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こんにちは、編集長のカワウソです!
「WordPressでホームページを作る予定だけど、MySQLという言葉が出てきてよく分からない……」とお悩みではありませんか?
確かに、MySQL(マイエスキューエル)は、WordPressの実行要件やレンタルサーバーのサービスサイトなどにも登場する言葉なので、目にする機会は少なからずあるでしょう。
そこで今回はホームページ初心者の方向けに、WordPressとMySQLとの関係性を分かりやすく解説します。
カワウソ
この記事は次のような人におすすめ!
- 初めて企業ホームページを作る人
- WordPressでホームページを作る人
- WordPressとMySQLの関係性を理解したい人
まず前提として、ホームページ初心者の方であれば、基本的にMySQLないしはデータベースについて、専門的な知識を持つ必要はありません。
しかし、以下の4つぐらいは知っておいてもよいでしょう。
- MySQLは、世界的人気の「データベース管理システム」
- WordPressにはデータベースが必要で、MySQLを採用している
- レンタルサーバーには、基本的に「データベース自動作成機能」がある
- データベースは重要なので、編集は専門家に任せたほうがよい
なお、WordPressについてご存知ない方は、先に以下の記事をご覧ください。
それではどうぞ!
MySQL(マイエスキューエル)とは
MySQLはデータベース管理システムの一種で、WordPressにも使用されています。
すぐに取り出せるように、整理して保存されたデータの集まりのこと。
たとえば、物流倉庫をイメージしてください。
日々の出荷作業を効率的にこなすためには、商品を倉庫に整理整頓して保管しておく必要がありますよね。
段ボールが山積みになっているような倉庫だと、いざ出荷しようとしても、商品を探したり、取り出したりするのに時間がかかってしまうためです。

データの管理も同じ。
データベース管理システムがあれば、データの保存、検索、取得、更新、削除などが容易に行えます。
MySQLは世界的に人気のデータベース
MySQLは、世界的に人気を博しています。

▲出典:DB-ENGINES「DB-Engines Ranking(429 systems in ranking, March 2026)」
人気の理由として考えられるのが、MySQLが使いやすくて高機能なのはもちろん、「オープンソース」であることです。
オープンソースとは、システムを構成するプログラムのソースコードが、一般公開されているものを指します。無償で使用できるのはもちろん、改変や再配布なども許可されているのが特徴です。
そもそもWordPress自体、オープンソースのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)ですよね。
HTMLやCSSなどのWeb制作スキルがなくても、ホームページの制作や更新が簡単にできるシステムのこと。
たとえば、Oracle Database(オラクルデータベース)などのデータベース管理システムを利用するには、ライセンス料がかかってしまいます。
対して、MySQLの強みは、優れた機能を備えながらも、無料で利用できる点にあると言えるでしょう。
カワウソ
Oracle Databaseは、どちらかと言うと大規模向け。MySQLは小規模向けである分、オープンソースのためコストを大幅に削減できるのがメリットです。
MySQLとMariaDBの違い
MySQLとよく似たものに、「MariaDB(マリアデービー)」があります。
MySQLとMariaDBの主な違いは、次のとおりです。
| MySQL(無償版) | MariaDB | |
|---|---|---|
| ソフトウェア | オープンソース | オープンソース |
| 開発 | コミュニティによる開発 | コミュニティによる開発 |
| 管理者 | Oracle社 | MariaDB Foundation(非営利団体) ※複数の企業による スポンサー支援をもとに活動 |
| 元々MySQLの開発者および 所有者であった「MySQL AB社」を Sun Microsystems社が買収。 その後、Oracle社が Sun Microsystems社を 買収しました。 | 元々MySQLの開発者 および所有者であった 「MySQL AB社」の 創設者によるプロジェクトです。 | |
| 特徴 | 世界的人気で 長らく使用されている | 独自の進化を遂げている MySQLと互換性がある |
※MySQLには、Oracle社のサポートが充実した有料版もあります。
MariaDBは、MySQLから派生したデータベースです。
上記のとおり、元々MySQLの開発者および所有者であったMySQL AB社の創設者によって作られました。
MariaDBは独自の進化を遂げつつも、MySQLと互換性があるため、使用されるケースが増えています。
なお、WordPressにおいては、どちらのデータベースでも動作可能です。
詳しくは、このあと解説しますね。
WordPressとMySQLの関係性
WordPressのシステムには、主に以下の2つが使用されています。
- 「PHP」(プログラム)
- 「MySQL」 or 「MariaDB」(データベース管理システム)
(参考:WordPress.org「必須要件」)
まずWordPressは、「PHP(ピーエイチピー)」というプログラミング言語で動くシステムです。
そして、Webページを表示するときに必要なデータを、「MySQL」もしくは「MariaDB」などのデータベースから呼び出しているのです。
カワウソ
さきほどの物流倉庫で例えると、出荷に必要な商品を倉庫から取り出すイメージですね。

- ユーザーがWebページにアクセス
- PHPプログラムがデータベースからページのデータを呼び出して使用
- HTMLやCSSで実際のWebページが表示される
WordPressであれば、HTMLやCSSなどのソースコードを入力しなくても、ホームページは作れます。ただ、実際にWebページがブラウザで表示されるときは、裏側でHTMLやCSSが使用されているのです。
HTMLやCSSについては、以下の記事で詳しく解説しています。
なお、MySQLが管理しているWordPressの主なデータは、以下のとおりです。
- 投稿
- 固定ページ
- コメント
- カテゴリやタグ
- ユーザー
「投稿」や「固定ページ」など、WordPressの各種機能については、以下の記事で詳しく解説しています。
WordPressデータベースの構造
ここからはさらに詳しく、WordPressデータベースの構造について解説します。
とはいえ、ホームページ制作や運営において必須の知識ではないため、「WordPressのデータベースを作る方法」まで読み飛ばしていただいて構いません。
まず、WordPressのデータベースは「12個のテーブル」によって、さまざまなデータが格納されています。

※phpMyAdminについては、記事の後半で解説します。
MySQLは、データを「テーブル(表形式)」で管理する「リレーショナルデータベース」と呼ばれる種類のシステムです。

12個のテーブルの内訳は、以下のとおりです。
| wp_commentmeta | コメントのメタデータ(データに対する付加情報) ※コメントをスパム扱いにしたり、ゴミ箱に移動したりしたときなどに付与される情報 |
| wp_comments | コメントに関する情報 ※投稿者名、本文、メールアドレスなど |
| wp_links | 現在は使用されていません。 |
| wp_options | WordPress管理画面の「設定 > 一般」に関する情報 ※サイトタイトルやキャッチフレーズなど |
| wp_postmeta | 投稿や固定ページなどのメタデータ ※カスタムフィールドに入力した情報など |
| wp_posts | 投稿や固定ページなどに関する情報 ※投稿タイプ、タイトル、本文、パーマリンク(URLの一部)、ステータスなど |
| wp_termmeta | ターム(カテゴリやタグなど)のメタデータ ※カテゴリやタグに設定した色など |
| wp_term | ターム(カテゴリやタグなど)に関する情報 ※カテゴリやタグの名前、スラッグ(URLの一部)など |
| wp_term_relationships | 「投稿」と「タクソノミー」の関連付け情報 ※投稿(記事)がどのカテゴリやタグと紐づいているかなど |
| wp_term_taxonomy | タクソノミーを管理する情報 ※タクソノミーID、カテゴリやタグの説明、親カテゴリの情報など |
| wp_usermeta | 各ユーザーのメタデータ ※言語、ニックネーム、名、性、プロフィール(説明)など |
| wp_user | 各ユーザーのログイン情報 ※ユーザー名、パスワード、メールアドレスなど |
なお、「タクソノミー/ターム」や「カテゴリ/タグ」などの関係性については、以下の表をご覧いただくと分かりやすいです。
| 投稿タイプ (post_type) | 以下すべて「タクソノミー(分類)」の一種 | |
| タクソノミー (taxonomy) | ターム (term)※例 | |
| 投稿 (post) | カテゴリ (category) ※階層構造あり | テント |
| テーブル | ||
| チェア | ||
| 焚き火台 | ||
| 調理器具 | ||
| タグ (post_tag) ※階層構造なし | ブランドA | |
| ブランドB | ||
| ブランドC | ||
| ブランドD | ||
| ブランドE | ||
| 固定ページ (page) | なし | なし |
投稿タイプ
- 投稿:ブログ(記事)を投稿する機能 ※時系列
- 固定ページ:ページを作成する機能 ※時系列でない
「投稿」にある記事を分類するための機能(分類タイプ)
- カテゴリ:記事をおおまかに分類するときに使用 ※階層構造あり
- タグ:記事に関連キーワードを紐づけるときに使用 ※階層構造なし
記事の分類に関する言葉
- タクソノミー:「分類」を意味する広義の言葉
- ターム:カテゴリやタグに登録されている項目(分類の最小単位)
カワウソ
カテゴリ、タグ、タームは広く見ると、すべて「タクソノミー(分類)」です。
wp_postsの構造
参考に、投稿や固定ページなどに関する情報が入った「wp_posts」のテーブルを見てみましょう。

以下は、カラム(列)の一例です。
※すべてではありません。
| ID | 投稿の管理番号 |
| post_author | 投稿者の管理番号 |
| post_date | 投稿した日時 |
| post_date_gmt | 投稿した日時(GMT) |
| post_content | 投稿の本文 |
| post_title | 投稿のタイトル |
| post_excerpt | 投稿の抜粋 |
| post_status | 投稿ステータス |
| comment_status | コメントの許可状況 |
| ping_status | タックバックやピンバック受け付けの可否 |
| post_password | 投稿を閲覧するためのパスワード |
| post_name | URL用の文字列(スラッグ) |
カワウソ
WordPressのデータがどのようにデータベースに格納されているか、イメージできましたか?
エックスサーバーでWordPressのデータベースを作る方法
前述のとおり、WordPressを使ってホームページを開設するには、データベースが必要です。
とはいえ、ほとんどのレンタルサーバーには、データベースの自動作成機能が備わっているため、初心者の方が専門的な知識を習得する必要はありません。
たとえば、弊社のレンタルサーバー『エックスサーバー』では、WordPressのインストール関連機能を使用するときに、自動でデータベースが作成されます。
| サービス(機能) | 説明 |
|---|---|
| WordPress クイックスタート | 『エックスサーバー』の申し込み時に利用可能。 レンタルサーバーの契約と同時に、WordPressのインストールが完了します。なお、データベースは自動で生成されます。 |
| WordPress 簡単インストール | 『エックスサーバー』の契約後に利用可能。 サーバーパネル(管理画面)から簡単にWordPressをインストールできます。なお、データベースは自動で新規作成するか、作成済みのものを使用するかを選ぶことが可能です。 |
「WordPressクイックスタート」については、以下の記事で解説しています。
「WordPress簡単インストール」については、以下の記事で解説しています。
また上記以外でも、サーバーパネル(管理画面)の「データベース > MySQL設定」のメニューから、簡単にデータベースを作成することが可能です。

詳しくは、以下のマニュアルをご覧ください。
現在、『エックスサーバー』でデータベースを作成すると、標準で「MariaDB」が採用されます。
エックスサーバーでデータベースを編集する方法
データベースの編集は、基本的に専門家に依頼してください。
誤った操作が原因で、WordPressないしはホームページが正しく機能しなくなるおそれがあるためです。
ただし、WordPressにログインできないなど、緊急を要するときもあるでしょう。
その場合は、データベースを直接編集することにより、復旧できることもあります。
『エックスサーバー』では、「phpMyAdmin(ピーエイチピーマイアドミン)」を使うことにより、データベースの編集が可能です。
MySQLやMariaDBなどのデータベースを、ブラウザ上で管理するためのツールのことです。
エックスサーバーの場合、サーバーパネルの「データベース > phpmyadmin(MariaDB××.×)」からアクセスできます。

▼phpMyAdminの画面▼

以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
WordPressの復元にはデータベースのバックアップデータも必要
WordPressのデータは、定期的にバックアップを取っておきましょう。
WordPress(本体、テーマ、プラグイン)のアップデートで不具合が発生したり、不正アクセスによりホームページが改ざんされたりしたときに、以前の状態に復元するためです。
WordPressを復元するためには、以下2つのバックアップデータが必要です。
Webデータ
テーマ、プラグイン、メディア(画像)など
データベース
コンテンツやWordPressの各種設定内容など
カワウソ
バックアップを取っていたつもりでも、データベースは取れていなかったということもよくあるので、初心者の方は注意してください。
なお、『エックスサーバー』には「自動バックアップ機能」があり、Webデータとデータベースの過去14日分が自動で保持されます。
「自動バックアップ機能」の利用方法は、以下から確認してください。
レンタルサーバーのバックアップ機能も完璧ではありません。『BackWPup』などのWordPressプラグインで、バックアップを取得しておくことをおすすめします。
WordPressのデータベースに関するよくある質問
最後に、WordPressのデータベースに関する「よくある質問」をまとめました。
- MySQLとSQLの違いは何ですか?
MySQLは「データベースを管理するシステム」であり、SQLは「そのソフトを操作するための言語」という違いがあります。
データベースは情報を保管する「倉庫」のようなものですが、人間が直接中身を操作することはできません。
そのため、「MySQL」というシステムに対して、「SQL」という共通の言語を使って指示を出す必要があるのです。要するに、MySQLというシステムを動かすための専用の言葉がSQLであると覚えておくとよいでしょう。
- MySQLはなぜ無料で利用できるのですか?
MySQLが無料で利用できるのは、システムを構成するプログラムのソースコードが一般公開されている「オープンソース」だからです。
基本的にはライセンス料が不要なので、誰でも無償で利用できます。なお、無料であっても、機能面での心配は必要ありません。
世界中の開発者が協力して改良を続けているため、優れた機能を備えているのもMySQLの特長です。
- WordPressの推奨データベースは?
2026年3月時点、WordPress公式が推奨しているデータベースは、MySQL8.0以上、またはMariaDB10.5以上のバージョンです(※参考:WordPress「必須要件」)。
上記より古いバージョンでもWordPressが動作する場合はありますが、公式のサポートが終了しているため、ホームページを脆弱性にさらす危険性があります。
そのため、WordPressを運用するときは、必ず推奨環境を利用するようにしましょう。たとえば、『エックスサーバー』では、上記の推奨要件を満たすMariaDB10.5以降が標準で採用されており、WordPressが快適に動作する環境が整っています。
まとめ
この記事では、WordPressのデータベースに使用される、「MySQL」について解説しました。
- MySQLは、世界的人気の「データベース管理システム」
- MariaDBは、MySQLから派生したデータベースで互換性がある
- WordPressにはデータベースが必要で、MySQLとMariaDBを採用している
- レンタルサーバーには、基本的に「データベース自動作成機能」がある
- データベースは重要なので、編集は専門家に任せたほうがよい
WordPressでホームページを作るなら、データベースのバックアップも忘れずに取っておきましょう。
それでは、素敵なホームページの完成を願っております。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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