ホームページの公開方法を初心者向けに分かりやすく解説

【2025年7月4日更新】情報を更新しました。また、補足コンテンツとしてFAQ(よくある質問)を追加しました。

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こんにちは、編集長のカワウソです!

ホームページ作成を決心したものの、「どういう手順で公開するのだろう……」と疑問に感じていませんか?

公開方法は、ホームページの作り方によって異なります。

この記事では、ホームページを「WordPress(ワードプレス)」で作る場合の公開方法を解説します。

WordPressとは

CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の一種。HTMLやCSSなどのWeb制作スキルがなくても、ホームページの制作や更新が簡単にできる無料のシステムです。

カワウソ

この記事は次のような人におすすめ!

  • 初めてホームページを作る人
  • WordPressでホームページを作る人
  • 公開するまでのおおまかな流れを知りたい人

この記事を読めば、公開手順が分かるだけでなく、ホームページに必要な環境を整えることが可能です。

なお、HTMLやCSSで作るホームページの公開方法は、以下の記事で解説していますよ。

それではどうぞ!

ホームページ公開前の準備

前提として、ホームページを公開するには、以下の4つを準備しておく必要があります。

それぞれ詳しく解説します。

レンタルサーバーの契約

ホームページを公開するためには、サーバーが必要です。

サーバーとは、分かりやすく言うと、ホームページのデータを格納する保管庫。
ホームページを「家」に見立てた場合、サーバーは「土地」にあたります。

ホームページが家ならサーバーは土地

サーバーは自前で構築できるものの、膨大なコストがかかってしまいます。
そのため、一般的にはレンタルサーバーを使用することが多いです。

レンタルサーバーとは

サーバーをレンタルできるサービスのこと。提供元がサーバーを保守管理してくれるため、初心者の方でも簡単かつ安心してホームページを運営できます。
利用にかかる料金は、月額1,000円程度が相場です。

おすすめは、弊社の『エックスサーバーです。

国内シェアNo.1のレンタルサーバー(※2025年6月時点、W3Techs 調べ)であり、23万社の導入実績がありますよ。

※サーバーについては、以下の記事で詳しく解説しています。

独自ドメインの取得

ホームページを公開するには、サーバーとあわせてドメインも必要です。

ドメインとは、インターネット上の住所のこと。
このメディアの場合、URL(https://www.xserver.ne.jp/bizhp/)のうち、「xserver.ne.jp」がドメインにあたります。

ドメインの説明

ドメインには、「独自ドメイン」と「共有ドメイン」の2種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

独自ドメイン

https://〇〇〇.co.jp
〇〇〇の部分を好きな文字列で指定できます。


共有ドメイン

https://〇〇〇.▲▲▲.com
〇〇〇の部分は指定できますが、▲▲▲の部分はサービス提供者が定めた文字列が入ります。

ビジネス用途であれば、信頼度が高い独自ドメインを選びましょう。
共有ドメインは、自社とは関係のない文字列が入ってしまうので、信頼度が低いです。

また、独自ドメインは以下の3つから選ぶのがおすすめ。

ドメインの種類取得条件おすすめ度
.co.jp日本に登記している企業が取得できるドメイン★★★
.jp日本に住所がある方なら誰でも取得できるドメイン★★
.comなし★★

これらのドメインは上場企業などにも利用されており、一般的に認知度が高いです。

一方で、認知度が低いドメインは、ユーザーが不信感を抱いてホームページへのアクセスを避けてしまうおそれがあるため、注意しましょう。

なお、独自ドメインはレンタルサーバーで取得するのがおすすめです。
申し込みが1社で済むのと、更新や決済などの管理がまとめられるメリットがあります。

メモ

『エックスサーバー』には、「独自ドメイン永久無料特典」があります。
ドメインが無料で使えるため、ぜひご利用ください。
※プランによって、取得できるドメインの種類が異なります。

※ドメインについては、以下の記事で詳しく解説しています。

ネームサーバーの設定

サーバーとドメインを契約したら、次はネームサーバーを設定しましょう。

ネームサーバーとは、対象のドメインをどのサーバーで使用するか決定するためのアドレスのこと。ドメインとサーバーを紐づけるために必要です。

ネームサーバーの設定方法は、レンタルサーバーによって異なります。

『エックスサーバー』のネームサーバー設定方法は、以下のマニュアルをご覧ください。
ネームサーバーの設定

メモ

『エックスサーバー』でドメインを取得した場合、『エックスサーバー』のネームサーバーが自動的に設定されます。サーバーもドメインも『エックスサーバー』を使うなら、ネームサーバーの設定が不要になるので、おすすめです。

SSLの設定

SSL(https化)

ネームサーバーの設定ができたら、ホームページのセキュリティを向上させるために、SSLを設定しておきましょう。

SSLとは「Secure Sockets Layer」の略で、インターネット上の通信を暗号化する仕組みのことです。

通信を暗号化すれば、悪意のある第三者が情報を傍受したとしても、内容を解読できないため、個人情報の流出や改ざんなどが防げます。

SSL化されたホームページは、個人情報の流出や改ざんなどが防げる

ほとんどのレンタルサーバーでは、無料のSSLが使えます。
無料でも、『Let’s Encrypt』というSSL証明書が採用されているなら、質が担保されているため安心できますよ。

詳しくは、以下の記事で解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

※『エックスサーバー』の無料独自SSLの設定方法は、以下のマニュアルをご覧ください。
無料独自SSL設定

WordPressで作るホームページの公開方法

それでは、WordPressで作るホームページの公開方法を見ていきましょう。

WordPressをインストール

WordPressはサーバーにインストールして使います。

WordPressは利用者が多いことから、ほとんどのレンタルサーバーでは、「簡単にインストールできる機能」が用意されていますよ。

各レンタルサーバーのマニュアルを参考に、WordPressのインストールを完了させてください。

※『エックスサーバー』にも、「WordPress簡単インストール」という機能があります。
 ▶ WordPress 簡単インストール手順

『エックスサーバー』のWordPress簡単インストール

「まだレンタルサーバーを契約していない」という方は、『エックスサーバー』の「WordPressクイックスタート」がおすすめです。

レンタルサーバーを申し込むだけで、WordPressのインストールが自動で完了します。

詳しくは以下の記事で解説しています。

注意

「WordPressクイックスタート」は、「無料お試し」には対応していなかったり、申し込み時に「ドメイン名」を入力する必要があったりするので、注意してください。

試用したい方やドメインがまだ決まっていない方は、「WordPress簡単インストール 」がおすすめです。詳しくは以下の記事で解説しています。

WordPressにテーマをインストール

次は、WordPressにテーマをインストールしましょう。

テーマとは、デザインテンプレート(ひな形)のことです。

テーマを用いれば、デザインがほぼ完成された状態からホームページ作成を開始可能。
テキストや画像などを自社の素材に変更したら、オリジナルのホームページが作れます。

おすすめのテーマやインストール方法は、以下の記事で詳しく解説しているので、チェックしてみてください。

WordPressの初期設定

テーマをインストールしたら、WordPressの初期設定を進めます。

企業ホームページで最低限やっておきたいWordPressの初期設定は、以下の16個です。

【企業HP向け】WordPressの初期設定16個
  1. 「サイトのタイトル」と「キャッチフレーズ」を設定
  2. 「WordPressアドレス」と「サイトアドレス」をhttpからhttpsに変更
  3. 「ホームページの表示」をトップページ用の固定ページに変更
  4. 「ディスカッション」でコメント機能をOFFにする
  5. 「パーマリンク構造」を投稿名に変更
  6. 「プライバシーページ」の紐づけを設定
  7. 「ブログ上の表示名」を変更
  8. 「パスワード」を強力と表示されるものに変更
  9. 「固定ページ一覧」から不要なページを削除
  10. 「投稿一覧」から不要なページを削除
  11. 「投稿のカテゴリ」を設定
  12. 「テーマ」をインストール
  13. 「ウィジェット」からWordPressメタ情報を削除
  14. 不要な「プラグイン」を削除
  15. 「プラグイン」をインストール
  16. (その他)バックアップの設定と取得

このリストを見て難しく感じた方も多いかもしれませんが、ご安心ください。

以下の記事では、WordPressの管理画面の画像を添えて、項目ごとに分かりやすく解説しているので、初心者の方でも迷わず設定できますよ。ぜひ参考にしてください。

WordPressでページを作成

初期設定が完了したら、各ページを作成していきましょう。

WordPressでは主に、以下3つの機能からページを作成していきます。

WordPressのサイドメニュー
  • 外観
    ホームページの基礎(骨組み)部分を編集する機能
  • 固定ページ
    各ページのコンテンツ(中身)を編集する機能
  • 投稿
    お知らせ(ニュース)など、ブログを編集する機能

ページの編集中は、「下書き保存」が可能です。

ページの下書き保存(外観 > カスタマイズの画面)

外観 > カスタマイズの画面(テーマによって異なります)

ページの下書き保存(固定ページや投稿の画面)

固定ページや投稿の画面

WordPress管理画面の基本操作やブロックエディタの使い方は、以下の記事を参考にしてください。

また、以下の記事では、WordPressテーマ『Lightning(ライトニング)』によるホームページの作成方法を、全12回の連載企画で解説しています。

記事どおりに進めれば、ホームページが完成するのでおすすめです。

WordPressでホームページを公開

ページが完成したら、それぞれステータスを「下書き」から「公開」に変更します。

ページの公開(外観 > カスタマイズの画面)

外観 > カスタマイズの画面(テーマによって異なります)

ページの公開(固定ページや投稿の画面)

固定ページや投稿の画面

なお、固定ページや投稿は、一括してステータスを「下書き」から、「公開」に変更できます。

STEP1

公開したいページにチェックを入れます。
※一括チェックも可能です。

対象のページ(記事)にチェックを入れる
STEP2

一括操作が表示されたプルダウンから、「編集」を選択したあと適用をクリックします。

プルダウンから編集を選んで適用
STEP3

ステータスのプルダウンから、公開済みを選択したあと更新をクリックすれば完了です。

ステータスから公開済みを選んで更新
メモ

ホームページを正式にリリースするまでは、アクセス制限(Basic認証)をかけておきましょう。
アクセス制限をかけると、ホームページにアクセスするのに、ユーザー名とパスワードが必要になります。制作中のホームページが第三者に閲覧されるリスクを低減できますよ。

ほとんどのレンタルサーバーには、アクセス制限機能が備わっています。

なお、『エックスサーバー』のアクセス制限機能は、以下のマニュアルを参考にしてください。
アクセス制限(BASIC認証)

注意

アクセス制限(Basic認証)をかけている場合は、ホームページのリリース時に解除しましょう。解除しないと、第三者がホームページを閲覧できません。

親ページの選択について

ホームページを階層構造にするには、固定ページの設定サイドバーの「固定ページ > ページ属性」から、親ページを選択します。

(例)代表挨拶ページ(3階層目:greeting)を会社概要ページ(2階層目:company)に紐づける場合

子ページを親ページに紐づける

親ページを設定すると、子ページのURLが自動で以下のように変わります。

(例)代表挨拶ページのURLの変化
設定前:https://ドメイン/greeting/
設定後:https://ドメイン/company/greeting/

親ページは「公開済み」でないと選択できないので、覚えておきましょう。

ホームページ公開時のセキュリティ対策

セキュリティ対策が施されていないホームページは、以下のようなリスクがあります。

ホームページのセキュリティリスク
  1. 個人情報が漏洩する
  2. ホームページが改ざんされてしまう
  3. サイバー攻撃によりサーバーがダウンする

そのため、最低限以下のセキュリティ対策は施しておきましょう。

ホームページ公開時のセキュリティ対策5つ
  1. IDやパスワードの管理
  2. 重要なデータやファイルは公開領域に設置しない/削除する
  3. 不要なサービスやアプリケーションは削除する
  4. WordPressのセキュリティ対策
  5. SSL化

詳しくは、以下の記事で解説しています。

公開はあくまでもスタート!適切に運営することが重要

ホームページの公開はゴールではなく、あくまでもスタートです。

適切に運営してこそ、目的を達成できます。

ホームページの運営には、主に以下6つの業務があります。

ホームページの運営に必要な6つの業務
  1. 情報の更新
  2. 保守
  3. セキュリティ対策
  4. お問い合わせの対応
  5. アクセス解析
  6. 集客

以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

ホームページの公開に関するQ&A

ホームページの公開に関する、よくある質問をまとめました。

不明点などの参考にしてください。

ホームページは無料で公開できますか?

無料のサーバーを使えばできます。
しかし、無料のサーバーは基本的に広告が表示されるため、ビジネス向きではありません。

会社のホームページであれば、必要最低限の経費と捉え、有料のレンタルサーバーを契約しましょう。

ホームページを公開したのに、Googleの検索結果に表示されません。

新しいホームページはGoogleがインデックス(登録)するのに、1日〜数週間を要します。
急ぐ場合は、「Google Search Console 」という無料のツールから、インデックス登録をリクエストしたり、サイトマップを送信したりしましょう。
 
詳しくは、以下を参考にしてください。
(参考:Search Console ヘルプ「Google 検索で自分のページが見つからない場合」

また、以下の記事でも詳しく解説しています。

HTMLやCSSでホームページを作ったものの、公開方法が分かりません。

HTMLやCSSでホームページを作った場合、データをサーバーにアップロードする必要があります。

データのアップロードには、レンタルサーバーの「ファイルマネージャ」、もしくはパソコンにインストールして使う「FTPソフト」などをご利用ください。
 
※『エックスサーバー』のファイルマネージャは、以下のマニュアルを参考にしてください。
ファイルマネージャ利用方法

まとめ

今回の記事では、WordPressで作るホームページの公開方法を解説しました。

まとめ
  • ホームページの「作り方」によって、公開方法は異なる
  • ホームページを公開するには、「サーバー」や「ドメイン」が必要
  • WordPressで作るホームページの公開手順は「5ステップ」
  • ホームページ制作中は「アクセス制限」をかけておき、リリース(公開)時に解除する

ホームページを公開したあとは、目的達成のために、適切に運営していきましょう。

それでは素敵なホームページの完成を願っております。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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『エックスサーバー』と『XServerビジネス』の違いは、以下の記事で詳しく解説しています。

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