こんにちは、編集長のカワウソです!
自社の人材採用に課題を抱えていませんか?
求人広告に掲載しているものの、応募者が集まらなかったり、採用のミスマッチが起きたりしている企業は少なくありません。
自社にマッチする人物を採用するためには、「採用サイト」を作るのが効果的です。
ただ、表面的なデザインの採用サイトを作っても、成果はあがりません。
そこで今回は、「即戦力」となる優秀な人材を採用するために、中途採用サイトのデザイン事例を厳選して10社紹介します。
カワウソ
この記事は次のような人におすすめ!
- はじめて採用サイトを作る人
- 採用サイトのデザインを知りたい人
- 自社にマッチする人材を獲得したい人
- 求人広告だけでは成果があがらず悩んでいる人
この記事を読めば、成果があがる採用サイトを作れます。
記事後半では、より多くの採用サイトのデザインが探せる「ギャラリーサイト」も紹介しているので、ぜひチェックしてください。
それではどうぞ!
目次
求める人物像を明確に打ち出したデザイン
採用サイトは、ターゲットを意識したコンテンツやデザインで作りましょう。
とくに即戦力を求める中途採用の場合、ターゲットの明確化は非常に重要。応募者が集まったとしても、ミスマッチが多いと無駄な採用コストがかかってしまいます。
自社とマッチする人材に応募してもらうためには、「求める人物像」を明確に打ち出すことが重要です。
ここでは、求める人物像を明確に打ち出した採用サイトのデザインを紹介します。
株式会社 ファーストリテイリング

『ファーストリテイリンググループ』の採用サイトは、求める人物像を以下のように示しています。
- 仕事を、自分から創りだせる「人」。
- 個人戦よりチーム戦に意味を見出す「人」。
- 前例がない、と聞くと燃える「人」。
人を「力の源」と表現する『ファーストリテイリンググループ』だからこそ、応募者に求めるこだわりが感じられます。
その他、動画や写真を多く掲載。業務内容だけでなく、「先輩社員の特徴」や「企業の使命感」などを伝えている点も、ミスマッチを減らすのに貢献しているでしょう。
株式会社フクロウラボ

▲出典:株式会社フクロウラボ 採用サイト
『株式会社フクロウラボ』の採用サイトは、キャッチコピーで「仕事ができる人より
仕事に向き合える人と働きたい」と示しています。
また求める人物像ページでは、ビジョンを達成するための行動指針「FUKUROU WAY」を掲載。

また、企業と応募者間の「期待値のズレ」を避けるためにも、選考ポイントを明確にしています。
自社のビジョンに賛同してくれる「仲間」を見つけるために、ミスマッチ対策を徹底している採用サイトといえるでしょう。
自社の特徴を表現したインパクトのあるデザイン
採用サイトは、単に求人情報を掲載するだけではありません。
求職者に、自社のことを正しく理解してもらう必要があります。
また、一般的に求職者は、数多くの求人情報を閲覧しています。したがって、特徴がない採用サイトだと求職者の記憶に残りづらいもの。
近年、インパクトのある採用サイトを作る企業も増えています。
ただし、単純にインパクトがあればよいわけではなく、「企業理念」や「こだわり」が感じられるデザインでなくてはなりません。
ここで紹介する3つの採用サイトは、まさに「企業マインド」をデザインに落とし込んでいます。
つばめタクシー大和グループ

『つばめタクシー大和グループ』の採用サイトは、くちばしのついた人物が印象的なデザイン。
このインパクトあるデザインが、「創造力」を重要視する『つばめタクシー大和グループ』の企業マインドをビジュアル化しています。

「創造力を、走らせろ。」というキャッチコピーも、採用概要ページを読めば、さらに理解は深まります。
強烈な個性を放ちながらも、掲載されている情報は豊富であることから、インパクトと実用性を両立させた完成度の高いデザインといえるでしょう。
読売新聞社

▲出典:読売新聞社 採用サイト
『読売新聞社』の採用サイトは、まさに「新聞」のようなデザイン。

「この瞬間を、未来に刻む。」というキャッチコピーを大きく掲げることで、自社の使命感を表現しています。
文字を多く使用しているのにもかかわらず、コンテンツを明確に分離しているため、見やすいですよね。
また画面左下に設置された「日付」も、正確な情報を伝えるという、新聞社ならではのこだわりを感じさせます。
まさに自社の特徴を表した、お手本のようなデザインと言えるでしょう。
桂新堂株式会社

▲出典:桂新堂株式会社 採用サイト
『桂新堂株式会社』の採用サイトは、「えび家族」が印象的なデザイン。
自社商品の素材である「えび」を明確に打ち出すとともに、社員を「家族」と表現しており、採用コンセプトである「助け合いの精神」をビジュアル化しています。
カルタやアニメーションなど、独自のコンテンツにより、自社の魅力や歴史をうまく伝えているのもポイントです。
転職者の興味を惹きつけるデザイン
自社が伝えたい情報だけを採用サイトに掲載していても、成果はあがりません。
中途採用サイトには、転職者が求める情報も掲載しましょう!
たとえば、「給与」「勤務地」「勤務時間」などの情報は、ハローワークのような求人票でも確認できます。
しかし次に紹介する情報は、求人票からの取得が難しいです。
転職者の多くは、以下のような情報を求めて採用サイトを訪問します。
- 仕事を通じてやりがいや達成感を得られるか
- 入社後の仕事内容はどのようなイメージなのか
- 将来性がある企業なのか
- キャリアアップできる企業なのか
- 一緒に働く仲間たちはどのような人なのか
ここでは、転職者が求める情報をうまくデザインに落とし込んでいる採用サイトを5つ紹介します。
株式会社イプロス

▲出典:株式会社イプロス 採用サイト
『株式会社イプロス』の採用サイトは、仕事の「やりがい」を感じさせるデザイン。
「キミの野心で、ビジネスに変革を。」というキャッチコピーを「ファーストビュー(最初に表示される領域)」や「動画」で使用しています。
「自分の手でビジネスの世界を変えられる」と転職者が感じれば、興味を抱くことでしょう。
また、コンセプトのなかに登場するワード「ビジネス戦国時代」をイラストでうまく表現しているのもポイントです。
株式会社あらい

▲出典:株式会社あらい 採用サイト
『株式会社あらい』の採用サイトは、「入社後の仕事内容」をイメージさせるデザイン。
「仲間の一日」というページで、職種ごとに1日のスケジュールを紹介しています。

タイムライン(時刻表)や写真があるため、見やすくて分かりやすいですよね。
株式会社マーケットエンタープライズ

『株式会社マーケットエンタープライズ』の採用サイトは、「企業の将来性」をイメージさせるデザイン。
「この会社は、これからがベンチャーだ。」というファーストビューのキャッチコピーを筆頭に、企業の展望を述べるテキストがずらっと続きます。

とくに「新規事業をいくつも多角的に展開する」といったテキストは、「企業の将来性」を重視する転職者を刺激するでしょう。
伝えたいことを「言葉」でストレートに伝えたデザインと言えます。
株式会社 ALL CONNECT

『株式会社 ALL CONNECT』の採用サイトは、「キャリアアップの可能性」をイメージさせるデザイン。
企業文化・風土ページでは、「役職者比率」や「中途採用比率」など、キャリアアップに関連する情報を分かりやすく紹介しています。

このように自社の特徴を「数字」で表現する採用サイトは多いです。数字を用いると具体性が増すため、転職者は参考にしやすいですよね。
株式会社マネーフォワード

『株式会社マネーフォワード』の採用サイトは、「一緒に働く仲間たち」を紹介するデザイン。
ファーストビューに並べられた笑顔のスタッフ写真からは、温かく受け入れてくれそうな印象を受けます。
その他、インタビューページにはメンバー対談を掲載。

対談からは、先輩社員たちの「入社理由」や「入社後に経験したこと」などが、ストーリーとして伝わってきます。
企業選びで不安を感じる転職者なら、きっと目を通すでしょう。
また、笑顔の写真が多く使われているのも、デザインのポイントです。
採用サイトのデザインが探せるギャラリーサイト4選
採用サイトのデザインを追求したい場合は、「ギャラリーサイト」がおすすめ。
ギャラリーサイトなら、企業のサイトを一覧にして閲覧できるため、参考にしやすいです。
とはいえ、ギャラリーサイトは種類が多いため、ここでは採用サイトのカテゴリがあるものに絞って紹介します。

求人カタログ

▲出典:求人カタログ
『求人カタログ』は、日本最大級の採用サイト紹介メディア。
1,300以上の採用サイトを掲載しており、「新卒」「中途」「アルバイト」などから絞り込めます。
他にも、「規模」「職種」「業種」のカテゴリも用意されているため、ピンポイントで自社に近い企業の採用サイトを参考にできます。
SANKOU!

▲出典:SANKOU!
『SANKOU!』は、「Webデザイン制作の参考になる国内のステキなサイト集」をコンセプトとして掲げるギャラリーサイト。
更新頻度が高いため、「最新のトレンドも知りたい」という方におすすめです。
さまざまな検索軸を持つのはもちろん、「スマホ表示」にも対応しています。
スマホユーザーを重要視する場合は、参考にするとよいでしょう。
MUUUUU.ORG

▲出典:MUUUUU.ORG
『MUUUUU.ORG(ムーオルグ)』は、Webデザイナーが現場で参考にできるように想定して作られたギャラリーサイト。
確かにデザイン性が優れた採用サイトが多いです。
採用サイトと求人広告の違い
求人情報を掲載しているという共通点から、混同して認識されることもある「採用サイト」と「求人広告(転職支援サイト)」。
しかし、採用サイトと求人広告とでは、「表現の自由度」がまったく異なります。
一般的に求人広告は、テンプレートによってコンテンツが決められているため、掲載可能な「文字数」や「デザイン」が制限されてしまいます。
つまり、企業の募集要項を簡潔に掲載することはできても、企業理念や社風について深く知ってもらうには不向き。
一方、採用サイトは文字数やデザインに制限がないため、自社が伝えたい情報を不足なく、求職者に届けられます。
もちろん、その分コストはかかるものの、自社の魅力を詰め込んだ採用サイトを制作すれば、競合他社との差別化も可能です。
採用サイトは、優秀な人材に自社をアピールするために、有効な手段と言えるでしょう。
カワウソ
採用サイトと企業サイトの違い
「採用サイト」と「企業サイト」の間にも、大きな違いがあります。
明確な違いを紹介するために、弊社『エックスサーバー』の企業サイトと採用サイトを紹介します。
エックスサーバー企業サイト

弊社『エックスサーバー』の企業サイトは、実用性を意識したシンプルなデザインです。
企業サイトの目的は、「自社のことを知ってもらう」こと。
ステークホルダーと呼ばれる、自社と関係のあるさまざまな人が閲覧します。
たとえば、以下のようなユーザーがターゲットになります。
- 顧客
- 従業員
- 取引先
- 投資家など
企業サイトの主なコンテンツは、「会社概要」「企業理念」「事業内容」「お知らせ」など。
さまざまなユーザーが閲覧するため、オールマイティなデザインで使いやすい企業サイトが多いです。
エックスサーバー採用サイト

一方、採用サイトの目的は、「人材を獲得する」こと。
求職者に企業の魅力を伝え、「この企業で働きたい」と思ってもらう必要があります。
採用サイトに掲載するコンテンツは、以下のとおりです。
- 雇用条件(雇用形態、給与、休日・休暇、勤務地など)
- 福利厚生
- 企業理念やミッション
- 代表メッセージ
- 社員紹介やインタビュー
- 教育制度
- 社内風景
- 応募フォーム
- 個人情報保護方針
「企業理念」など、一部企業サイトと被るコンテンツはあるものの、見せ方が大きく異なります。
ターゲットである「求職者」に訴えかけるような、コンテンツやデザインを意識するとよいでしょう。
よろしければ、弊社『エックスサーバー』の採用サイトもご参考にしてください。
応募数を増やすには導線設計が重要

最後、採用サイトは「導線設計」が重要です。
求職者に応募してもらうために、分かりやすい位置に「エントリー(応募)ボタン」を設置しましょう。
今回紹介した採用サイトの多くは、ヘッダーなど、分かりやすい位置にエントリーボタンを設置しています。
エントリーボタンが分かりづらいと、求職者が迷ってしまいます。応募するかどうか迷っている人なら、そのまま諦めてしまうかもしれません。
もし、中途以外に「新卒」や「アルバイト」の応募も受け付けたい場合は、それぞれ別のエントリーボタンを設置しましょう。
ターゲットに最適化した「募集要項」や「エントリーフォーム」に案内できれば、さらに応募率は高まります。
まとめ
この記事では、中途採用サイトのデザイン事例を厳選して10社紹介しました。
- 採用のミスマッチを防ぐには、「求める人物像」を明確に打ち出す
- 自社の特徴を「インパクトあるデザイン」で表現すれば、求職者に覚えてもらえる
- 中途採用サイトを作るなら、「転職者」が求める情報も掲載する
- 採用サイトのデザインを追求するなら、「ギャラリーサイト」がおすすめ
- 求職者にとって分かりやすい位置に、「エントリーボタン」を設置する
採用サイトは単にデザイン性が高いだけではいけません。
掲載するコンテンツを見極めたうえで、求職者が興味を抱くデザインに仕上げましょう。
それでは、素敵な採用サイトの完成を願っております。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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