採用サイトの作り方!準備や掲載コンテンツ事例など

【2023年9月1日更新】読みやすくなるよう、文章を調整しました。

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こんにちは、編集長のカワウソです!

採用活動に課題を感じていませんか?

「求人広告に掲載しても応募者が集まらない……」「採用しても早期退職が多い……」など、悩みを抱える企業は少なくありません。

そんな採用活動の課題解決には、「採用サイト」を作るのがおすすめです。応募数の増加やミスマッチの削減が期待できます。

そこで今回は、採用サイトの基礎知識や作り方を解説します。

カワウソ

この記事は次のような企業におすすめ!

  • 求人広告で募集しているのに採用できていない企業
  • 採用しても早期退職が多くて悩んでいる企業
  • 人材獲得の重要度が高い企業
  • 採用サイトの作り方やポイントを知りたい企業

この記事を読めば、成果があがりやすい採用サイトを作れます。長く自社に貢献してくれる人材を獲得できれば、企業体制も強化できますよ。

それでは、どうぞ!

採用サイトの目的と期待する効果

採用サイトの目的は、「人材を獲得すること」。ただ、単に採用すればよいという訳ではなく、あくまでも「自社にマッチした人材を獲得すること」が狙いです。

採用サイトを作れば、求職者に刺さる情報を届けられるため、「応募数の増加」「ミスマッチの削減」が期待できます。

採用サイトの効果

たとえば、求職者は企業を選定するときに、以下のような情報を判断材料にしますよ。

求職者が求める情報
  • 仕事を通じて、「やりがい」や「達成感」を得られるか
  • 将来性がある企業なのか
  • 入社後の仕事内容は、どのようなイメージなのか
  • キャリアアップできる企業なのか
  • 一緒に働く仲間たちは、どのような人なのか

これらの疑問に対するアンサー(回答)を採用サイトに掲載すれば、求職者が自社に対して、興味を持ちやすくなります。

応募数が増えるだけでなく、自社に対する理解度が深い状態で応募してくるため、採用のミスマッチが起こりにくくなるのです。

採用サイトと求人広告の違い

求人広告と採用サイトの違い

一般的に求人広告は、テンプレートによってコンテンツが決められており、掲載可能な「文字数」や「デザイン」が制限されてしまいます。

そのため、業務内容や給与などの「募集要項」を掲載することはできても、「企業理念」や「社風」などについて、深く理解してもらうのには不向きです。

一方、採用サイトは文字数やデザインに制限がないため、自社が伝えたい情報を不足なく、求職者に届けられます。自社の魅力を詰め込めば、競合他社との差別化も可能です。

採用サイトは、優秀な人材に自社をアピールするために、有効な手段と言えるでしょう。

創業期の企業は求人広告から始めるのがおすすめ

前述のとおり、採用サイトは人材獲得のために有効な手段です。

しかし、これから採用活動を始める創業期の企業であれば、まず「求人広告(転職支援サービス)」を利用しましょう。

採用サイトを作るには、時間やコストがかかります。

また、採用サイトを作ったからと言って、すぐに応募は増えません。
求職者を採用サイトへ集客する必要があります。

求職者を採用サイトに集客するにも、コストがかかりますよね。
採用サイトの制作のみならず、集客にもコストが必要となると、創業期の企業にとってはハードルが高いのです。

求人広告から始めれば、先に採用のノウハウをためることが可能。
サービス運営元の営業担当から、文面作成のコツを学んだり、面接で求職者の声を聞いたりできます。

ノウハウを吸収したあとなら、費用対効果の高い採用サイトが作れるでしょう。

採用サイトとコーポレートサイトの違い

コーポレートサイトと採用サイトの違い

なかには、「コーポレートサイトで募集するのと何が違うの?」と疑問を抱く方もいるかもしれません。

まずコーポレートサイトは、複数のターゲットを設定する必要があります。ステークホルダーと呼ばれる、顧客、取引先、求職者、投資家などが対象です。

メインターゲットである「顧客」や「取引先」にとって、関係のない情報が増えると、ホームページが見づらくなりますよね。それが原因でホームページから離脱されてしまっては、本末転倒です。

それに対して、採用サイトのターゲットは、求職者のみ。求職者が求める情報はもちろん、自社が採用にかける想いなどを、思う存分掲載できます。

また、求職者に対して訴えかけるような表現も可能です。参考に、サイボウズ株式会社の採用サイトをご覧ください。

サイボウズ株式会社の採用サイト

▲出典:サイボウズ株式会社 採用サイト

サイボウズ株式会社のトップページには、「チームワークあふれる社会を創る」という企業理念とともに、「サイボウズは一緒に働くメンバーを待っています。」という求職者向けのメッセージが添えられています。

さらに注目したいのが、「3分でわかるサイボウズ」ページの最後。「サイボウズはあなたを待っています」というメッセージで締めくくられています。

サイボウズ株式会社の採用サイト

▲出典:サイボウズ株式会社 採用サイト

「あなた」と、求職者に訴えかけるように表現できるのも、採用サイトならではの魅力でしょう。

採用サイトの作り方(準備編)

ここでは、採用サイトを作るための3つの準備について解説します。

採用課題を抽出する

まず、自社のリアルな採用課題を抽出しましょう。採用サイトにどんな情報を掲載すればよいのかが分かります。

よくある採用課題は、次のとおりです。

よくある採用課題の例
  • 応募が少ない 
  • 内定辞退者が多い
  • 応募者の中に求める人材がいない
  • 早期退職者が多い
  • 期待したほどの能力ではなかった

たとえば、「応募が少ない」というのであれば、自社の魅力が求職者に伝わっていない可能性があります。このあとに解説する「求職者が求める情報」を積極的に掲載しましょう。

次に、「内定辞退者が多い」という場合、「求人広告に掲載している情報」と「面接での説明」に相違点があるのかもしれません。自社の人事担当と相違点がないか確認しましょう。

人事担当とミーティングすることで、面接で多く受ける質問を把握できます。採用サイトに掲載すれば、求職者の悩みを早い段階で払拭できるため、応募数が増える可能性もあるでしょう。

そのほか、「応募者の中に求める人材がいない」場合は、「求める人物像」を掲載するのが効果的です。のちほど詳しく解説します。

ペルソナを設定する

次に、自社のペルソナ(求める人物像)を設定しましょう。

ペルソナを設定すれば、求職者により響くコンテンツやメッセージを掲載できます。

ただし、ペルソナといっても、次のような「理想の人物像」ではありません。

ペルソナの失敗例
  • コミュニケーション能力が高い
  • 失敗にめげない明るい性格
  • リーダーシップが発揮できる

このようなハイスペックな人物は、そう簡単に見つからないでしょう。そもそも求職者も、自分が優秀な人物だとは思っていないかもしれません。

新卒採用なら、既存社員の若手のホープなどをモデルに、欠点も含めたリアリティのあるペルソナを設定するのが有効です。

中途採用なら、即戦力として自社にいない人物を求めることも多いため、「〇〇〇会社の△△さんのような人」など、他社の人物をモデルにするとよいでしょう。

たとえば、創業から2年〜3年が経ち、本格的なマーケティング部署を立ち上げる会社の場合は、実力だけでなく、自ら引っ張っていってくれる存在が欲しいですよね。

その場合、以下のようなペルソナが考えられます。

デモグラフィック(属性)
年齢 35歳
性別 男性
職業 広告代理店
年収 600万円
学歴 大学卒
家族構成 妻、子供二人
ペルソナ(人物像)
  • 中小企業2社でマーケティングを経験。
  • 前職は管理職であったものの、トップダウンの体質が強い会社であったため、意見が通りづらく、やりたいことができなかった。
  • 成長の機会を求め、35歳で最後の転職を決意。
  • 自分の意見をはっきり言う性格であり、上司との話し合いで熱くなってしまうことも。
  • 趣味はキャンプ。休日は家族との時間を大切にしている。

このペルソナなら、以下のようなメッセージが刺さるでしょう。

刺さるメッセージ
  • 「成長中ベンチャーで0→1のマーケティング部門の立ち上げに参加しませんか?」
  • 「チャレンジしたい方募集!あなたに当社のマーケティング活動全般をお任せします」
  • 「完全週休二日制!働きやすい環境でチーム作りから始めませんか?」

このように、ペルソナを設定することで、求職者が興味を持ちやすいメッセージが作れるようになるのです。

採用サイトの制作手段を決める

採用サイトを自社で作るか、Web制作会社に外注するかを決めましょう。

ここでは、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。

なお、どちらにおいても、制作ツールにはWordPress(ワードプレス)がおすすめです。

WordPressならHTMLやCSSの知識がない方でも容易に更新できます。募集要項など求人情報を更新するときも、自社ですぐに対応できるでしょう。

採用サイトは継続して運用していくことが多いので、「自社で更新できるかどうか」は重要なポイントです。

求職者が混乱しないように、採用サイトの公開後も常に求人広告との情報統一を心がけましょう。

自社で作るメリット・デメリット

採用サイトを自社で作るメリットとデメリットは、以下のとおりです。

メリット
  • 費用を抑えられる
  • 制作スピードが速い
デメリット
  • コンテンツの準備が大変
  • トラブルが起こった場合、自力で解決する必要がある

採用サイトを自社で作る主なメリットは、費用が抑えられることでしょう。

「自社にWeb制作できる人がいない」という場合でも、WordPressを使えば大丈夫。

WordPressには、デザインテンプレート(雛形)である「テーマ」や、機能を拡張できる「プラグイン」が豊富です。
そのため、Web制作のスキルがなくても、テキストや画像を編集するだけで採用サイトを作れます。

また、外部との打ち合わせが必要ないため、制作スピードが速いのも特長です。

ただし、採用サイトに掲載する「コンテンツ」の準備は、意外と大変。たとえば、以下のような作業が発生します。

採用サイトのコンテンツ準備作業
  1. 社長や社員へのインタビュー
  2. 写真や動画の撮影
  3. 文章作成

また、制作や更新の段階で何らかのトラブルがあった場合、すべて自力で解決しなければなりません。

プロならすぐに対処できるトラブルも、初心者の方だと解決に時間がかかってしまうおそれがあります。

そのため、予算がある場合は、Web制作会社に外注がおすすめです。

Web制作会社に外注するメリット・デメリット

採用サイトをWeb制作会社に外注するメリットとデメリットは、以下のとおりです。

メリット
  • コンテンツ作りをサポートしてもらえる
  • デザインの自由度が高い
  • トラブルが起きても対応してもらえる
デメリット
  • 費用がかさむ
  • 制作スピードが遅い
  • 自社に適したWeb制作会社を選ぶのが難しい

採用サイト制作の実績が豊富なWeb制作会社なら、デザインだけでなく、コンテンツ作りからサポートしてくれます。

たとえば、制作ディレクターが、社長や従業員へのインタビューを代行。また、プロの「フォトグラファー」や「ビデオグラファー」もアテンドしてくれるため、探す手間が省けるでしょう。

また、Web制作のプロたちにより、完全オリジナルの高品質な採用サイトを作ってもらうことが可能です。

さらに、ホームぺージ運営中にトラブルが起きても、サポートにより迅速に対応してもらえます。

一方デメリットとしては、自社で制作するより費用がかさむこと。都度打ち合わせが発生するため、制作時間もかかるでしょう。

採用サイトの規模によるものの、費用は数十万円~百数十万円程度、期間は3か月ほどかかることも多いです。

Web制作会社に外注する場合は、予算や期間に余裕を持って依頼しましょう。

『ホームページ制作相談』で理想のWeb制作会社が見つかる!

Web制作会社と一口に言っても、日本には5,000社以上あるといわれています。そのなかから、自社に合うWeb制作会社を選ぶのは大変ですよね。

そこでおすすめなのが、弊社『エックスサーバー』の「ホームページ制作相談」です。

エックスサーバーのホームページ制作相談

ホームページ制作相談

専門のコンサルタントが、「目的」「予算」「納期」などを事前にヒアリングしたうえで、お客様に合うWeb制作会社を厳選して紹介します。

プロに相談すれば、初心者の方でも簡単かつ安心して選べるでしょう。

弊社『エックスサーバー』のご契約者様向けのサービスではあるものの、ご契約前のご相談も可能ですので、ぜひお気軽にご利用ください。

採用サイトの作り方(コンテンツ編)

採用サイトに掲載するのは「募集要項」からでは得られない情報、つまり「求職者が求める情報」が主なコンテンツです。

求職者が求める情報(疑問)に対するアンサー(回答)として、以下を用意するのが効果的でしょう。

求職者が求める情報(疑問) 掲載するコンテンツ(回答)
仕事を通じてやりがいや達成感を得られるか ミッション、ビジョン、バリュー
将来性がある企業なのか ミッション、ビジョン、バリュー
入社後の仕事内容はどのようなイメージなのか 1日の仕事の流れ
キャリアアップできる企業なのか キャリアパス制度
一緒に働く仲間たちはどのような人なのか 社員インタビュー

一つずつ解説します。

ミッション、ビジョン、バリュー

企業の経営活動を「航海」にたとえると、ミッション、ビジョン、バリューは「羅針盤」になります。

「どこに向かうのか」「何のために向かうのか」「どうやって向かうのか」などが明確になるため、乗組員(社員)となりうる求職者が、船(企業)を選定するのに役立ちます。

ミッション 企業の使命や存在意義。
企業の使命を共有すれば、社員がゴールを意識して仕事に取り組めます。
ビジョン 企業の将来像。
未来のイメージを共有すれば、社員が同じ方向性を向くため、社内統制が取れます。
バリュー 社員の行動指針。
(ミッションをクリアするために)社員が行動に迷っても、適切かどうか判断できます。

とくにミッションは、仕事の対価として給料だけでなく、「やりがい」や「達成感」を求める求職者に刺さるコンテンツ。ビジョンは、企業の将来性を重要視する求職者を振り向かせるために、欠かせないコンテンツです。

この3つ(MVV)を掲載していれば、共感する人が応募してくるようになるので、ミスマッチを減らせる可能性が高くなります。

実例として、パーソルキャリア株式会社の採用サイトをご覧ください。

パーソルキャリア株式会社 キャリア採用サイト「ミッション/バリュー」のページ

▲出典:パーソルキャリア株式会社 キャリア採用サイト

MVVについては、「ミッション/バリュー」のページで詳しく解説されています。

パーソルキャリア株式会社は、人材紹介や転職・就職支援などを主な事業としている企業です。

たとえば、ビジョンの「はたらいて、笑おう。」からは、「はたらく」ことをとおして、従業員はもちろん、顧客(転職・就職希望者)も笑顔になる未来が浮かんできます。

さらに、ミッションとバリューを具体的にイメージしやすくなり、求職者が企業に対して共感できるポイントや貢献できることを見付けやすくなるでしょう。

MVVで求職者の共感を生むことができれば、より自社への志望度を上げることにつながりますよ。

1日の仕事の流れ

職種には、営業や事務などさまざまな種類があります。

たとえば「営業」と聞くと、だいたい何をするかイメージが湧きますよね。しかし、企業によって営業スタイルは異なります。

なかには「インサイドセールス」や「フィールドセールス」のように、役割を分けている企業もあります。

営業スタイル 役割
インサイドセールス 顧客を直接訪問せず、電話やメールなどを活用してアポを獲得する
フィールドセールス インサイドセールスが獲得したアポをもとに、顧客を直接訪問して成約する

仕事内容によっては、上記のように役割を端的に表現できない場合もあるでしょう。

そのため、仕事内容について、自社と求職者のイメージにギャップを生まないための工夫が必要です。

出社してから退社するまでの1日のスケジュールを掲載しておくと、入社してからの仕事のイメージが伝わりやすくなります。

実例として、2社を紹介します。

株式会社三城の採用サイト

▲出典:株式会社三城 採用サイト

株式会社三城の採用サイトには、スタッフごとに1日のタイムスケジュールが掲載されています。

タイムライン(時刻表)形式で掲載されているため、見やすいですよね。どの仕事をどのくらいの時間で取り組んでいるのかも分かり、求職者は入社後のイメージがつきやすくなるでしょう。

また、以下のように、動画を活用する方法もおすすめです。

▲出典:株式会社リコー
「【採用】社員1日密着ドキュメンタリー “11年目営業 原田さん編”」

株式会社リコーの採用サイトでは、社員の1日に密着したドキュメンタリー動画が掲載されています。

営業担当として、実際に顧客を訪問している風景が収められており、まるで体験入社したかのような感覚を味わえますよ。

キャリアパス制度

キャリアパスとは、簡単に言うと昇進するためのルートです。目標とする職位や職務に向かうために、どのような業務経験を積めばよいのかを提示します。

「キャリアアップできる企業なのか」と考える求職者は、成長意欲が高いと言えますよね。

自社のキャリアパス制度を公開すれば、求職者は入社後の「成長して活躍する自分」をイメージしやすくなるでしょう。

求職者自身の希望と合致すれば、入社意欲を高めることが可能です。

参考に株式会社インフィールドの採用サイトをご覧ください。

株式会社インフィールドの採用サイト

▲出典:株式会社インフィールド 採用サイト

株式会社インフィールドの採用サイトには、入社からの年数、役職、年収が掲載されています。

また、ページ下部には、それぞれの役職に対する具体的な仕事内容が掲載されているため、求職者は将来の自分をイメージすることが可能です。

社員インタビュー

一緒に働くスタッフや上司がどんな人なのか分からなければ、求職者は不安を払拭できません。

なかには、人間関係が理由で転職活動をしている人もいるでしょう。

たとえ企業理念や仕事内容に納得したとしても、結局入社後には人間関係がつきまとうため、気にする求職者は多いのです。

社員紹介やインタビューを掲載すれば、求職者は入社の前に一緒に働く仲間について、イメージできるようになります。

また、社員の声を通して自社の魅力を伝えられるメリットもありますよ。

たとえば社員インタビューでは、以下のような質問をすることが多いです。

社員インタビューの内容例
  • プロフィール
  • 会社に入社したきっかけ
  • 仕事のやりがい
  • 仕事で苦労した場面をどう乗り越えたか
  • 今後の目標やキャリアプラン
  • プライベートの過ごし方
  • 求職者にひとこと

参考に、Peach Aviation株式会社の採用サイトをご覧ください。

Peach Aviation株式会社の採用サイト

▲出典:Peach Aviation株式会社 採用サイト

Peach Aviation株式会社の採用サイトの社員インタビューの特徴は、社員ごとに「座右の銘」が掲載されていることです。社員それぞれの個性が感じられますね。

また、例に挙げたインタビューのなかには「やりたいことを自由に提案させてもらえる社風」という回答があります。

一緒に働く仲間だけではなく、求職者が企業のことを理解するのにも貢献しているでしょう。

さらにミスマッチを減らすためのコツ

さきほど紹介したコンテンツを掲載すれば、ミスマッチを減らせる可能性は高くなります。

さらにミスマッチの削減を意識するのであれば、「求める人物像」を採用サイトに掲載するのも一つの手。

とくに「自立自走型の社員」を求める会社は、掲載することが多いです。

参考に、株式会社丸井グループの採用サイトをご欄ください。

株式会社丸井グループ採用サイトの求める人物像

▲出典:株式会社丸井グループ 採用サイト

株式会社丸井グループの採用サイトには、求める人物像として、「共感する力をベースに、革新する力を合わせ持つ人」と書かれています。

それぞれに具体的な人物像が提示されており、求職者にとって、応募するときの明確な判断材料になるでしょう。

これらは、株式会社丸井グループのミッションやビジョンと一貫性があるのも、ポイントです。

すべての人が「しあわせ」を感じられるインクルーシブで豊かな社会を共に創る

(引用:MISSION「株式会社丸井グループ 採用サイト」

ビジネスを通じてあらゆる二項対立を乗り越える世界を創る

(引用:VISION 2050「株式会社丸井グループ 採用サイト」

採用サイトの作り方(サイトマップ編)

採用サイトに掲載するコンテンツが決まったら、「サイトマップ」を作成しましょう。

サイトマップとは

ホームページ全体の構造を記した構成図(ツリー図)のこと。カテゴリなど、コンテンツをおおまかに分類する目的で用います。

サイトマップを作れば、ページに不足がないか確認できます。

あとからページの不足に気づいた場合、作業を巻き戻すのに時間やコストがかかってしまいますよね。そうならないためにも、先にサイトマップを作って全体の構成を練っておきましょう。

参考に、弊社エックスサーバー株式会社の採用サイトのサイトマップは、以下のとおりです。

エックスサーバー株式会社採用サイトのサイトマップ

サイトマップを作る実際の手順は、以下の記事で詳しく解説しています。

採用サイトの作り方(デザイン編)

採用サイトのデザインは、挑戦者志向のかっこいいものもあれば、仲間を迎え入れるためのアットホームなものなど、企業によってさまざま。なかには、遊び心が満載の採用サイトもあります。

自社のデザインを考える前に、まず他社がどのような採用サイトを作っているのか知っておくとよいでしょう。デザインの方向性を固めるための参考になります。

そのなかで、自社のペルソナが反応しやすいデザインを選ぶのが効果的です。

参考のデザインは、以下の記事で解説しています。また、参考になる採用サイトが効率的に探せる「ギャラリーサイト」も、いくつか紹介していますよ。

採用サイトと求人広告を併用するときの注意点

採用サイトが完成したら、求人広告との掲載内容に相違点がないかチェックしましょう。

それぞれで掲載内容が違うと、求職者が困惑してしまいます。「採用情報を更新していない、いい加減な会社だ!」と思われたら、逆効果ですよね。

とくに「募集要項」は、給料や福利厚生などの情報を掲載しているので、変更することが多くなります。

そのため、掲載開始時はもちろん、内容を変更したときにも、相違点が無いように念入りにチェックすることが大切です。

まとめ

この記事では、採用サイトの基礎知識や作り方を解説しました。

まとめ
  • 採用サイトは、「人材獲得」を目的としたホームページ
  • 採用サイトを作れば、「応募数の増加」や「ミスマッチの削減」が期待できる
  • 採用サイトを作るには、まず「3つの準備」を行う
  • 採用サイトに掲載する主なコンテンツは、「求職者が知りたい情報」
  • 他社の採用サイトを参考に、自社のペルソナが反応しやすいデザインにする

採用サイトは、自社の魅力を一方通行で伝えるだけでなく、求職者が求める情報を分かりやすく掲載することが重要です。

自社の採用課題を解決する採用サイトを作りましょう。

それでは、素敵な採用サイトの完成を願っております。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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