ホームページの作成期間を規模別に解説!短縮するコツなど

【2023年9月27日更新】記事の内容を見直すとともに、より理解度が深まるように関連記事を追加しました。

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こんにちは、編集長のカワウソです!

ホームページ作成をWeb制作会社に外注しようと考えていませんか?
そのときに気になるのが、ホームページの「作成期間」ですよね。

そこで今回は、Web制作会社への外注を検討している方向けに、ホームページの作成期間を解説します。

カワウソ

この記事は次のような人におすすめ!

  • ホームページ作成をWeb制作会社に外注する人
  • Web制作会社に依頼したときの作成期間を知りたい人
  • ホームページを早く作りたい人

この記事を読めば、ホームページ作成に必要な目安の期間が分かります。
いつ自社のホームページを公開できるかの予想がつくので、計画が立てやすくなるでしょう。

また記事の後半では、ホームページの作成期間を短縮するコツや、おすすめのサービスを紹介しています。

それではどうぞ!

ホームページの作成期間を左右する主な要素

まず前提として、ホームページの作成期間は、さまざまな要素によって左右されます。

たとえば、以下のような要素です。

ホームページの作成期間を左右する主な要素
  • ホームページの種類
  • ホームページの作り方(CMSの有無など)
  • ホームページのページ数
  • ホームページのデザイン(アニメーションの有無など)
  • テキストや画像などの素材を、自社とWeb制作会社のどちらが用意するのか
  • 各ページごとの修正回数

そのため、このあとに解説する作成期間については、あくまでも目安として捉えてください。

カワウソ

実際の期間を知りたい方は、Web制作会社に見積もりを取りましょう。ただし、スケジュールが遅延することも多いので、絶対に超えてはならないデッドラインを伝えておくことが大事です。

Web制作会社に外注する場合の作成期間(規模別)

前述のとおり、ホームページ作成期間は、さまざまな要素に左右されます。

そのなかでも分かりやすいのが、ホームページの規模として捉えることができる「ページ数」です。
一般的に、ページ数が多いほど、作成期間が長くなる傾向があります。

ホームページの規模 作成期間
LP(1ページ) 約1ヶ月
5ページ 約2ヶ月
10ページ 約3ヶ月
100ページ 8ヶ月〜9ヶ月
ゼロからシステム開発する場合 半年~1年

※上記の期間は、Web制作会社に発注してからの期間となります。

それぞれのページ数による制作期間について、詳しく解説します。

LPの作成期間は約1ヶ月

LP(ランディングページ)は1ページであるため、作成期間が短く約1ヶ月で完成します。

LP(ランディングページ)とは?

自社の商品やサービスに対する情報をまとめた単体のページのことです。商品やサービスの魅力を1ページで簡潔に紹介し、購入や契約に結びつける狙いがあります。Web広告のリンク先(着地ぺージ)に使用されることが多いです。

ランディングページは、勝ちパターンがほぼ決まっています。
ランディングページ作成を専門とするWeb制作会社もあり、成果のあがる構成がテンプレート化されていますよ。

LPでよくある構成
  1. (ファーストビュー)キャッチコピーやキャンペーン情報
  2. (問題提起)こんなお悩みありませんか?
  3. (解決策の提示)商品の特徴や魅力
  4. (客観的な評価)体験者の声やクチコミ
  5. (今買う理由)「先着〇〇様限定」「期間限定!〇月〇日まで」など

よほどデザインにこだわらない限りは、スケジュールが押すことも少ないでしょう。

5ページの作成期間は約2ヶ月

5ページ程度のホームページであれば、約2ヶ月の作成期間があれば作れます。

創業期のホームページ(主にコーポレートサイト)だと、5ページ程度に収まることも珍しくありません。

5ページ程度のコーポレートサイトの構成例
  1. トップページ
  2. 事業内容
  3. 会社概要
  4. お問い合わせフォーム
  5. 個人情報保護方針

創業期のホームページの役割は「名刺」です。
ひとまず、顧客や取引先に自社を紹介できれば問題ありません。

創業期のホームページ作成は、最低限の投資から始め、量よりもスピードを重視しましょう。

詳しくは、以下の記事で解説しています。

5ページ程度のコーポレートサイトならWordPressで自作がおすすめ

なお、5ページ程度のコーポレートサイトなら、WordPressで自作すれば早く、そして安く作れます。

WordPressとは

CMS(コンテンツ・マネージメント・システム)の一種。HTMLやCSSなどのWeb制作スキルがなくても、簡単にホームページの作成や更新ができる無料のシステムです。

デザインテンプレートである「テーマ」を利用すれば、デザインがほぼ完成した状態からホームページ作成を始めることが可能。テキストや画像を編集するだけで、オリジナルのホームページがすぐに作れます。

ロゴ、テキスト、画像などの素材が揃っている状態なら、初心者の方でも最短1日~2週間程度で作れるでしょう。

さらに、弊社『エックスサーバー』の「WordPressクイックスタート」なら、わずか10分でホームページ作成をスタートできます。

レンタルサーバーに申し込むと同時に、WordPress本体とテーマのインストールが自動で完了するので、おすすめです。

詳しくは、以下の記事で解説しています。

10ページの作成期間は約3ヶ月

10ページ規模のホームページであれば、制作期間は3ヶ月ほどです。

一般的なコーポレートサイトだと、10ページ程度になります。

10ページ程度のコーポレートサイトの構成例
  1. トップページ
  2. 事業内容
  3. 代表挨拶
  4. 企業理念
  5. 会社概要
  6. 事業所紹介
  7. 採用情報
  8. ニュース
  9. お問い合わせフォーム
  10. 個人情報保護方針

すべてのページにこだわり過ぎると、作成期間が延びてしまうこともあります。

そのため、一番重要であるトップページの作成に重点を置きましょう。
トップページは「入口」であり、ユーザーに閲覧される頻度が高いためです。

トップページは、一目見て「何の会社なのか」がすぐ分かり、ユーザーが興味を抱くデザインが好ましいです。

詳しくは、以下の記事で解説しています。

100ページ以上の作成期間は8ヶ月〜9ヶ月

100ページ以上のホームページを作成する場合の制作期間は、8ヶ月〜9ヶ月です。

以下のようなホームページであれば、100ページ必要な場合も考えられます。

100ページ以上のホームページの例
  • 自社の取扱商品が多く、カタログのようなホームページを作りたい
  • 正確性のある多言語対応のホームページを作りたい

いかに効率的に進められるかは、Web制作会社の力量によるところも大きいでしょう。

そのためWeb制作会社の選定時に、あらかじめ実現したいことを伝えたうえで、具体的な方法を提案してもらうことが大切です。

それぞれ補足いたします。

商品カタログのホームページ

たとえば雑貨などのメーカーであれば、自社の取扱商品が100種類を超える会社も少なくありません。

一つひとつの商品を顧客に見てもらうためには、ホームページに掲載するのが有効。
ホームページであれば、電子メールにURLを添付できるのはもちろん、紙のカタログと違い、間違いや仕様変更があっても訂正は容易です。

ホームページに掲載する商品数が多ければ多いほど、制作期間は延びます。
とはいえ、商品詳細ページの仕様さえ決まってしまえば、ほとんどのページに流用できます。

CSVなどで商品データを一括して挿入することもできるでしょう。

正確性のある多言語対応のホームページ

グローバル展開をする会社であれば、ホームページの多言語対応が必要です。
自動翻訳ツールはあるものの、デザインが崩れたり、間違った翻訳で表示されたりすることも珍しくありません。

正確性のある多言語対応のホームページを作るためには、翻訳専門業者への依頼が必要。
さらに、各言語に応じたページをそれぞれ用意する必要があるため、数が増えます。

とはいえ、単に言語の数だけで工数が2倍、3倍と増えるわけではありません。
言語は違えど、基本的なデザインは、ほぼ同じです。

システムをゼロから開発する場合は1年かかることも

「会員登録」や「カート(買い物かご)」などの機能を導入する場合は、一般的なホームページを作成するより、時間がかかることもあります。

すでにパッケージ化されたシステムを導入すれば、比較的短期間で導入できるものの、ゼロから開発する場合は、半年~1年ほどかかることも珍しくありません。

またゼロから開発する場合は、費用も高くつくでしょう。

まずは既存のパッケージシステムで対応できないか、Web制作会社に相談してください。

Web制作会社に外注する場合の作成期間(工程別)

次に、ホームページをWeb制作会社に外注したときの作成期間を工程別に解説します。

Web制作会社への外注であれば、それなりに予算をかけてホームページを作る方も多いでしょう。

ここでは、平均的な「10ページ程度のホームページ(約3ヶ月」を想定して解説します。

Web制作会社の選定は2週間〜3週間

Web制作会社を探してから、見積もりを取るまでの期間は、2週間〜3週間を目処にしておきましょう。

複数のWeb制作会社から見積もりを取るためには、それなりに時間が必要です。

しかし、相見積もりを取れば、費用や期間の相場が把握できるだけでなく、自社の希望に見合う業者を選べます。

最低でも、各社から見積もりを取るのに1週間、比較して決定するまでに1週間は、みておきましょう。

カワウソ

見積もり先は3社ほどに絞りましょう。数が多いと、比較して決定するまでに時間がかかります。

打ち合わせから発注までは2週間~1ヶ月

Web制作会社を選定したら、次は打ち合わせに入ります。
打ち合わせから、発注までの期間は、2週間〜1ヶ月を目処にしておきましょう。

先ほど説明した見積もりは、あくまでも概算見積もりです。

Web制作会社と協議していくうちに、ホームページに掲載する内容やデザインの方向性なども変わってくるでしょう。正式な見積書を作ってもらうために、打ち合わせを重ねます。

またこの時点で、ホームページの作成手段や導入するシステムなども決定します。

発注するまでに自社の要望を細かく伝え、あとからトラブルにならないように注意しておきましょう。

サイトマップの作成は2週間~1ヶ月

Web制作会社に正式に発注したら、まず「サイトマップ」を作成する流れになります。

サイトマップとは

ホームページ全体の構成を表すツリー図。ページの内容や数を決めたり、階層構造を決定したりするときに作ります。

サイトマップ

サイトマップを作成する期間は、2週間〜1ヶ月が目安です。

仮にデザインやコーディングのあとで、ページの内容や数を変更する必要性が出た場合は、やり直しが発生してしまいます。

余計な時間や費用をかけないためにも、Web制作会社と入念に協議しましょう。

なお、サイトマップについては、以下の記事で詳しく解説しています。

デザイン作成は約1ヶ月

サイトマップが完成したら、いよいよデザインの作成です。

ホームページのデザインは、約1ヶ月ほどの期間を要します。

Web制作会社はまず、重要なページについては「ワイヤーフレーム」を作ります。

ワイヤーフレームとは

ページ単位の構成図。テキストや画像などのコンテンツを配置する場所や、レイアウトを決めるために作ります。

およそページごとの構成が確定したら、ワイヤーフレームをもとに「デザインカンプ(完成見本)」が作成されます。

Web制作会社からデザインカンプが提出されたら、問題がないか確認してフィードバックを返しましょう。
※デザインカンプは、「モックアップ」とも呼ばれます。

コーディングは約1ヶ月

デザインが完成すると、コーディングに入ります。

コーディングとは?

コーディングとは、ホームページに必要なソースコードを作成するために、HTMLやCSSなどの言語を記述する作業のこと。コーディングが完了すると、実際にブラウザで閲覧したり、操作したりできるようになります。

コーディングとシステム構築にかかる期間は、約1ヶ月です。

実際には、デザインが完成したページから順次、コーディングに取り掛かる場合が多いです。

公開前の確認は2週間〜1ヶ月

ホームページを公開する前に、ユーザー視点で問題がないか最終確認をします。

公開前の最終確認には、2週間〜1ヶ月程度の期間をみておくとよいでしょう。

たとえば確認項目は、以下のようなものがあります。

ホームページ公開前の確認項目
  • 文章に誤字脱字や違和感がないか
  • リンク先が正しいか、リンク切れはないか
  • お問い合わせページが正しく機能しているか

カワウソ

私の経験上、Web制作会社が一発で完璧なものを仕上げてきたことは、ほぼありません。スケジュールを押すことが多く、完成度より納期が優先されるためです。公開前に自社で入念にチェックしましょう。

Web制作会社の外注で作成期間を短縮する3つのコツ

ここでは、Web制作会社に外注するときに、作成期間を短縮するコツを3つ紹介します。

ホームページの目的や種類を決めておく

目的が決まっていないと、Web制作会社もどんなホームぺージを作ればよいのか判断できません。

あらかじめ自社でホームページの目的を決めておけば、Web制作会社とのやりとりがスムーズになります。

以下を参考に、自社が作りたいホームページを選んでください。

ホームページの種類 目的
コーポレートサイト
  • 会社のことを知ってもらう
ブランドサイト
  • ブランドのことを知ってもらう
  • ブランドの価値や信頼性を伝える
サービスサイト
  • サービスのことを知ってもらう
  • サービスを申し込んでもらう
ECサイト
  • 商品を購入してもらう
リクルートサイト
  • 人材を獲得する

ホームページの種類は、以下の記事で詳しく解説しています。

参考になるホームページをリストアップしておく

作りたいホームページをWeb制作会社に説明するとき、言葉だけではうまく伝わらないこともあります。

お互いの認識を揃えるまでに、多くの時間を消費することになるでしょう。

依頼者とWeb制作担当者の間でイメージが違う例

あらかじめ、参考になる他社のホームページをいくつかリストアップしておくとよいです。

あくまでもホームぺージは閲覧するもの。
であれば、言葉ではなくビジュアルとして参考のホームぺージを提示したほうが、同じイメージを共有しやすいでしょう。

参考のホームページは「ギャラリーサイト」を使うと、効率的に探すことが可能です。

以下の記事で詳しく解説しています。

誰に決定権があるか確認しておく

Web制作会社にホームページ作成を外注した場合は、やりとりが頻繁に発生します。

Web制作会社からの質問に回答したり、提出物を確認したりと、依頼者側がやらなくてはいけないことは多いのです。

決定権を持つ人物が定まっていない場合、確認すべき相手が誰か分からず、時間がかかります。

決定者が不明と明確の場合の違い

せっかくWeb制作会社が迅速に対応したとしても、自社の対応が原因で時間がかかってしまったら、もったいないですよね。

できれば、重要な打ち合わせに関しては、決定権を持つ人物にも参加してもらいましょう。

その場で決定できれば、持ち帰って確認する必要がないため、時間を短縮できます。

「ホームページ制作相談」ならWeb制作会社の選定が早い

Web制作会社と一口に言っても、日本には5,000社を超えるほどの数があります。

Web制作会社の選定に時間がかかったら、ホームページの作成期間も延びてしまいますよね。

また自社に合わないWeb制作会社を選んでしまうと、スケジュールがうまく進行できなかったり、満足のいくホームページが作れなかったりするおそれもあるでしょう。

そこで、弊社『エックスサーバー』の「ホームページ制作相談」をご紹介します。

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さらに、安心して依頼できるWeb制作会社が選べるでしょう。

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カワウソ

「ホームぺージ制作相談」を実際にオペレーションしていただいている、株式会社ユーティルの代表取締役 岩田真さんにその内側をインタビューしました。
Web制作会社に依頼するときに必要となる「最低限の準備」について、アドバイスいただいているので、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ

この記事では、Web制作会社への外注を検討している方向けに、ホームページの作成期間を規模別に解説しました。

この記事を読んで、さらに詳しいホームページの作成期間を知りたくなった方は、Web制作会社に見積もりを取りましょう。

まとめ
  • ホームページの作成期間は、さまざまな要素によって左右される
  • 5ページ程度のホームページを外注する場合、約2ヶ月が目安
  • 10ページ程度のホームページを外注する場合、約3ヶ月が目安
  • Web制作会社の外注で作成期間を短縮する3つのコツを知っておく
  • エックスサーバーの『ホームページ制作相談』ならWeb制作会社の選定が早い

それでは、素敵なホームページの完成を願っております。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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