ホームページの運営に必要な業務を解説!外注の費用や注意点など

【2023年11月30日更新】全体の内容を見直すとともに、記事内の各データを最新に更新しました。

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こんにちは、編集長のカワウソです!

「ホームページを作りたいけど、開設後に何をすればよいのか分からない……」と不安になっていませんか?

そこで今回は、ホームページの運営に必要な業務を解説します。

カワウソ

この記事は次のような人におすすめ!

  • はじめてホームページを作る人
  • ホームページの運営について知りたい人
  • ホームページの運営を外注したい人

この記事を読めば、ホームページ開設後に何をするべきか分かります。事前に知っておけば、安心してホームページ制作に取り掛かれるでしょう。

それではどうぞ!

ホームページの運営に必要な6つの業務

ホームページは開設して終わりではありません。継続して運営していく必要があります。

ここでは、ホームページの運営に必要な業務を、以下の6つに分けて解説します。

それぞれ解説します。

情報の更新

「情報の更新」には、主に以下2つの作業が発生します。

新しい情報を追加する

新しい情報を定期的に掲載していくことで、ユーザーにポジティブな印象を与えられます。

ホームページに新しい情報が追加されていないと、「企業の活動実態」が把握しづらいですよね。
新しい情報があれば、ユーザーは「現在も意欲的に活動する企業」と判断するでしょう。

新しい情報を追加する/しない場合

そのため、新しい情報はできる限りホームページに掲載するべきです。

たとえば、以下のような情報を積極的に追加しましょう。

新しい情報
  • 新しい商品やサービスの発表
  • 長期休暇や事務所移転などのお知らせ
  • 新しい求人情報
  • コラムなどのコンテンツ(ブログ記事)

ホームページに新しい情報を掲載していくためにも、社内に広報担当がいる場合は、密にコミュニケーションを取るようにしてください。

古い情報を新しくする

ホームページに掲載した情報は、時間の経過とともに古くなります。

古いがゆえに、事実と異なる情報をユーザーに与えてしまうと、信頼を失いかねません。内容によっては、クレームに発展するおそれもあるでしょう。

そのため、ホームページに掲載している情報が古くなっていないか、定期的に見直す習慣を作ることが大切です。

定期的に情報を見直し/古い情報がそのまま

見直しが必要な情報には、たとえば以下のようなものがあります。

古い情報を新しくする
  • 電話番号や住所
  • 営業日や営業時間
  • 商品やサービスの内容
  • コラムなどのブログ記事

ホームページを更新しないリスクについては、以下の記事でも解説しています。

保守

ホームページを安全かつ快適に表示するために、継続的な「保守」が必要になります。

保守の対象に含まれるのは、主に以下の3つです。

それぞれ解説します。

サーバー

サーバーは、ホームページやメールのデータを保管する場所です。ホームページを「家」に見立てた場合、「土地」と考えると分かりやすいでしょう。

ホームページを家にたとえると、ドメインは住所、サーバーは土地

自前でサーバーを構築すると膨大な費用がかかるため、ほとんどの企業では、「レンタルサーバー」が利用されています。

レンタルサーバーであれば、サーバー(機器)自体の保守は、提供元が請け負ってくれるので、専門的な知識は必要ありません。

※サーバーについては、以下の記事で詳しく解説しています。

レンタルサーバーの多くは、「月額料金制」を採用しています。

月額1,000円〜3,000円程度で利用できるものの、契約の更新を忘れてしまうと、ホームページのデータが削除されてしまい、閲覧できなくなります。

そのため、「長期契約」を選んだり、「契約の自動更新」を設定したりしておくとよいでしょう。

メモ

弊社『エックスサーバー』では、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月の契約期間をご用意しております。長い契約期間をお選びいただくと、月額料金が割引されるため、おすすめです。

ドメイン

ドメインとは、ホームページの住所のようなもの。ホームページにアクセスするために必要になります。

当メディアでいえば、「xserver.ne.jp」の部分がドメインです。

URLのうちドメインと呼ばれる部分

※ドメインについては、以下の記事で詳しく解説しています。

ドメインもサーバーと同じく、契約の更新を忘れてはいけません。

契約の更新を忘れると、ドメインが無効になるため、ホームページが表示されなくなります。
また、契約失効中に第三者にドメインを取得されてしまうと、以後自社で利用できなくなるのです。

ドメインは、一般的に「年単位」で契約します。

料金は、ドメインの種類によって異なり、無料〜年間4,100円程度が相場です。
※レンタルサーバーによっては、契約を条件として、ドメインが無料になったり、割引になったりすることもあります。

メモ

『エックスサーバー』には、「.com」などのドメインが無料で取得できる「独自ドメイン永久無料特典(※)」があります。サーバー契約期間中は、ドメイン契約も自動的に更新されるのでおすすめです。

※取得できるドメインはプランによって異なります。

CMS

CMSは、「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略称で、ホームページの制作や更新が簡単にできるシステムです。

CMSの中でも代表的なシステムが「WordPress」であり、世界でもNo.1のシェアを誇っています(2023年11月22日時点)。

CMSの世界シェア(WordPressはNo.1)

▲出典:Usage statistics of content management systems| W3 Techs

※WordPressについては、以下の記事で詳しく解説しています。

WordPressでホームページを作った場合、主に以下の保守が必要です。

アップデートするもの
  • WordPress本体のアップデート
  • テーマ(デザインテンプレート)のアップデート
  • プラグイン(拡張機能)のアップデート
  • データのバックアップ

それぞれをアップデートしないと、セキュリティリスクを抱えてしまいます。
※詳しくは、このあと解説します。

そのほか、バックアップを取っておくと、間違えてデータを削除した場合など、万が一のトラブルが発生したときに役に立つでしょう。

バックアップは、以下の方法で取得可能です。

WordPressのバックアップ方法
  • レンタルサーバーのバックアップ機能を使う
  • WordPressのプラグインを使う

初心者の方におすすめなのは、「レンタルサーバーのバックアップ機能」です。難しい設定をしなくても、「自動バックアップ」が簡単にできます。

注意

WordPressのバックアップは、「Webデータ」と「MySQLデータベース」の2種類を取る必要があります。

『エックスサーバー』のバックアップ方法は以下から確認できます。

プラグインについては、以下の記事で解説しています。

セキュリティ対策

ホームページの運営に欠かせないのが、「セキュリティ対策」です。

セキュリティ対策を怠れば、以下のようなリスクを抱えてしまいます。

リスク
  • ホームページが乗っ取られる
  • 個人情報が盗まれる
  • ページが改ざんされる

自社だけでなく、顧客や取引先などに迷惑をかけるので、必要最低限のセキュリティ対策は施しましょう。

ホームページ開設時の主なセキュリティ対策は、以下のとおりです。

ホームページ開設時のセキュリティ対策5つ
  • IDやパスワードの管理
  • 重要なデータやファイルは公開領域に設置しない/削除する
  • 不要なサービスやアプリケーションは削除する
  • WordPressのセキュリティ対策
  • SSL化

詳しくは、以下の記事で解説しています。

お問い合わせの対応

ホームページの運営には、「お問い合わせの対応」も含まれます。

たとえば、「商品」や「営業時間」などに関する問い合わせが、電話問い合わせフォームを通じて入ってきます。

複雑な内容であれば、上司や仕入れ元に確認する必要も出てくるでしょう。

迅速な対応ができないと、二次クレームに発展する可能性もあるので、注意が必要です。

フォームから入ってくる問い合わせは、一日のなかでも決まった時間に確認するとともに、「誤って迷惑メールフォルダに振り分けられていないか」などもチェックしましょう。

アクセス解析

ホームページを開設したとしても、すぐに目的が達成されるわけではありません。
改善点を見出して、よりユーザーにとって価値のあるホームページにしていく必要があります。

そのときに役に立つのが、「アクセス解析」です。
ホームページにアクセスしたユーザーのデータを解析すれば、改善点を見つけやすくなります。

詳しくは、以下の記事で解説しています。

集客

ホームページ開設の目的が、「商品の販売」や「問い合わせの獲得」などといった場合は、まず「集客」する必要がありますよね。

「集客」と一口に言っても、さまざまな方法があります。

創業期では、無料で始められる「SNS」がおすすめです。
運用次第であるものの、バズらせる(多くの人から注目を集める)ことができれば、短期間で多くのユーザーをホームページに集客できるでしょう。

そのほか、集客の種類や選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。

ホームページの運営に必要な費用

ホームページの開設を検討している方なら、事前にどのぐらいの費用がかかるか、知っておきたいですよね。

ホームページの運営費用は、以下の4つに分けられます。

ホームページ運営4つの費用
  1. 維持費
  2. 管理費
  3. 更新費
  4. 販促費

ホームページの運営に必要な費用は、「自社で管理」する場合と、「外注」する場合とで、大きく異なります。

自社対応できるかの基準(項目別)
内訳 項目 自社対応 相場 外注先
維持費 レンタルサーバー 1,000円~3,000円 /月 Web制作会社
ドメイン 無料~4,100円 / 年
SSL 無料~20万円 / 年
管理費 バグの対応
(※1)
5,000円~10万円 /月
(※3)
セキュリティ対策
WordPressのアップデート
更新費 コンテンツの追加・更新
(※2)
販促費 リスティング広告 × 広告費用の20%が手数料 Web広告代理店
SEO 10万円~100万円 / 月 SEO会社

(※1)バックアップがあれば復旧できる。サーバーのセキュリティ対策機能を活用可能。
(※2)WordPressを導入していれば、スキルが無くても自社で簡単な更新は可能。
(※3)Web制作会社によって金額やサポート範囲はさまざま。

詳しくは、以下の記事で解説しています。

ホームページの運営を外注するときの注意点

ホームページの運営について、自社で対応できない業務がある場合は、外注を検討しますよね。

ただ、「どの会社を選べばよいか分からない……」と不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、ホームページの運営を外注するときの注意点を、3つ解説します。

何をどこまで依頼するか決める

まず、「何をどこまで依頼するか」を明確にしておきましょう。

すべてを丸投げしてしまうと、本来自社でも対応できる業務まで依頼することになり、無駄なコストが発生してしまいます。

たとえば、「情報の更新」で考えてみましょう。

WordPressでホームページを作っていれば、ニュース(ブログ)の更新程度なら、Web制作スキルがなくても自社で対応できます。

WordPressならホームぺージの更新が簡単

しかし、「商品の販売」や「問い合わせの獲得」などを目的として、キャンペーンページを作る場合は、それなりに訴求力のあるデザインで作る必要がありますよね。
であれば、プロであるWeb制作会社に依頼したほうが、成果は期待できるでしょう。

そのほか、「保守」だと、サーバーやドメインの契約管理は自社でするべきです。
サーバーは「土地」、ドメインは「住所」であるため、第三者に管理されている状態は好ましくありません。

このように、なるべく自社で対応し、難しい業務のみ外注するようにしましょう。

価格だけで選ばない

「安いから」といった理由だけで、外注先を選んではいけません。

料金が安い場合、ホームページ運営の対応範囲が限られていることもあります。
一見、パック料金などで安く見えていても、追加の業務を依頼したときに、相場より高い金額が請求されることも珍しくありません。

依頼内容と料金相場を理解したうえで、外注先を決定しましょう。

実績のある外注先を選ぶ

外注先の選定で重要なのは、「実績」を確認することです。

なかには、ホームページ制作のみならず、集客をサポートしてくれるWeb制作会社もあります。

しかし、成果があがるかは別の話です。
「餅は餅屋」ということわざがあるように、集客に関しては、Webマーケティング会社のほうが優れている場合もあります。

さらに言うと、「リスティング広告」、「SEO」などそれぞれの集客方法に特化した専門会社も多いです。

「実績」を確認すれば、外注先の選定で失敗する可能性を減らせるでしょう。

実績を確認して選ぶ/確認せずに選ぶ

Web制作会社選びにおすすめな「ホームページ制作相談」

ホームページ制作を外注する方に、おすすめのサービスを紹介します。

日本には、約5,000社のWeb制作会社があり、初心者の方が自社に適した外注先を選定するのは、簡単なことではありません。

そこでご紹介したいのが、弊社『エックスサーバー』の「ホームページ制作相談」サービスです。

ホームページ制作相談

専門のコンサルタントが「目的」「予算」「納期」など、事前にヒアリングしたうえで、お客様に合うWeb制作会社を厳選してご紹介します。

プロに相談することで、初心者の方でも簡単かつ安心して選ぶことが可能です。

弊社『エックスサーバー』のご契約者様向けのサービスではあるものの、ご契約前でも相談していただくことは可能です。ぜひお気軽にご利用ください。

カワウソ

「ホームぺージ制作相談」を実際にオペレーションしていただいている、株式会社ユーティルの代表取締役 岩田真さんにその内側をインタビューしました。
Web制作会社に依頼するときに必要となる「最低限の準備」について、アドバイスいただいているので、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ

この記事では、ホームページの運営に必要な業務を解説しました。

まとめ
  • ホームページ運営には、主に「6つの業務」がある
  • ホームページ運営に、「必要な費用」を知っておく
  • ホームページ運営を外注するときは、「3つの注意点」を守る
  • エックスサーバーの「ホームページ制作相談」なら、Web制作会社選びをプロに相談できる

企業によって、ホームページ運営における業務内容は異なります。

自社だけで対応できない場合には、外注する方法があることを覚えておきましょう。

それでは、素敵なホームページの完成を願っております。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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