【HP初心者向け】MySQLとは?WordPressとの関係性を分かりやすく解説

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こんにちは、編集長のカワウソです!

「WordPressでホームぺージを作る予定だけど、MySQLという言葉が出てきてよく分からない……」とお悩みではありませんか?

確かに、MySQL(マイエスキューエル)は、WordPressの実行要件やレンタルサーバーのサービスサイトなどにも登場する言葉なので、目にする機会は少なからずあるでしょう。

そこで今回はホームぺージ初心者の方向けに、WordPressとMySQLとの関係性を分かりやすく解説します。

カワウソ

この記事は次のような人におすすめ!

  • はじめて企業ホームページを作る人
  • WordPressでホームページを作る人
  • WordPressとMySQLの関係性を理解したい人

まず前提として、ホームぺージ初心者の方であれば、基本的にMySQLないしはデータベースについて、専門的な知識を持つ必要はありません。

しかし、以下の4つぐらいは知っておいてもよいでしょう。

ポイント
  1. MySQLは、世界的人気の「データベース管理システム」
  2. WordPressにはデータベースが必要で、MySQLを採用している
  3. レンタルサーバーには、基本的に「データベース自動作成機能」がある
  4. データベースは重要なので、編集は専門家に任せたほうがよい

なお、WordPressについてご存知ない方は、先に以下の記事をご覧ください。

それではどうぞ!

MySQL(マイエスキューエル)とは

MySQLはデータベース管理システムの一種で、WordPressにも使用されています。

データベースとは

すぐに取り出せるように、整理して保存されたデータの集まりのこと。

たとえば、物流倉庫をイメージしてください。

日々の出荷作業を効率的にこなすためには、商品を倉庫に整理整頓して保管しておく必要がありますよね。

段ボールが山積みになっているような倉庫だと、いざ出荷しようとしても、商品を探したり、取り出したりするのに時間がかかってしまうためです。

MySQLを物流倉庫で例えたイメージ(整理整頓された倉庫と段ボールが山積みの倉庫の比較)

データの管理も同じ。
データベース管理システムがあれば、データの保存、検索、取得、更新、削除などが容易に行えます。

MySQLは世界的に人気のデータベース

MySQLは、世界的に人気を博しています。

DB-Engines Ranking

▲出典:DB-ENGINES「DB-Engines Ranking(420 systems in ranking, September 2023)」

人気の理由として考えられるのが、MySQLが使いやすくて高機能なのはもちろん、「オープンソース」であることです。

オープンソースとは

オープンソースとは、システムを構成するプログラムのソースコードが、一般公開されているものを指します。無償で使用できるのはもちろん、改変や再配布なども許されているのが特徴です。

そもそもWordPress自体、オープンソースのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)ですよね。

たとえば、データベース管理システムには、「Oracle Database(オラクルデータベース)」などがありますが、ライセンス料がかかってしまいます。

カワウソ

Oracle Databaseは、どちらかと言うと大規模向け。MySQLは小規模向けである分、オープンソースのためコストを大幅に削減できるのがメリットです。

優れたデータベース管理システムであるにも関わらず、無料かつ制限を受けずに使用できるのが、MySQLの強みと言えるでしょう。

MySQLとMariaDBの違い

MySQLとよく似たものに、「MariaDB(マリアデービー)」があります。

MySQLとMariaDBの主な違いは、次のとおりです。

  MySQL(無償版) MariaDB
ソフトウェア オープンソース オープンソース
開発 コミュニティによる開発 コミュニティによる開発
管理者

Oracle社 MariaDB Foundation(非営利団体)
※複数の企業による
スポンサー支援をもとに活動
元々MySQLの開発者および
所有者であった「MySQL AB社」を
Sun Microsystems社が買収。
その後、Oracle社が
Sun Microsystems社を
買収しました。
元々MySQLの開発者
および所有者であった
MySQL AB社
創設者によるプロジェクトです。
世界的人気で
長らく使用されている
独自の進化を遂げている
MySQLと互換性がある

※MySQLには、Oracle社のサポートが充実した有料版もあります。

MariaDBは、MySQLから派生したデータベースです。
上記のとおり、元々MySQLの開発者および所有者であったMySQL AB社の創設者によって作られました。

MariaDBは独自的な進化を遂げつつも、MySQLと互換性があるため、使用されるケースが増えてきていますよ。

なお、WordPressにおいては、どちらのデータベースでも動きます。
詳しくは、このあと解説しますね。

WordPressとMySQLの関係性

WordPressのシステムには、主に以下の2つが使用されています。

WordPressのシステム
  1. 「PHP」(プログラム)
  2. 「MySQL」 or 「MariaDB」(データベース管理システム)

(参考:WordPress.org「要件)

まずWordPressは、「PHP(ピーエイチピー)」というプログラム言語で動くシステムです。

そして、Webページを表示するときに必要なデータを、「MySQL」もしくは「MariaDB」などのデータベースから呼び出しているのです。

カワウソ

さきほどの物流倉庫で例えると、出荷に必要な商品を倉庫から取り出すイメージですね。

Webページにアクセスしてから、表示させるまでの流れ
ポイント
  1. ユーザーがWebページにアクセス
  2. PHPプログラムがデータベースからページのデータを呼び出して使用
  3. HTMLやCSSで実際のWebページが表示される
メモ

WordPressであれば、HTMLやCSSなどのソースコードを入力しなくても、ホームぺージは作れます。ただ、実際にWebページがブラウザで表示されるときは、裏側でHTMLやCSSが使用されているのです。

HTMLやCSSについては、以下の記事で詳しく解説しています。

なお、MySQLが管理しているWordPressの主なデータは、以下のとおりです。

MySQLが管理するWordPressの主なデータ
  • 投稿
  • 固定ページ
  • コメント
  • カテゴリやタグ
  • ユーザー

「投稿」や「固定ページ」など、WordPressの各種機能については、以下の記事で詳しく解説しています。

WordPressデータベースの構造

ここからはさらに詳しく、WordPressデータベースの構造について解説します。

とはいえ、よほどのことがない限り、ホームぺージ初心者の方が知っておく必要はないので、読み飛ばしていただいて構いません。
WordPressのデータベースを作る方法」まで読み飛ばしてください。

まず、WordPressのデータベースは「12個のテーブル」によって、さまざまなデータが格納されています。

WordPressのデータベースに使用されている12のテーブル

※phpMyAdminについては、記事の後半で解説します。

メモ

MySQLは、「リレーショナル型のデータベース」と言って、テーブル(表形式)で構成されています。

WordPressはリレーショナル型(表形式)のデータベース

12個のテーブルの内訳は、以下のとおりです。

wp_commentmeta コメントのメタデータ(データに対する付加情報)
※コメントをスパム扱いにしたり、ゴミ箱に移動したりしたときなどに付与される情報
wp_comments コメントに関する情報
※投稿者名、本文、メールアドレスなど
wp_links 現在は使用されていません。
wp_options WordPress管理画面の「設定 > 一般」に関する情報
※サイトタイトルやキャッチフレーズなど
wp_postmeta 投稿や固定ページなどのメタデータ
※カスタムフィールドに入力した情報など
wp_posts 投稿や固定ページなどに関する情報
※投稿タイプ、タイトル、本文、パーマリンク(URLの一部)、ステータスなど
wp_termmeta ターム(カテゴリやタグなど)のメタデータ
※カテゴリやタグに設定した色など
wp_term ターム(カテゴリやタグなど)に関する情報
※カテゴリやタグの名前、スラッグ(URLの一部)など
wp_term_relationships 「投稿」と「タクソノミー」の関連付け情報
※投稿(記事)がどのカテゴリやタグと紐づいているかなど
wp_term_taxonomy タクソノミーを管理する情報
※タクソノミーID、カテゴリやタグの説明、親カテゴリの情報など
wp_usermeta 各ユーザーのメタデータ
※言語、ニックネーム、名、性、プロフィール(説明)など
wp_user 各ユーザーのログイン情報
※ユーザー名、パスワード、メールアドレスなど

なお、「タクソノミー/ターム」や「カテゴリ/タグ」などの関係性については、以下の表をご覧いただくと分かりやすいです。

投稿タイプ
(post_type)
以下すべて「タクソノミー(分類)」の一種
タクソノミー
(taxonomy)
ターム
(term)※例
投稿
(post)
カテゴリ
(category)
※階層構造あり
テント
テーブル
チェア
焚き火台
調理器具
タグ
(post_tag)
※階層構造なし
ブランドA
ブランドB
ブランドC
ブランドD
ブランドE
固定ページ
(page)
なし なし

投稿タイプ

  • 投稿:ブログ(記事)を投稿する機能 ※時系列
  • 固定ページ:ページを作成する機能 ※時系列でない

 

「投稿」にある記事を分類するための機能(分類タイプ)

  • カテゴリ:記事をおおまかに分類するのに使用 ※階層構造あり
  • タグ:記事に関連キーワードを紐づけるときに使用 ※階層構造なし

 

記事の分類に関する言葉

  • タクソノミー:「分類」を意味する広義の言葉
  • ターム:カテゴリやタグに登録されている項目(分類の最小単位)

カワウソ

カテゴリー、タグ、タームは広く見ると、すべて「タクソノミー(分類)」です。

wp_postsの構造

参考に、投稿や固定ページなどに関する情報が入った「wp_posts」のテーブルを見てみましょう。

wp_postsのテーブル

以下は、カラム(列)の一例です。
※すべてではありません。

ID 投稿の管理番号
post_author 投稿者の管理番号
post_date 投稿した日時
post_date_gmt 投稿した日時(GMT)
post_content 投稿の本文
post_title 投稿のタイトル
post_excerpt 抜粋されたオプション
post_status 投稿ステータス
comment_status コメントの許可状況
ping_status タックバックやピンバック受け付けの可否
post_password 投稿を閲覧するためのパスワード
post_name 投稿の管理番号

カワウソ

WordPressのデータがどのようにデータベースに格納されているか、イメージできましたか?

エックスサーバーでWordPressのデータベースを作る方法

前述のとおり、WordPressを使ってホームページを開設するのには、データベースが必要です。

とはいえ、初心者の方がデータベースを作成するために、専門的な知識を習得する必要はありません。

ほとんどのレンタルサーバーには、データベースの自動作成機能が備わっているためです。

たとえば、弊社のレンタルサーバー『エックスサーバー』では、WordPressのインストール関連機能を使用するときに、自動でデータベースを作成できます。

サービス
(機能)
説明
WordPress
クイックスタート
『エックスサーバー』の申し込み時に利用可能。
レンタルサーバーの契約と同時に、WordPressのインストール
が完了します。なお、データベースは自動で生成されます。
WordPress
簡単インストール
『エックスサーバー』の契約後に利用可能。
サーバーパネル(管理画面)から簡単にWordPressを
インストールできます。なお、データベースは自動で新規作成
するか、作成済みのものを使用するかを選ぶことが可能です。

「WordPressクイックスタート」については、以下の記事で解説しています。

「WordPress簡単インストール」については、以下の記事で解説しています。

また上記以外でも、サーバーパネル(管理画面)の「データベース > MySQL設定」のメニューから、簡単にデータベースを作成することが可能です。

エックスサーバーのサーバーパネルにあるMySQL設定
MySQL設定の画面

詳しくは、以下のマニュアルをご覧ください。

▶エックスサーバーマニュアル「MySQLの設定」

メモ

近年の『エックスサーバー』では、データベースを作成すると、「MariaDB」が採用されるようになりました。

エックスサーバーでデータベースを編集する方法

データベースの編集は、基本的に専門家に依頼してください。

誤った操作が原因で、WordPressないしはホームぺージが正しく機能しなくなるおそれがあるためです。

ただし、WordPressにログインできないなど、緊急を要するときもあるでしょう。
データベースの編集で、再度ログインができるようになることもあります。

『エックスサーバー』でデータベースを編集するときには、「phpMyAdmin」を使います。

phpMyAdminとは

MySQLやMariaDBなどのデータベースを、ブラウザ上で管理するためのツールのことです。

エックスサーバーの場合、サーバーパネルの「データベース > phpmyadmin(MariaDB××.×)」からアクセスできます。

エックスサーバーのサーバーパネルにあるphpmyadmin

▼phpMyAdminの画面▼

phpMyadminの画面

以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

WordPressの復元にはデータベースのバックアップデータも必要

WordPressのデータは、定期的にバックアップを取っておきましょう。

WordPress(本体、テーマ、プラグイン)のアップデートで不具合が発生したり、不正アクセスによりホームページが改ざんされたりしたときに、以前の状態に復元するためです。

WordPressを復元するためには、以下2つのバックアップデータが必要です。

Webデータ

テーマ、プラグイン、メディア(画像)など


データベース

コンテンツやWordPressの各種設定内容など

カワウソ

バックアップを取っていたつもりでも、データベースは取れていなかったということもよくあるので、初心者の方は注意してください。

なお、『エックスサーバー』には「自動バックアップ機能」があり、Webデータとデータベースの過去14日分のデータが自動で保持されます。

『エックスサーバー』のバックアップ方法は、以下から確認してください。

メモ
注意

レンタルサーバーのバックアップ機能も完璧ではありません。『BackWPup』などのWordPressプラグインで、バックアップを取得しておくことをおすすめします。

まとめ

この記事では、WordPressのデータベースに使用される、「MySQL」について解説しました。

まとめ
  • MySQLは、世界的人気の「データベース管理システム」
  • MariaDBは、MySQLから派生したデータベースで互換性がある
  • WordPressにはデータベースが必要で、MySQLとMariaDBを採用している
  • レンタルサーバーには、基本的に「データベース自動作成機能」がある
  • データベースは重要なので、編集は専門家に任せたほうがよい

WordPressでホームぺージを作るなら、忘れずにデータベースもバックアップを取っておきましょう。

それでは、素敵なホームページの完成を願っております。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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