【2024年1月10日更新】パーマリンクの設定画面の変更に伴い、最新情報に更新しました。
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こんにちは、T部長です!
「パーマリンクって何だろう?」「WordPressでの設定方法が知りたい」といった疑問や悩みを持っている人は多いと思います。
そこで今回は、パーマリンクとは何なのか、またWordPressでのおすすめの設定方法を解説します!

T部長
この記事は以下のような人におすすめ!
- パーマリンクとは何なのかを知りたい
- WordPressのパーマリンク設定を変更すべき理由を知りたい
- パーマリンクの設定方法を知りたい
この記事を読めば、自身のブログに最適なパーマリンクが設定できるようになります。
適切に設定しておくと読者にとってもブログ運営側にとってもメリットがあります!
本記事を通して、ぜひパーマリンクへの理解を深めてください。
それでは、どうぞ!
目次
パーマリンクとは?

パーマリンクとは、Webサイトのページごとに設定するURLのこと。
上の画像だと、URL全体がパーマリンクにあたります。
パーマリンクの英語表記は「Permalink(半永久的なリンク)」。
WordPressの投稿ページや固定ページなど、それぞれのWebページを作成したときに、各ページごとに作られます。
WordPressの設定を変更していないと、パーマリンクは画像のような「ドメイン」「投稿日」「記事タイトル」になるはずです。
「このままでもいいのでは」と思うかもしれませんが、パーマリンクには最適な設定があるので、以下で説明していきます。
画像の「example.com」の部分は「ドメイン」、URLの末尾となる「お試しの記事です」は「URLスラッグ」と呼びます。
シンプルかつ理解しやすいパーマリンクが最適
結論、できる限りシンプルで、かつ人間が理解しやすいパーマリンクが最適だと考えられます。
なぜなら、Googleがシンプルで理解しやすいURLを推奨しているためです。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
可能な場合は、長い ID ではなく意味のある単語を URL に使用します。
引用:シンプルな URL 構造を維持する | Google 検索セントラル
Googleが推奨するとおりにパーマリンクを設定すれば、間接的にでもSEOによい影響があるかもしれません。
「Search Engine Optimization」の略で、日本語に訳すと「検索エンジン最適化」です。Googleなどの検索エンジンで自身のサイトが上位に表示されるための対策をいいます。
以下では、具体的にパーマリンクを決めるポイントを解説します。
パーマリンクを決めるときのポイント4つ
パーマリンクを決定する際は、以下4つのポイントを押さえましょう。
1.英単語で設定する
パーマリンクは、日本語よりも英単語での設定をおすすめします。
なぜなら日本語で設定した場合、パーマリンクをコピペしたりSNSでシェアしたりすると、以下のように英数字と記号に変換されるためです。
https://example.com/ブログの始め方/
↓変換される
https://example.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%81%AE%E5%A7%8B%E3%82%81%E6%96%B9/
英数字や記号などに変換されたパーマリンクには、以下のようなデメリットがあります。
- URLが長くなるため、SNSでシェアする際にリンクが貼れない可能性がある
- ユーザーが不信感を抱き、リンクを開くのを避ける可能性がある

そのため、パーマリンクは日本語ではなく、以下のように英単語で設定するほうがよいと考えています。
https://example.jp/ブログの始め方
https://example.jp/blog-how-to-start
とはいえ、SEOに悪影響がないのであれば、日本語でパーマリンクを設定したいと考える人もいるのではないでしょうか。
そこで以下では、パーマリンクを日本語で設定した場合のSEOへの影響について解説します。
日本語のパーマリンクでもSEOに悪影響はない
結論、日本語のパーマリンクがSEOに悪影響を及ぼす可能性は低いです。
こちらの動画のとおり、Googleのスタッフが明言しています(46:38から47:39の間です)。
以下は、動画内でSyed Malik Mairaj氏がパーマリンクについて発言した内容のまとめです。
- 長期的に見たら、URLには記事と同じ言語を使用するほうがよい(例:ヒンディー語の記事なら、ヒンディー語のパーマリンクにする)。
- URLは検索結果やブラウザにも表示されるので、記事と同じ言語のほうがユーザーの利便性は高まるだろう。
- ただ、現状URLと記事の言語が違っていても問題はないし、SEOに悪影響があるわけでもない。
つまり、パーマリンクが日本語でもSEO的に問題はないということです。むしろ、Syed Malik Mairaj氏は記事と同じ言語のパーマリンクを推奨しています。
とはいえ、SEO以外のデメリットがあるため、パーマリンクを日本語に設定するかどうかは、ブログの目的や状況を踏まえて判断しましょう。
2.ユーザーが理解できる構造にする
先述のとおり、Googleは「論理的かつ人間が理解できるURL構造」を推奨しています。
たとえば、わかりやすい英単語をつなげて記事の内容を表現するのがおすすめです。
例:「ブログの始め方」に関する記事のパーマリンク
https://example.jp/1234abcd54sjijjpagake
https://example.jp/blog-how-to-start
簡単な英単語をつなげて表現すれば、多くのユーザーがパーマリンクを見ただけで「ブログの始め方に関する記事なんだ」と理解できるでしょう。
投稿日は表示させないほうが管理しやすい

デフォルトの設定だと、パーマリンクには投稿日(記事を公開した日)が含まれます。この場合、記事を一度公開したあとで日付を変更すると、パーマリンクも変わります。
- 変更前(旧)https://example.jp/2021/01/27/blog-how-to-start
- 変更後(新)https://example.com/2024/12/15/blog-how-to-start
WordPressでは、パーマリンクの構造を変更しない限りは、旧URLにアクセスしても自動的に新URLに転送してくれます。
とはいえ、頻繁に投稿日を変更するような記事があると、管理しづらくなってきます。
そのため、はじめから投稿日は表示させないほうが無難と言えるでしょう。
https://example.jp/2021/01/27/blog-how-to-start
https://example.jp/blog-how-to-start

T部長
日記やデータの記録日が重要になる記事であれば、投稿日があると役に立つと思います!
3.短くてシンプルな構造にする
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。
引用:シンプルな URL 構造を維持する | Google 検索セントラル
Googleが推奨するとおり、短くてシンプルなパーマリンクを心がけましょう。
パーマリンクが長くて複雑だと、ユーザーが意味を理解しにくいためです。
https://example.jp/syoshinsyanotamenobloghajimekatakouza
https://example.jp/blog-how-to-start
4.ハイフンを活用する
「短くてシンプルなパーマリンク」がよいものの、どうしても複数の単語を組み合わせなければいけないシーンがあると思います。
その場合は、単語同士を「-(ハイフン)」でつなぎましょう。
https://example.jp/bloghowtostart
https://example.jp/blog-how-to-start
以下のとおり、Googleがハイフンの使用を推奨しています。
URL ではハイフンを使うと効果的です。ハイフンにより、ユーザーや検索エンジンが URL に含まれるコンセプトを簡単に識別できるようになります。
URL にはアンダースコア(
引用:シンプルな URL 構造を維持する | Google 検索セントラル_
)ではなくハイフン(-
)を使用することをおすすめします。
「_( アンダースコア)」はよく間違って使われるので、注意してください!
WordPressでのパーマリンクの設定方法
ここまで、パーマリンクを決定する4つのポイントについて解説しました。
次は、具体的にWordPressでパーマリンクを設定する方法を解説します。
- WordPressの「パーマリンク」の設定を変更する
- ページ単位でパーマリンクの設定を変更する
1.WordPressの「パーマリンク」の設定を変更する
まずは、パーマリンクに関する大元の設定から変更していきます。
パーマリンクの設定は、以下のとおり6種類あります。
先に解説した「パーマリンクを決定する4つのポイント」を踏まえると、「投稿名」がおすすめ。文字列を自由に変更できるからです。
- 基本:?p=123のような形式で、数字はWordPressが自動的に割り当てる
- 日付と投稿名:公開した日と記事タイトル
- 月と投稿名:公開した月と記事タイトル
- 数字ベース:WordPressが自動的に割り当てる数字
- 投稿名:記事タイトル(おすすめ)
- カスタム構造:パーマリンクの設定をカスタマイズできる
WordPressの左側メニューより「設定」にカーソルをあて、パーマリンクをクリックしましょう。

デフォルトだと「日付と投稿名」で設定されていると思います。

「投稿名」を選択したのち、最下部の変更を保存をクリックすれば大元の設定は完了です。

2.ページ単位でパーマリンクの設定を変更する
大元の設定を「投稿日」に変更すると、投稿や固定ページを作成した際、パーマリンクの最後の部分に記事タイトルがそのまま反映されます。

先ほど解説したとおり、日本語の記事タイトルだとパーマリンクが長くなってしまうため、ページごとに設定を変更しましょう。
投稿ページの編集画面を開きます。
※記事を新規作成する場合は、一度下書き保存してください。記事タイトルか本文を少し入力すれば、下書き保存できます。
右上の設定をクリックします。

①「リンク」に表示されているテキスト(青)をクリックすると、②「リンク」の編集画面が開きます。

英単語(と場合によってはハイフン)を用いて「リンク」を変更します。

最後に、下書き保存をクリックして完了です。
「カテゴリー」「タグ」のパーマリンクを変更する方法
投稿ページなどと同じく、カテゴリーやタグも新規追加すると、自動的に「カテゴリー名」「タグ名」がパーマリンクに反映されます。
いずれも、パーマリンクを変更する手順はほとんど同じです。
以下では、カテゴリーのパーマリンクを変更する手順を例に解説します。
WordPressの左側メニューより「投稿」にカーソルをあて、カテゴリーをクリックします。
タグのパーマリンクを変更する場合は、タグをクリックしてください。

パーマリンクを変更したいカテゴリーにカーソルをあて、クイック編集をクリックしましょう。

変更前は、カテゴリー名がそのままスラッグに反映されています。

任意のスラッグに変更しましょう。

最後に、カテゴリーを更新をクリックすれば完了です。

ちなみに、ブログのカテゴリーについては以下で解説しています。

パーマリンク設定後の変更はおすすめしない
パーマリンクの重要な注意点として、一度設定したら変更しないようにしましょう。
理由は以下の2つです。
1.他のWebページからアクセスできなくなる

パーマリンクの変更は、URLの変更とイコールです。
とくに、一度設定したパーマリンクをあとからURLの構造を変えると、以前のURLからはアクセスできなくなってしまいます。
- 変更前(旧)https://example.jp/2024/12/01/blog-how-to-start/
- 変更後(新)https://example.jp/blog-how-to-start
→新URLにアクセスしても、旧URLに転送されない
たとえば、記事内で関連情報として紹介していたページのパーマリンクを変更したとします。
記事内に貼り付けていたURLを書き換えなければ、そこからパーマリンクを変更したページにはアクセスできません。
また、他のブログなどで紹介されていた場合も同様です。パーマリンクを変更すると、URLを書き換えてもらう必要が生じます。
いずれにしても、変更前のURLからはアクセスできなくなってしまうため、パーマリンクの変更はできる限り控えましょう。
2.SEOに悪影響を及ぼす可能性がある
あとからパーマリンクを変更すると、SEOに悪影響を及ぼす恐れがあります。
先述のとおり、パーマリンクの変更はURLの変更と同義です。
URLが変わると、Googleから新しく作成された記事とみなされ、それまでに積み上げた評価がリセットされてしまいます。

また「被リンク」もリセットされます。
外部のサイトから自分のブログに向けて設置されたリンクのことです。Googleが各ページの検索順位を決定するうえで、重要視している要素の一つ。多くのサイトから被リンクを受けているほど、価値の高いページと判断されます。
総合的な評価がリセットされるだけでなく、上位表示のキーとなる被リンクがゼロになるため、SEOの観点においてもパーマリンクの変更はおすすめしません。
パーマリンクを途中で変更したらリダイレクトの設定を行おう
URLの構造が変わるパーマリンクの変更を行うと、自動では変更後のURLに転送(リダイレクト)してくれません。
そのため、たとえば「日付と投稿名」から「投稿名」に変更した場合は、別途リダイレクトの設定が必要です。
旧URLから新URLに転送するには、301リダイレクトを行います。
URLを元に戻さない、恒久的な転送に使用する。ぺージに対するGoogleの評価も新URLに引き継がれる。
301リダイレクトの設定は、プラグイン『Redirection』を使えば簡単にできます!
プラグイン『Redirection』の使い方
WordPressの管理画面のメニュー①「プラグイン」から②「新規プラグインを追加」をクリックします。
③検索ボックスに「Redirection」と入力し、④今すぐインストールをクリックします。

有効化をクリックしましょう。

『Redirection』を初めて使う場合は、セットアップが必要です。
以下の記事の「2. URLの転送(リダイレクト)設定」を参考に、セットアップを行ってから、転送設定へと進んでください。くわしくは記事をご覧ください。

まとめ:パーマリンクを最適なものに設定しよう
今回は、パーマリンクとは何なのか、またWordPressでの設定方法などを解説しました。
最後に、パーマリンクを決める際に押さえるべきポイントをおさらいします。
- 英単語で設定する
- ユーザーが理解できる構造にする
- 短くてシンプルな構造にする
- ハイフンを活用する
パーマリンクは細かな部分ですが、簡単な設定を済ませるだけで、ユーザーの利便性を上げられます。
あとから変更すると、さまざまなトラブルが生じる恐れがあるので、記事を書く前にしっかり設定しておきましょう!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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