに、記事内の情報を最新に更新しました。

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こんにちは、編集長のカワウソです!

「WordPressでホームページを作る予定だけど、MySQLという言葉が出てきてよく分からない……」とお悩みではありませんか?

確かに、MySQL(マイエスキューエル)は、WordPressの実行要件やレンタルサーバーのサービスサイトなどにも登場する言葉なので、目にする機会は少なからずあるでしょう。

そこで今回はホームページ初心者の方向けに、WordPressとMySQLとの関係性を分かりやすく解説します。

カワウソ

この記事は次のような人におすすめ!

  • 初めて企業ホームページを作る人
  • WordPressでホームページを作る人
  • WordPressとMySQLの関係性を理解したい人

まず前提として、ホームページ初心者の方であれば、基本的にMySQLないしはデータベースについて、専門的な知識を持つ必要はありません。

しかし、以下の4つぐらいは知っておいてもよいでしょう。

ポイント
  1. MySQLは、世界的人気の「データベース管理システム」
  2. WordPressにはデータベースが必要で、MySQLを採用している
  3. レンタルサーバーには、基本的に「データベース自動作成機能」がある
  4. データベースは重要なので、編集は専門家に任せたほうがよい

なお、WordPressについてご存知ない方は、先に以下の記事をご覧ください。

それではどうぞ!

MySQL(マイエスキューエル)とは

MySQLはデータベース管理システムの一種で、WordPressにも使用されています。

データベースとは

すぐに取り出せるように、整理して保存されたデータの集まりのこと。

たとえば、物流倉庫をイメージしてください。

日々の出荷作業を効率的にこなすためには、商品を倉庫に整理整頓して保管しておく必要がありますよね。

段ボールが山積みになっているような倉庫だと、いざ出荷しようとしても、商品を探したり、取り出したりするのに時間がかかってしまうためです。

MySQLを物流倉庫で例えたイメージ(整理整頓された倉庫と段ボールが山積みの倉庫の比較)

データの管理も同じ。
データベース管理システムがあれば、データの保存、検索、取得、更新、削除などが容易に行えます。

MySQLは世界的に人気のデータベース

MySQLは、世界的に人気を博しています。

DB-Engines Ranking

▲出典:DB-ENGINES「DB-Engines Ranking(429 systems in ranking, March 2026)」

人気の理由として考えられるのが、MySQLが使いやすくて高機能なのはもちろん、「オープンソース」であることです。

オープンソースとは

オープンソースとは、システムを構成するプログラムのソースコードが、一般公開されているものを指します。無償で使用できるのはもちろん、改変や再配布なども許可されているのが特徴です。

そもそもWordPress自体、オープンソースのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)ですよね。

たとえば、Oracle Database(オラクルデータベース)などのデータベース管理システムを利用するには、ライセンス料がかかってしまいます。

対して、MySQLの強みは、優れた機能を備えながらも、無料で利用できる点にあると言えるでしょう。

カワウソ

Oracle Databaseは、どちらかと言うと大規模向け。MySQLは小規模向けである分、オープンソースのためコストを大幅に削減できるのがメリットです。

MySQLとMariaDBの違い

MySQLとよく似たものに、「MariaDB(マリアデービー)」があります。

MySQLとMariaDBの主な違いは、次のとおりです。

MySQL(無償版)MariaDB
 ソフトウェアオープンソースオープンソース
 開発コミュニティによる開発コミュニティによる開発
 管理者Oracle社MariaDB Foundation(非営利団体)
※複数の企業による
スポンサー支援をもとに活動
元々MySQLの開発者および
所有者であった「MySQL AB社」を
Sun Microsystems社が買収。
その後、Oracle社が
Sun Microsystems社を
買収しました。
元々MySQLの開発者
および所有者であった
MySQL AB社」の
創設者によるプロジェクトです。
 特徴世界的人気で
長らく使用されている
独自の進化を遂げている
MySQLと互換性がある

※MySQLには、Oracle社のサポートが充実した有料版もあります。

MariaDBは、MySQLから派生したデータベースです。
上記のとおり、元々MySQLの開発者および所有者であったMySQL AB社の創設者によって作られました。

MariaDBは独自の進化を遂げつつも、MySQLと互換性があるため、使用されるケースが増えています。

なお、WordPressにおいては、どちらのデータベースでも動作可能です。
詳しくは、このあと解説しますね。

WordPressとMySQLの関係性

WordPressのシステムには、主に以下の2つが使用されています。

WordPressのシステム
  1. 「PHP」(プログラム)
  2. 「MySQL」 or 「MariaDB」(データベース管理システム)

(参考:WordPress.org「必須要件」

まずWordPressは、「PHP(ピーエイチピー)」というプログラミング言語で動くシステムです。

そして、Webページを表示するときに必要なデータを、「MySQL」もしくは「MariaDB」などのデータベースから呼び出しているのです。

カワウソ

さきほどの物流倉庫で例えると、出荷に必要な商品を倉庫から取り出すイメージですね。

Webページにアクセスしてから、表示させるまでの流れ
ポイント
  1. ユーザーがWebページにアクセス
  2. PHPプログラムがデータベースからページのデータを呼び出して使用
  3. HTMLやCSSで実際のWebページが表示される
メモ

WordPressであれば、HTMLやCSSなどのソースコードを入力しなくても、ホームページは作れます。ただ、実際にWebページがブラウザで表示されるときは、裏側でHTMLやCSSが使用されているのです。

HTMLやCSSについては、以下の記事で詳しく解説しています。

なお、MySQLが管理しているWordPressの主なデータは、以下のとおりです。

MySQLが管理するWordPressの主なデータ
  • 投稿
  • 固定ページ
  • コメント
  • カテゴリやタグ
  • ユーザー

「投稿」や「固定ページ」など、WordPressの各種機能については、以下の記事で詳しく解説しています。

WordPressデータベースの構造

ここからはさらに詳しく、WordPressデータベースの構造について解説します。

とはいえ、ホームページ制作や運営において必須の知識ではないため、WordPressのデータベースを作る方法」まで読み飛ばしていただいて構いません。

まず、WordPressのデータベースは「12個のテーブル」によって、さまざまなデータが格納されています。

WordPressのデータベースに使用されている12のテーブル

※phpMyAdminについては、記事の後半で解説します。

メモ

MySQLは、データを「テーブル(表形式)」で管理する「リレーショナルデータベース」と呼ばれる種類のシステムです。

WordPressは表形式で管理する「リレーショナルデータベース」

12個のテーブルの内訳は、以下のとおりです。

wp_commentmetaコメントのメタデータ(データに対する付加情報)
※コメントをスパム扱いにしたり、ゴミ箱に移動したりしたときなどに付与される情報
wp_commentsコメントに関する情報
※投稿者名、本文、メールアドレスなど
wp_links現在は使用されていません。
wp_optionsWordPress管理画面の「設定 > 一般」に関する情報
※サイトタイトルやキャッチフレーズなど
wp_postmeta投稿や固定ページなどのメタデータ
※カスタムフィールドに入力した情報など
wp_posts投稿や固定ページなどに関する情報
※投稿タイプ、タイトル、本文、パーマリンク(URLの一部)、ステータスなど
wp_termmetaターム(カテゴリやタグなど)のメタデータ
※カテゴリやタグに設定した色など
wp_termターム(カテゴリやタグなど)に関する情報
※カテゴリやタグの名前、スラッグ(URLの一部)など
wp_term_relationships「投稿」と「タクソノミー」の関連付け情報
※投稿(記事)がどのカテゴリやタグと紐づいているかなど
wp_term_taxonomyタクソノミーを管理する情報
※タクソノミーID、カテゴリやタグの説明、親カテゴリの情報など
wp_usermeta各ユーザーのメタデータ
※言語、ニックネーム、名、性、プロフィール(説明)など
wp_user各ユーザーのログイン情報
※ユーザー名、パスワード、メールアドレスなど

なお、「タクソノミー/ターム」や「カテゴリ/タグ」などの関係性については、以下の表をご覧いただくと分かりやすいです。

 投稿タイプ
(post_type)
 以下すべて「タクソノミー(分類)」の一種
 タクソノミー
(taxonomy)
 ターム
(term)※例
投稿
(post)
 
カテゴリ
(category)
※階層構造あり
テント
テーブル
チェア
焚き火台
調理器具
タグ
(post_tag)
※階層構造なし
ブランドA
ブランドB
ブランドC
ブランドD
ブランドE
 固定ページ
(page)
なしなし

投稿タイプ

  • 投稿:ブログ(記事)を投稿する機能 ※時系列
  • 固定ページ:ページを作成する機能 ※時系列でない

「投稿」にある記事を分類するための機能(分類タイプ)

  • カテゴリ:記事をおおまかに分類するときに使用 ※階層構造あり
  • タグ:記事に関連キーワードを紐づけるときに使用 ※階層構造なし

記事の分類に関する言葉

  • タクソノミー:「分類」を意味する広義の言葉
  • ターム:カテゴリやタグに登録されている項目(分類の最小単位)

カワウソ

カテゴリ、タグ、タームは広く見ると、すべて「タクソノミー(分類)」です。

wp_postsの構造

参考に、投稿や固定ページなどに関する情報が入った「wp_posts」のテーブルを見てみましょう。

wp_postsのテーブル

以下は、カラム(列)の一例です。
※すべてではありません。

ID投稿の管理番号
post_author投稿者の管理番号
post_date投稿した日時
post_date_gmt投稿した日時(GMT)
post_content投稿の本文
post_title投稿のタイトル
post_excerpt投稿の抜粋
post_status投稿ステータス
comment_statusコメントの許可状況
ping_statusタックバックやピンバック受け付けの可否
post_password投稿を閲覧するためのパスワード
post_nameURL用の文字列(スラッグ)

カワウソ

WordPressのデータがどのようにデータベースに格納されているか、イメージできましたか?

エックスサーバーでWordPressのデータベースを作る方法

前述のとおり、WordPressを使ってホームページを開設するには、データベースが必要です。

とはいえ、ほとんどのレンタルサーバーには、データベースの自動作成機能が備わっているため、初心者の方が専門的な知識を習得する必要はありません。

たとえば、弊社のレンタルサーバー『エックスサーバー』では、WordPressのインストール関連機能を使用するときに、自動でデータベースが作成されます。

サービス(機能)説明
WordPress
クイックスタート
『エックスサーバー』の申し込み時に利用可能。
レンタルサーバーの契約と同時に、WordPressのインストールが完了します。なお、データベースは自動で生成されます。
WordPress
簡単インストール
『エックスサーバー』の契約後に利用可能。
サーバーパネル(管理画面)から簡単にWordPressをインストールできます。なお、データベースは自動で新規作成するか、作成済みのものを使用するかを選ぶことが可能です。

「WordPressクイックスタート」については、以下の記事で解説しています。

「WordPress簡単インストール」については、以下の記事で解説しています。

また上記以外でも、サーバーパネル(管理画面)の「データベース > MySQL設定」のメニューから、簡単にデータベースを作成することが可能です。

エックスサーバーのサーバーパネルにあるMySQL設定

詳しくは、以下のマニュアルをご覧ください。

▶エックスサーバーマニュアル「MySQLの設定」

メモ

現在、『エックスサーバー』でデータベースを作成すると、標準で「MariaDB」が採用されます。

エックスサーバーでデータベースを編集する方法

データベースの編集は、基本的に専門家に依頼してください。

誤った操作が原因で、WordPressないしはホームページが正しく機能しなくなるおそれがあるためです。

ただし、WordPressにログインできないなど、緊急を要するときもあるでしょう。
その場合は、データベースを直接編集することにより、復旧できることもあります。

『エックスサーバー』では、「phpMyAdmin(ピーエイチピーマイアドミン)」を使うことにより、データベースの編集が可能です。

phpMyAdminとは

MySQLやMariaDBなどのデータベースを、ブラウザ上で管理するためのツールのことです。

エックスサーバーの場合、サーバーパネルの「データベース > phpmyadmin(MariaDB××.×)」からアクセスできます。

エックスサーバーのサーバーパネルにあるphpmyadmin

▼phpMyAdminの画面▼

phpMyadminの画面

以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

WordPressの復元にはデータベースのバックアップデータも必要

WordPressのデータは、定期的にバックアップを取っておきましょう。

WordPress(本体、テーマ、プラグイン)のアップデートで不具合が発生したり、不正アクセスによりホームページが改ざんされたりしたときに、以前の状態に復元するためです。

WordPressを復元するためには、以下2つのバックアップデータが必要です。

Webデータ

テーマ、プラグイン、メディア(画像)など


データベース

コンテンツやWordPressの各種設定内容など

カワウソ

バックアップを取っていたつもりでも、データベースは取れていなかったということもよくあるので、初心者の方は注意してください。

なお、『エックスサーバー』には「自動バックアップ機能」があり、Webデータとデータベースの過去14日分が自動で保持されます。

「自動バックアップ機能」の利用方法は、以下から確認してください。

メモ
注意

レンタルサーバーのバックアップ機能も完璧ではありません。『BackWPup』などのWordPressプラグインで、バックアップを取得しておくことをおすすめします。

WordPressのデータベースに関するよくある質問

最後に、WordPressのデータベースに関する「よくある質問」をまとめました。

MySQLとSQLの違いは何ですか?

MySQLは「データベースを管理するシステム」であり、SQLは「そのソフトを操作するための言語」という違いがあります。

データベースは情報を保管する「倉庫」のようなものですが、人間が直接中身を操作することはできません。
そのため、「MySQL」というシステムに対して、「SQL」という共通の言語を使って指示を出す必要があるのです。

要するに、MySQLというシステムを動かすための専用の言葉がSQLであると覚えておくとよいでしょう。

MySQLはなぜ無料で利用できるのですか?

MySQLが無料で利用できるのは、システムを構成するプログラムのソースコードが一般公開されている「オープンソース」だからです。
基本的にはライセンス料が不要なので、誰でも無償で利用できます。

なお、無料であっても、機能面での心配は必要ありません。
世界中の開発者が協力して改良を続けているため、優れた機能を備えているのもMySQLの特長です。

WordPressの推奨データベースは?

2026年3月時点、WordPress公式が推奨しているデータベースは、MySQL8.0以上、またはMariaDB10.5以上のバージョンです(※参考:WordPress「必須要件」)。

上記より古いバージョンでもWordPressが動作する場合はありますが、公式のサポートが終了しているため、ホームページを脆弱性にさらす危険性があります。
そのため、WordPressを運用するときは、必ず推奨環境を利用するようにしましょう。

たとえば、『エックスサーバー』では、上記の推奨要件を満たすMariaDB10.5以降が標準で採用されており、WordPressが快適に動作する環境が整っています。

まとめ

この記事では、WordPressのデータベースに使用される、「MySQL」について解説しました。

まとめ
  • MySQLは、世界的人気の「データベース管理システム」
  • MariaDBは、MySQLから派生したデータベースで互換性がある
  • WordPressにはデータベースが必要で、MySQLとMariaDBを採用している
  • レンタルサーバーには、基本的に「データベース自動作成機能」がある
  • データベースは重要なので、編集は専門家に任せたほうがよい

WordPressでホームページを作るなら、データベースのバックアップも忘れずに取っておきましょう。

それでは、素敵なホームページの完成を願っております。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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