ブログの導線は重要!成果につながる効果的な作り方とポイントを解説

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こんにちは、T部長です!

ブログを運営しているものの、「思ったように収益などの成果を得られなくて困っている」という方も多いのではないでしょうか。

ブログで成果を得るうえで、効果的な取り組みの一つが「導線」作り。

導線とは、読んでほしい記事や成果を生み出す記事まで、読者を導くためのルートのことです。

そこで本記事では「導線」について、考えるべき理由、作り方、ポイントなどを分かりやすくまとめました。

T部長

この記事は以下のような人におすすめ!

  • ブログ内の記事を読者に読んでもらいたい
  • ブログ内の記事を適切につなげる方法を知りたい
  • ブログでアフィリエイトなどの成果を得たい

この記事を読んでいただければ、読者の関心を高め、成果を得やすくなるブログ導線の作り方を理解できます

それではどうぞ!

ブログにおける導線とは

ブログにおける導線とは、読者を「読んでほしい記事」や「成果を生み出す記事」まで導くために設定するルートのことです。

「読者の知りたいことは何か」を意識しながら、関係性のある記事同士を内部リンクでつなげることで、導線は作られます。

たとえば、キャンプをテーマとしてアフィリエイトでの収益を目指すブログの場合、以下のような流れで導線を作ります。

ブログの導線検討イメージ
  1. 「キャンプ道具を網羅的に紹介した記事A」に読者が流入することを想定
  2. 記事Aを読んだ読者がテントに興味を持つことを予想
  3. 記事Aに「おすすめテントを比較紹介する記事B」の内部リンクを設置
  4. 紹介したテントのなかから、テントZに興味を持つ読者が出てくると予想
  5. 記事Bに「テントZをレビューした記事C」の内部リンクを設置

このように、成果につながる記事にたどり着くまでに読者の感情やニーズがどう変化するかを先読みしながら、記事同士をつないで導線を設計していくのです。

T部長

ブログ運営で成果を得るには、各記事の質を高めることはもちろん、読者のニーズを踏まえて、適切な導線を設置する必要があります!

導線と動線の違いは?

動線とは、ブログに訪れた読者が実際にたどった流れを指す言葉です。

導線はブログ運営者が意図して設計するルートであるため、リアルな読者の動きである動線とずれることはよく起こります。

動線とのギャップを埋めるにはどうすべきかを考え、記事を追加したり、内部リンクを調整したりすることで、より適切な導線へと改善できるのです。

このように、動線は導線の問題点や改善策を考える上での一つの指標として役立ちます。

動線を把握するには、GoogleアナリティクスなどのWeb解析ツールを利用する必要があるので、以下の記事もあわせてご確認ください!

ブログ運営で導線を考えるべき理由

導線の概要について理解いただいたところで、ブログ運営において導線を考えるべき理由を解説します。

具体的には以下の3点が挙げられます。

それぞれ見ていきましょう。

1. 読者の満足度が高まる

導線を意識したブログ運営は、読者の満足度向上につながります。

導線が整っていないブログでは、読者が記事を読んで「もっと詳しい情報を知りたい」と思っても、関連する記事にスムーズにアクセスできません。

その結果、読者は知りたい情報を求めてブログを離れ、検索で別のサイトに移動してしまう可能性があります。

導線を整理して、読者が興味を示しそうな記事や、次に知りたくなるだろう内容の記事を内部リンクでつなげることで、記事を読んだあとすぐに欲しい情報にアクセスしてもらえるのです。

読者も自分の知りたくなった情報を自然な流れで集められるため、記事だけでなく、ブログに対する満足度や信頼感も高めてもらえるでしょう。

T部長

ブログに強い信頼感を持ってくれた読者は、やがてファンとなり、繰り返し訪れてくれるようになりますよ。

2. 読者の興味を引く記事を企画できる

導線を意識することで、読者が興味を持ちやすい記事を企画できます。

先ほどもお伝えしたように、ブログにおける導線は「読者ニーズの変化」を踏まえて設計します。

たとえば、「このテーマになんとなく興味があるという読者には記事A、関心がある程度高まった読者には記事Bが必要だろう」と考えていくわけです。

このように導線をしっかりと考えていくことで、読者のニーズや関心度合いに応じて、抜け漏れなく役立つ記事を企画できるようになります。

不要な記事を制作してしまうなどの無駄な工数も減らせるので、読者にとって価値のある記事の制作に、より多くの時間を充てられるようになるでしょう。

3. 収益などの成果を上げやすくなる

適切な導線を設計できれば、ブログで収益などの成果を得られる可能性を高められます。

たとえ商品を魅力的に紹介した記事があっても、ブログ内に導線がなければ、その記事にたどり着くのは「すでに関心があり、商品名を直接検索した人」などに限られてしまいます。

一方で、適切な導線を設計することで、関心の薄い読者でもニーズや関心の高まりにあわせて、自然に読んでほしい記事へと導けます

たとえば、キャンプになんとなく興味を持った人が「キャンプ 必要なもの」と検索し、「道具紹介の記事」にアクセスしたとします。

その記事を起点に導線を用意しておけば、「テントが必要なのか⇒テントはこう選べばいいのか⇒自分に合ったテントはこれかな」と、詳細なレビュー記事まで自然にたどり着いてもらえるのです。

こうした流れを作ることで、収益目的の記事を読む人も増え、結果としてアフィリエイト広告のクリックといった成果も得やすくなります。

広告収入だけでなく、各記事の閲覧数が増えたり、問い合わせをもらえたり、ブログにおけるさまざまな成果も得やすくなりますよ!

ブログの導線を作るための3ステップ

ここからは、ブログの導線を作るための具体的な方法をご紹介します。

ブログの導線作りに必要な手順は、大きく以下の3ステップ。

それぞれ詳しく見てみましょう。

1. 読者の興味関心の流れを見える化する

ブログの導線を作るには、まず読者の興味関心の流れを「見える化」する必要があります。

ターゲットとなる読者を前提として、ブログの成果(アフィリエイトでの収益など)に至るまでに、どのように感情やニーズが変化していくのか分析するのです。

読者の興味関心の流れをつかむことで、「どのタイミングで」「どんな記事が必要か」を判断できるようになるため、しっかりと分析しましょう。

T部長

読者の興味関心の流れを見える化するには、カスタマージャーニーマップの活用がおすすめですよ!

カスタマージャーニーマップとは?

カスタマージャーニーマップは、顧客が製品・サービスを購入するまでの一連の行動やニーズの変化を整理できるフレームワーク。

マーケティング業界において多く活用されていますが、ブログの導線設計にも役立ちます。

ただし、本格的なカスタマージャーニーマップを作るのは、初心者にとってハードルは高めです。

とはいえ「読者のニーズ」「提供すべき情報」だけを整理するのであれば、単純化できます。

具体的には、以下のように「AIDA」などの購買行動モデルを参考に、ブログの成果に至るまでにたどるプロセスを表形式で可視化すればOKです。

クリックして拡大表示

ブログの導線を作ることが目的の場合、ある程度単純化しても十分に効果を得られるので、まずは上の例を参考に簡単なものから作成してみてください!

AIDAとは

消費者が製品・サービスを購入するまでにたどるプロセスを、「Attention(注意)」「Interest(興味・関心)」「Desire(欲求)」「Action(購買)」の4段階で整理したもの。 各プロセスの頭文字を取って「AIDA(アイダ)」と呼ばれています。

購買行動モデルとは

消費者が製品・サービスをはじめて知るところから、購入までにたどるプロセスを整理したもの。「AIDA」のほか、「AISAS」「DECAX」などが代表例として挙げられます。

2. 流れに沿って記事を企画制作する

読者の関心の流れと記事ネタに目星がついたら、実際に記事を企画して制作します。

カスタマージャーニーマップで整理した内容をもとに、提供すべき情報を記事化するための企画を立てましょう。

先のマップ例をもとにすると、以下のような記事が必要であることが分かります。

  • キャンプの楽しさを紹介する記事
  • キャンプを始めるためのステップ解説記事
  • キャンプに必要な道具を網羅的に紹介する記事
  • おすすめのテントやギアを比較しながら複数紹介する記事
  • テントやギアなどを選ぶときに確認すべきポイントを紹介する記事
  • 製品レビューの記事
  • 各テントやギアの詳細を個別に解説する記事

このようにカスタマージャーニーマップからテーマを抽出し、成果に近いテーマから順に記事化していくとよいでしょう。

成果に近いところを優先する理由は、記事に流入してきた読者に成果につながる行動を促しやすいためです。

上の例であれば、各商品のレビューや詳細を解説する記事から制作し、そのあと選び方や比較記事、道具紹介記事などを制作することになるでしょう。

3. 記事間の内部リンクを適切に設置する

カスタマージャーニーマップをもとに記事を制作しながら、記事間の内部リンクを設置します。

次に読んでほしい記事について、記事内で「関連記事」や「おすすめ記事」として紹介し、内部リンクを設置しましょう。

仮に一つの記事から複数の導線へと分かれる場合は、必要な記事はすべて関連記事などの形で設置してOKです

たとえば、キャンプに必要な道具を紹介した記事を読んだあとは、「テント」「調理器具」「寝袋」など、個別の道具に興味を持つことが予想できます。

そのとき、「調理器具について詳しく知りたかったけど、関連記事がない……」と、離脱されてしまってはもったいないですよね。

読者のニーズにしっかりと応えられるように、関連する記事は漏れなく設置しておきましょう。

関連記事の設置方法

関連記事は基本的に各記事の下部に設置することが多くなります。

たとえば当メディアでは、「この記事も読まれています」というコーナー(画像の赤枠内)を設けて、関連記事を紹介しています。

また、各見出しで説明している内容と関連性の高い記事は、見出しの下部に設置することも。

ブログにサイドバーを設けている場合は、ここにおすすめしたい記事や人気の記事などの内部リンクを設置することも有効ですね。

読者の視点に立って、どこに内部リンクがあれば便利に感じてもらえるかを考えながら、適切に設置しましょう!

ブログの導線を作るときのポイント

続いてブログの導線を作るときに、押さえておきたいポイントをご紹介します。

ブログの導線を作る上で押さえておきたいポイントは、以下の3点。

それぞれ詳しく解説しますね。

1. 読者のニーズを細かく区切りすぎない

はじめてブログの導線を作るときは、読者のニーズを細かく分けすぎないことがポイントになります。

最初から読者ニーズを細かく区切ってしまうと、対応する記事数もその分多くなり、記事を作る手間や時間がどんどん増えてしまいます。

そのため、最初の段階では「読者がどんなことを知りたいのか」をざっくりと整理するだけで十分です。

先ほど例示したカスタマージャーニーマップでも、読者のニーズを4段階に分けて整理していました。

クリックして拡大表示

4段階程度であれば、無理なく取り組めるはずです。

まずは4段階程度に分けたニーズに沿って導線を用意し、慣れてきたタイミングで、より細かなニーズに対応する記事を追加していくとよいでしょう。

T部長

はじめは「ざっくり分析」、慣れてきたら「細かく分析」。この順番を意識すれば、導線作りがぐっとやさしくなりますよ!

2. 各記事に適切な役割を持たせる

ブログ内で提供する各記事には、適切な役割を持たせましょう。

たとえば、ブログには以下のような役割を持った記事があります。

  • テーマに興味を持ち始めた読者に、より関心を持ってもらうための記事
  • 関心が高まった読者にも満足してもらえるような、専門的な知識を提供する記事
  • 読者に広告クリックなどの行動をしてもらうための記事

役割によって、対象となる読者の状態はもちろん、記事に含めるべき情報の種類や内容の深さなども違ってきます。

もし一つの記事にいろんな役割の情報を詰め込んでしまうと、本来伝えたかった情報がほかの情報に埋もれてしまい、結局うまく伝わらなくなる可能性があるのです。

たとえば、キャンプに興味を持ちはじめた読者が関心を持ちそうなテーマは、キャンプの楽しさや始め方、必要な道具といった初歩的な内容。

このような読者に対して、初歩的な内容に加えてテントの細かなスペックや選び方などを、一つの記事でまとめて解説したら、読者はどうなるでしょう。

「なんだか難しそう……」と感じ、途中で読むのをやめてしまうかもしれませんよね。

そのため「初歩的な情報を知りたい」「詳しく知りたい」「購入したい」といった読者ニーズに応じて、それぞれ適切な役割を持つ記事を用意することが重要になるのです。

3. 読者目線の自然な導線を意識する

導線を作るときは読者の目線で考えて、自然な流れで次の記事を読んでもらえるように意識しましょう。

導線は、少し気を抜くと読者目線が抜け落ち、読者にとって必要な記事を飛ばしてしまったり、不要な記事をつなげてしまったりするリスクがあります。

たとえば、読者のニーズや興味の流れをしっかりと分析しなければ、以下のような導線が生まれてしまうでしょう。

悪い例(読者目線が抜け落ちた導線)
  • STEP1:キャンプに必要な道具を紹介する記事
  • STEP2:テントAのレビュー記事

確かにキャンプ道具の紹介記事を読んだ読者のなかには、テントに興味を持つ読者もいるかもしれません。

とはいえ、その時点では購入を検討するほど関心が高まっていない可能性が高いですよね。
そんな読者に対して、特定のテントをレビューした記事の内部リンクを設置しても、アクセスしてもらうことは難しいでしょう。

読者目線で考えることで、「テントに興味を持った読者は、購入を考える前にどんなテントがあるのか知りたいというニーズを持つのでは」といった考察が得られるはずです。

それをもとにすれば、以下のような自然な導線を設計できます。

良い例(読者目線を含めた自然な導線)
  • STEP1:キャンプに必要な道具を紹介する記事
  • STEP2:初心者におすすめのテントを10個厳選して比較紹介する記事
  • STEP3:テントAのレビュー記事

比較紹介記事のなかに、テントAのレビュー記事への内部リンクを設置しておけば、読者が「もっと詳しく知りたい」と思ったときに、自然にレビュー記事へと進んでもらえます。

このように読者の目線をしっかりと意識し、自然な流れで関心や購買意欲を高めてもらえる導線を設計することが大事なのです。

導線は改善し続けることが大事

ここまでブログの導線を作るための方法やポイントを解説してきましたが、導線は一度作っておしまいではなく、改善し続けることが重要です。

最後に、導線を改善する上で押さえておくべきポイントとして、以下の2点をご紹介します。

一つずつ見ていきましょう。

1. 読者が離脱しているポイントを探り改善する

ブログ運営中は、読者が離脱しているポイントを探りつつ、導線や記事を改善する必要があります。

設計した導線をもとに記事を発信していても、読者に成果目的の記事までたどり着いてもらえないケースはよく起こります。

その場合、どこかの記事で読者が離脱しているはず。

そのため「Googleアナリティクス」をはじめとしたWeb解析ツールを使って、各記事の離脱率や直帰率を確認しましょう。

  • 離脱率:特定のページが、ユーザーの最後の閲覧ページになった割合(商品ページを見たあと、他のページに行かずに離脱したユーザー → その商品ページの離脱率にカウント)
  • 直帰率:記事に流入したユーザーが、ほかの記事に移動せずに、最初の1ページだけを見て離脱した割合

これらの指標を確認することで、導線上のどの記事で読者が離脱しているのかを把握できます。

離脱率や直帰率が高い記事は、読者のニーズに応えられていない、あるいはそもそも導線の考え方に間違いがある可能性があります。

そういった場合は、内容や記事同士のつながりを修正したり、情報を加えたりする必要があるでしょう。

2. 集客記事や収益目的の記事をブラッシュアップする

集客記事や収益目的の記事は、優先的にブラッシュアップしましょう。

集客記事とは、読者の注目や関心を集めやすいテーマを扱い、ユーザーに検索エンジンから訪れてもらうための記事のこと。

SEOを意識し、自分のブログテーマと関連した検索キーワードでの上位表示を狙います。

SEOとは

Search Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化と訳されます。

収益目的の記事は、アフィリエイト広告やクリック報酬型広告を設置するなど、収益を生み出すために用意された記事です。

集客記事の質が低ければ直帰率が高まり、導線を設置していても次のステップに進んでもらえません。

一方、収益目的の記事の質が低い場合は、そこまで読者がたどり着いても、広告のクリックなどを促せずに離脱してしまいます。

そのため、これらの記事については継続的にブラッシュアップに取り組み、内容の質を高めていくことが重要です。

その結果、SEOにもポジティブな影響が出て記事に流入してもらいやすくなったり、広告のクリックなどを促しやすくなったりするでしょう。

まとめ

今回はブログの導線について、考えるメリット、作り方、ポイントなどをまとめて解説しました。

ここで本記事の重要なポイントを再確認しましょう。

まとめ
  • ブログにおける導線とは、成果につながる記事まで読者を導くためのルート
  • 導線を意識して記事を発信することで、読み手の満足度が高まり、成果も得やすくなる
  • 読者の興味関心の流れを可視化することで最適な導線を考える
  • ブログの導線を作成するときは、まずは簡単なものから作る
  • 一度考えた導線も効果検証し、必要に応じて改善する

ブログ運営でアフィリエイトなどの成果を得たい場合は、最適な導線を考えることが不可欠。

読者のニーズ変化にあわせた導線を設計できれば、読者が必要としている情報を的確に提供し、効果的に購買などの行動を促せます。

すでにブログを運営している方はもちろん、これから始めるという方も、ぜひこの記事を参考にブログの導線を設計してみてください!

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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