【2023年9月7日更新】読みやすくなるよう、文章を調整しました。
こんにちは、編集長のカワウソです!
「LIQUID CORPORATE(リキッド コーポレート)に興味あるけど、自社のホームページに合うか分からない……」とお悩みではないですか?
そこで今回は、『LIQUID CORPORATE』のメリットやデメリットを解説します。
カワウソ
この記事は次のような人におすすめ!
- WordPressでコーポレートサイトを制作する人
- 『LIQUID CORPORATE』の導入を検討している人
- このテーマでどんなホームページが作れるか知りたい人
この記事を読めば、『LIQUID CORPORATE』が自社にマッチするかが分かり、導入について検討しやすくなりますよ。
それではどうぞ!
目次
LIQUID CORPORATEとは?

▲出典:LIQUID PRESS
『LIQUID CORPORATE』は、コーポレートサイト向けのWorPressテーマです。
自社の公式情報を公開するためのホームページのこと。

概要は次のとおり。
テーマ名 | WordPress テーマ 『LIQUID CORPORATE』 |
開発・販売 | リキッドデザイン株式会社 |
価格 |
|
ライセンス | 100%GPL(テーマを構成するすべてのファイルを自由に改変・再配布できる) |
なお、『LIQUID CORPORATE』は、「LIQUID PRESS」というWordPressテーマシリーズの一つです。
「LIQUID PRESS」は、優れたデザイン性や高いサポート能力を評価された、日本では数少ないWordPress公式有料サポートテーマです。
ほかにも、ブログ用の「LIQUID MAGAZINE」やLP用の「LIQUID LP」など、用途別で8種類の有料テーマがあり、シリーズ累計ダウンロード数は4万6千を超えます(※ 2023年08月08日時点)。
LIQUID CORPORATEがおすすめな人
『LIQUID CORPORATE』は、初めてホームぺージを作るという初心者の方におすすめです。
直観的な操作で作れるのはもちろん、「動画マニュアル」なども充実しています。
また、コーポレートサイトに向くシンプルなデザインも魅力的。
ありとあらゆるビジネスに対応可能です。
さらに、標準機能としては珍しい「多言語機能」を備えています。
グローバル展開を予定している、もしくは海外企業と取引があるなど、複数の言語圏からのアクセスを想定している企業なら、選びたいテーマの一つと言えるでしょう。
テーマの購入プラン・特徴
『LIQUID CORPORATE』の購入方法は、「買い切り型」と「サブスクリプション型」の2種類があります。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
買い切り型 | サブスクリプション型 | |
料金 | 16,280円 | 16,280円/年(ビジネスプランの場合) |
使用可能なテーマ数 | 1つのみ | 「LIQUID PRESS」全テーマ利用可能 |
メールサポート | 30日間 | 契約中は無期限 |
備考 | カスタマイズはサポート外 | 解約してもテーマは継続して利用可能 |
各プランのサポート内容についてはこちらをご確認ください。
おすすめは「サブスクリプション型」
多角的なサービス展開を検討している企業なら、サブスクリプション型がおすすめです。
サブスクリプション型での購入なら、以下「LIQUID PRESS」シリーズの有料テーマすべてを利用できます。
「LIQUID PRESS」シリーズの有料テーマ一覧 | |
LIGHT | 機能面やデザインがともにシンプルな、オウンドメディア(ブログ)用テーマ |
MAGAZINE | 本格的な運営を見越した機能を搭載した、オウンドメディア(ブログ)用テーマ |
CORPORATE | 本記事で紹介するコーポレートサイト(企業サイト)用テーマ |
INSIGHT | コンテンツ分析βツールを搭載した、オウンドメディア(ブログ)用テーマ |
LP | 本格的なLPを簡単に作れる、ランディングページ制作テンプレート |
SMART | スタイリッシュなデザインと機能面に特化した、オウンドメディア(ブログ)用テーマ |
APP | アプリLPを簡単に作れる、ランディングページ制作テンプレート |
PORTFOLIO | コンテンツを美しく魅せる、ポートフォリオ/ギャラリー用テーマ |

また、継続的なサポートも受けられるため、費用対効果が高いと言えるでしょう。
さらに、ダウンロードしたテーマは解約後も利用可能です。
さまざまな種類のホームページを運営予定なら、サブスクリプション型を選ばない手はないでしょう。
なお、「コーポレートサイトしか作らないし、継続的なサポートも必要ない」という方であれば、買い切り型でも問題ありません。
LIQUID CORPORATEのメリット
『LIQUID CORPORATE』のメリットは、以下のとおりです。
一つずつ解説します。
HTMLやCSSなどの知識が必要ない
『LIQUID CORPORATE』は、WordPressの「ブロックエディタ」に対応しています。
ブロックエディタを使えば、直感的にWebページを編集することが可能です。
ホームぺージのテキストや画像をブロック単位で編集できる機能。HTMLやCSSの知識がなくてもWebページを編集できるため、初心者の方でも扱いやすいのが特徴です。


カワウソ

汎用性が高いシンプルなデザイン
『LIQUID CORPORATE』の特長は、コーポレートサイトに適したビジネス向けのデザインであること。
シンプルなデザインにまとまっているため、業界・業種問わず使えます。

白を基調とした馴染みやすいデザインなので、どんなイメージにも合わせやすいでしょう。
ホームページを作るのが初めてという方でも、一定のクオリティのホームぺージが作れるテーマです。
「LIQUID BLOCKS」でさらに機能面が充実!
また、ブロックを拡張できるプラグイン「LIQUID BLOCKS」が無料で提供されているるのもメリット。
使えるブロックが増えると、デザインの幅も広がるでしょう。

他のテーマでも、「LIQUID BLOCKS」の利用自体はできます。
しかし、『LIQUID CORPORATE』をはじめとした、「LIQUID PRESS」シリーズでの利用が想定されているため、テーマとの相性はお墨付き。
『LIQUID CORPORATE』を導入したら、ぜひ組み合わせて利用したいプラグインです。
「WordPress公式有料サポートテーマ」認定
『LIQUID CORPORATE』はもちろん、「LIQUID PRESS」シリーズは、品質やサポート面で審査を突破し、「WordPress公式有料サポートテーマ」に認定されています。
国産テーマでは数少ない、有料のサポートテーマの一つなのです。
WordPressから太鼓判を押されるクオリティなら、Web担当者としても安心して導入できますね。
ウィジェットごとにPC/モバイルの表示を切り替えられる
ウィジェットごとに、表示をPCのみ/モバイルのみに切り替えられる機能も便利です。
ホームぺージに表示できるパーツのこと。WordPressなら、検索窓やカレンダーのようなパーツについて、管理画面から簡単に表示/非表示を切り替えられます。

そもそもパソコンとスマホでは、表示領域の大きさが異なります。
パソコンでは問題なく表示できる情報でも、スマホではスペースが狭すぎて見づらかったり、邪魔になってしまったりすることも多いでしょう。
そんなときに、パソコン用とスマホ用のウィジェットを準備し、この機能を使って表示/非表示を切り替えれば、デバイスごとに表示する内容を簡単に変えられるのです。
デバイスによって表示内容を変えることで、ホームぺージの見やすさや使いやすさの向上にも繋がるでしょう。

多言語対応機能が標準搭載
『LIQUID CORPORATE』には、「言語切替リンク機能」があります。
ホームページに訪れたユーザーが、言語を切り替えられるリンクを設定できる機能です。

さらに、「言語アノテーション(言語ごとに対応したURLがあることをGoogleに伝える)」に自動対応。
たとえば英語圏のアクセスなら英字、フランス語圏なら仏字と、Googleが言語圏に応じたURLを読み取り、検索結果に反映してくれます。
日本国外からのアクセスでも、ユーザーがストレスを受けることなく、スムーズにホームページを閲覧できますよ。
プラグインも使わず、標準機能だけでインバウンド向けとしても活用できるホームページが作れるのです。
外国人を採用したい企業やグローバル展開を予定している企業などにうれしい機能ですね。
ただし、翻訳機能はありません。別途翻訳サービスを利用するか、言語別にホームページを用意しましょう。詳しくはこちらで案内されています。
多言語対応拡張プラグイン「LIQUID MULTILINGUAL」
『LIQUID CORPORATE』では、多言語対応機能を拡張できるプラグイン「LIQUID MULTILINGUAL」が利用可能です。
「LIQUID MULTILINGUAL」のプラグインを導入すれば、以下2つの機能が拡張されます。
- 5言語まで対応可能
- 言語自動判定切替を搭載
ユーザーが使用するブラウザの言語設定から、対応した言語のホームページを自動的に表示する機能。
「言語切替リンク」を選択しなくても、ホームぺージが切り替わるのが特徴です。
なお、多言語対応機能と同様に、言語別のホームぺージが必要になります。
「4言語以上に対応したホームページを作りたい」「言語自動判定切替を搭載したい」という方は、「LIQUID MULTILINGUAL」を導入しましょう。
「LIQUID MULTILINGUAL」は『LIQUID CORPORATE』以外のテーマでも使えます。
LIQUID CORPORATEのデメリット
買い切り型だとメールサポートが30日間のみ
『LIQUID CORPORATE』は、買い切り型だと30日間のみのサポートとなります。
そのため、買い切り型を購入するか検討している場合は、事前にマニュアルを見て、自社で制作および運用していけそうか判断しましょう。
なお、「サブスクリプション型」なら継続的にメールサポートが受けられます。
『LIQUID CORPORATE』の設定方法はもちろん、カスタマイズなどについてもメールで質問できるため、初心者の方から上級者の方まで幅広くおすすめです。
「買い切り型」「サブスクリプション型」のどちらも、電話やチャットでの質問には対応していません。
カスタマイズの幅は広くない
『LIQUID CORPORATE』は、簡単にホームページが作れる分、自前でカスタムできる要素が少ないです。
選択肢が限定されていることは、初心者の方にとってありがたいポイントであるものの、デザインにこだわりたい企業には、あまりマッチしないかもしれません。
とはいえ、シンプルなデザインのブロックが多いので、組み合わせやすいです。
組み合わせを工夫すれば、オリジナリティも出せるでしょう。
おすすめのブロック(パーツ)を紹介
『LIQUID CORPORATE』を選ぶなら、さきほど紹介した「LIQUID BLOCKS」を使わない手はありません。
ここでは、そのなかでもホームページ制作におすすめのブロックを厳選して、ご紹介します。
レイアウト


「LIQUID BLOCKS」の15パターンのレイアウトは、汎用性が高いのが魅力です。
ブロックを組み合わせるだけで、理想のホームページデザインに近づけられます。

デザイン例
料金表

料金表のブロックも搭載されています。
ユーザーにとって、価格が比較しやすくなるので、複数のプランを提供している場合などにおすすめです。

デザイン例
CTA

CTA(コールトゥアクション)のブロックも充実しています。
「Call To Action(コール トゥ アクション)」の略で、日本語では「行動喚起」と訳されます。コンテンツを閲覧したユーザーをコンバージョンへと誘導する役割があります。
ホームページの閲覧をとおして、お問い合わせの獲得を目指す企業にとっては、有用なブロックです。

デザイン例
スタッフが実際に使ってみた感想
以下、弊社(エックスサーバー株式会社)のWeb制作スタッフが、『LIQUID CORPORATE』を使用して感じたことです。
初心者の方へ
特殊なカスタマイズを必要としていなければ、ノーコードでも立派なコーポレートサイトが作れます。シンプルなコーポレートサイトを簡単に作りたいなら、ぜひおすすめしたいテーマです。
さらに、プラグイン「LIQUID BLOCKS」を有効化すれば、「レイアウト」や「料金表」など、デザインを作るためのブロックが拡張されます。別途有料で提供しているテーマも多いなか、無料で使えるのは良心的だと感じました。
その他、「多言語対応」や、「ウィジェット単位でPC /モバイルの表示切替」など、『LIQUID CORPORATE』ならではの個性も際立っています。
ただその反面、用途がしっかり定められた上で作られているので、カスタマイズの幅は他の有名なテーマと比べると、それほど広くありません。カスタマイズ性の高いテーマを求めている人には向かないでしょう。
とはいえ、『LIQUID CORPORATE』の扱いやすさ、シンプルなデザイン、多言語機能などが魅力的に感じる方にとっては、これ以上ないテーマだと思います。
『LIQUID CORPORATE』のホームページ事例
「LIQUID PRESS」公式サイト内には、『LIQUID CORPORATE』のデモサイトがあります。
テーマの機能や表示については、こちらで確認できますよ。

より実践的な活用について知りたい人は、こちらの「事例」をご覧ください。

各事例の「テーマ」の項目に、「カスタマイズ」や「オリジナル」の記載がないものを参考にするのがおすすめです。
上記の記載があるものは独自にカスタマイズされているため、テーマに搭載されている機能だけでは再現できません。
『LIQUID CORPORATE』の導入方法3ステップ
最後に、『LIQUID CORPORATE』の導入方法を解説します。
STEP.1 サブスクリプションを契約 or 買い切りで購入
『LIQUID CORPORATE』は、以下のいずれかのプランで購入します。
A. 買い切り型 | テーマ単体で購入するプラン(※サポートは30日間のみ) |
B. サブスクリプション型 | 継続して費用を支払うプラン すべてのテーマが使えて、サポートも継続して受けられる |
カワウソ
A.「買い切り型」での購入
B.「サブスクリプション型」での購入
STEP.2 テーマをインストールする
テーマファイル(liquid-corporate.zip)をダウンロードしたら、WordPressの管理画面からインストールします。
「WordPressダッシュボード > 外観 > テーマ > 新規追加 > テーマのアップロード」から行います。

画面中央のファイルを選択から、テーマファイル(liquid-corporate.zip)を選んで、アップロードしてください。

アップロードが完了したら、テーマを有効化します。

これで完了です。
STEP.3 プラグイン「LIQUID BLOCKS」をインストールする
最後に、本記事で紹介した「LIQUID BLOCKS」をインストールします。『LIQUID CORPORATE』と非常に相性のいいプラグインなので、ぜひインストールしてください。
プラグインは、「WordPressダッシュボード >プラグイン > 新規追加」から追加します。

画面右上の「プラグインの検索」の欄に、「LIQUID BLOCKS」と入力すれば表示されます。

あとは、プラグインに対して「今すぐインストール > 有効化」すれば利用できます。

ほかのおすすめプラグインについては、以下の記事で解説しています。あわせて参考にしてください。

まとめ
今回は、WordPressテーマ『LIQUID CORPORATE』のメリットやデメリットを解説しました。
- 『LIQUID CORPORATE』は「LIQUID PRESS」シリーズのコーポレートサイトテーマ
- 多言語機能があり、国外拠点や海外取引などがある企業におすすめ
- サブスクリプション型なら、複数のテーマが使えて、継続したサポートも受けられる
- レイアウト系ブロックが充実しているので、ホームページのデザインを作りやすい
『LIQUID CORPORATE』は、テーマ自体の完成度が非常に高く、そのまま使っても十分に魅力的なコーポレートサイトが作れます。
一方、既存のテーマや機能にかなり手を加えることを前提としている場合は、より拡張性の高いテーマを選ぶのが良いかもしれません。
それでは、素敵なホームページの完成を願っております。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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