こんにちは、編集長のカワウソです!
「ホームページを作りたいけど、費用がいくらかかるか心配」とホームページ制作を躊躇していませんか。
確かに、初心者の方であれば、自社に適したホームページの費用を正確に判断するのは難しいかもしれません。
しかしながら、ホームページ制作費用にも相場があります。
そこで今回は、ホームページ制作の外注を検討している方向けに、費用と相場をわかりやすく紹介します。
カワウソ
この記事は次のような人におすすめ!
- 初めてホームページを作る人
- ホームページ制作の費用が分からない人
- ホームページ制作の外注を検討している人
この記事を読めば、自社に適したホームページの制作費用がいくらなのか、知ることができます。
また、費用を抑えるコツも紹介しているので、気になる方はチェックしてください。
それではどうぞ!
目次
費用を知る前に決めておきたいこと
ホームページ制作の費用を知る前に、あらかじめ決めておいたほうが良いポイントを3つ紹介します。
ホームページの目的と役割を決めておく
最初にホームページの目的を決めておきましょう。
というのもホームページの目的が多いほど、費用は高くつきます。
目的をあらかじめ決めておけば、ホームページにどのような役割を持たせるべきか、ある程度判断できるようになります。そうすれば、おおよその費用が予想できます。
例えば、創業期ならホームページの役割は「名刺」と1つに絞ることをおすすめします。
創業期であれば、まず「自社のことを知ってもらう」ところからスタートしますが、名刺程度のホームページがあればひとまず事足ります。
創業期からホームページに多くの目的を持ってしまうと、費用がかさむばかりでなく、制作自体のハードルが上がってしまいます。
しかし一部例外として、業界や業種、ビジネスモデルによっては、他の目的や役割も初期段階から必要になる場合もあります。
詳しくは以下の記事で解説しています。

カワウソ
どんなデザインが必要になるのか決めておく
ホームページの制作費用はデザインに対するこだわり具合で変わります。
デザインのこだわりが強い場合、内容によってはテンプレートが利用できなかったり、利用できたとしても大幅な改修が必要になります。つまり、「オーダーメイド」での発注となり、制作費用が高くつきます。
そのため、創業期であれば、デザインにこだわりすぎないようにしましょう。
「会社のことを知ってもらう」という目的の達成を第一に考えれば、デザインで何を重視するべきなのか見えてきます。
詳しくは以下の記事で解説しています。

ホームページについて、本格的なWeb活用を検討している場合は、デザインに対してある程度こだわる必要もでてきます。そのため、こだわりは事前にリストアップしてください。
内容によって、「セミオーダー」でいけるのか、はたまた「オーダーメイド」になるのか、判断するための材料になります。
どんな機能が必要になるのか決めておく
最後、ホームページに特殊な機能が必要かどうかで、費用は大きく変わります。
名刺程度のホームページであれば、下記の情報があれば問題ありませんので、特殊な機能は必要ありません。
- 代表挨拶
- 企業理念
- 会社概要
- 沿革(創業期なら省略可)
- 事業内容、サービス概要
- 取扱い商品(※購入する仕組みはECカートを推奨)
- 事業所紹介
- 個人情報保護方針
- ニュース
- お問い合わせフォーム
ただし、業種や作るサイトの種類によっては、一部特殊な機能が必要になる場合もあります。
例えば、歯科医院のホームページについて考えてみましょう。ホームページの目的として、「自社のことを知ってもらう」という基本的な部分は同じです。
ただ、中には「予約を受け付ける」もホームページの目的として追加したいと考える方もいます。この場合、予約フォームを実装する必要があります。
実は予約フォームにも様々な種類があり、大きく分けて2つのパターンが考えられます。
通常の問い合わせフォームで実現可能
一旦、ホームページで申し込みだけ受け付けて、後から電話で確認するパターン
特殊な機能が必要
オンライン上でスケジュールの空きが確認でき、そのまま予約が完結するパターン
後者の場合は、予約システムとホームページをリアルタイムに連動させる仕様が想定されるため、別途システムの開発が必要になります。
その場合、費用としてはそれなりの金額になるでしょう。
ただ、飲食店やヘアサロンも同様ですが、最近だとホームページ以外の予約受付手段もあります。本当にその機能がホームページで必要か、精査することをおすすめします。
依頼先で変わる制作費用・相場
ホームページの制作費用は依頼先で変わります。それぞれ相場も異なりますので、参考にしてください。
フリーランス

フリーランスに依頼する場合は、「クラウドワークス」や「ランサーズ」の利用をおすすめします。
初めてフリーランスに依頼する場合でも、決まったフォーマットがあるため、比較的簡単に依頼することができます。また、サポートも充実しています。
しかし、時間単価で金額を設定しているフリーランスの方も多く、費用についてはイマイチ分かりづらいです。
そこで今回は、実際に企業がクラウドワークスで登録している案件データを元に、費用を表にまとめてみました。

金額 | 件数 | ページ数の目安 | 内容 |
~50,000円 | 652 | 1ページ | ・LPや既存サイトの一部機能の制作、修正 |
50,000円~100,000円 | 315 | 5ページ | ・名刺程度のホームページ |
100,000円~300,000円 | 383 | 5ページ以上 | ・パンフレット程度のホームページ |
300,000円~500,000円 |
110 | 5ページ以上 | ・上記に+システムの開発 ・上記に+SEO |
500,000円~1,000,000円 | 34 | 5ページ以上 | ・上記に+フルリニューアル ・上記に+ホームページ以外の制作 |
1,000,000円~ | 17 | 5ページ以上 | ・上記に+難易度が高いシステムの開発 ・上記に+プラットフォーム構築 |
※参考「クラウドワークス:ホームページ制作案件(2021年9月29日の案件)」
一番、案件数が多かったのは5万円以下です。しかし、ここには注意が必要です。
内容を見ていると、1ページのものが多く、ホームページというよりかは、LP(ランディングページ)制作の案件が多いです。

他にも、既存サイトの一部機能の制作や修正などが多く、この金額でホームページを作るとなると、少し無理がありそうです。
次に、金額別に見ると以下のような特徴がありました。
50,000円~100,000円
ページ数が少ない、いわゆる「名刺」程度のホームページ制作
300,000円~500,000円
ページ数がそれなりにある、「パンフレット」程度のホームページ制作
先述しましたが、創業期の場合、「会社のことを知ってもらう」目的を果たすには「名刺」程度のホームページがあれば良いです。
その場合は50,000円~100,000円で制作を検討すれば良いでしょう。基本的にはテンプレートでの制作になります。
ホームページについて、本格的なWeb活用を検討している場合は、300,000円~500,000円が相場になりそうです。テンプレートを利用しながらも、セミオーダーとして、ある程度はデザインにこだわりを持つことができます。
ただし、いずれにおいても、デザインや機能に要望が多いと、フリーランスと言えど、それなりの金額になります。
Web制作会社

Web制作会社も会社によって金額は異なりますが、以下が一旦の目安となります。

名刺程度のホームページであれば、テンプレートを活用することができるので、40万円未満で制作することが可能です。
パンフレット程度のホームページであれば、テンプレートのままでは少し厳しいため、セミオーダー感覚の依頼になります。ページ数は5~10ページは最低限必要になりますので、金額も40~70万円程度になります。
ブランドサイトのように、デザインのこだわりも強く、ページ数が15~20ページと多い場合は、オーダーメイドの発注になります。この場合は100~150万円程度が相場です。
フリーランスとWeb制作会社のメリット・デメリット
さて、だいたいの予算感が分かったところで、フリーランスとWeb制作会社を比較した場合の、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
フリーランス
- Web制作会社と比べて、制作費用が安い
- 担当者が選べる
- コミュニケーションがシンプル・スピーディー
まず第一に、Web制作会社と比べると制作費用が安いです。
それもそのはず、フリーランスは自宅やシェアオフィスで働いていることが多く、Web制作会社と比べると、家賃などの固定費がかかりません。
次に、担当者を選べる点もメリットでしょう。ホームページのクオリティは実際に制作する技術者のスキルによって左右されます。
特に、明確に希望するデザインがあるのであれば、そのデザインに近い制作実績を持つフリーランスを選ぶことで、実現度は高くなります。
最後、フリーランスに依頼する場合は、基本的に一対一のやりとりになるので、コミュニケーションがシンプルでスピーディーです。
Web制作会社であれば、ディレクターや部長の承認が下りないと進まない業務も出てきますが、フリーランスであればそのような承認フローがありません。
- 対応時間など曖昧なことが多い
- 制作の対応範囲が限定されている
- 音信不通になる人もいる
デメリットとしてはまず、曖昧なことが多い点です。
Web制作会社と比べるとルールが少ない事が多く、「聞かないと分からない」といった状況に陥りやすいです。
制作進行中に何か問題が起きた際に、その曖昧さが原因で、両者の間でトラブルになる可能性があります。
次に、予め理解しておきたいのが、フリーランスに依頼するということは、「一人の人間に依存する」ということです。
つまり、その人が持っている能力以外のことは依頼できないということです。仮にホームページ制作の進行中に、追加で別の機能が必要になったとしても、対応してもらえない可能性があります。
その他、稀なケースだとは思いますが、音信不通になってしまう人もいます。そこまでいかなくても、依頼したフリーランスの方が病気やケガをした場合は、制作が中断してしまいます。
Web制作会社と比べて、フリーランスは何かとリスクが高いことを理解しておきましょう。
Web制作会社
- サポートが充実している
- チームプロジェクトのため制作の対応範囲が広い
- 万が一のトラブルにも対応できる
まず、フリーランスと比べると、サポートが充実しています。
営業時間内であれば、基本的には連絡が付きますし、分からないことがあっても、丁寧に教えてくれるので、安心できます。
次に、Web制作会社には様々な専門職のスタッフがいます。Webディレクター、Webデザイナー、コーダー、エンジニアなどが1つのチームを構成して、案件に取り掛かります。
そのため、制作の対応範囲が広いです。依頼時には想定できなかった制作要件が発生した場合でも、柔軟に対応してくれます。
最後、万が一のトラブルにも対応できるといった点です。
担当スタッフが病気やケガで休んでも、社内の他のチームの人間が代わりに対応してくれます。場合によっては取引先や下請け先など、ビジネスパートナーに助けを求めることもできます。
若干納期は遅延するかもしれませんが、制作自体がストップする可能性は極めて低いと言えます。
- フリーランスと比べて、制作費用が高い
- 担当者が選べない
- 「Web制作会社だから」と安心しすぎると失敗する
フリーランスのメリットでも紹介しましたが、Web制作会社はフリーランスより制作費用が高いです。固定費はもちろん、先ほどの例で言うと、1案件に複数の技術者が携わるため、人件費も高くつきます。
次に、担当者が選べない点もデメリットでしょう。新卒1年目のスタッフが担当する場合もあり、「なかなか希望するデザインのホームページが仕上がってこない」といった状況になる場合もあります。
ただ、それよりも厄介なのがWebディレクターとの相性です。
フリーランスなら依頼した時点で、それなりに人となりが分かりますが、Web制作会社だと契約を締結するまでは、営業の人が担当している場合もあります。
実際に制作が進行した後に、「担当するWebディレクターと相性が合わない」と感じた場合、その後の進行に支障が出るかもしれません。
最後、ここが重要です。Web制作会社だからといって、すべての会社が安心できるかと言うと、それは違います。
中には、制作の大半をフリーランスに再委託しているWeb制作会社もあります。その場合、基本的な性質はフリーランスとさほど変わりません。
そのため、Web制作会社を選ぶ際には注意が必要です。
どっちがいい?フリーランスとWeb制作会社

「結局どっちがいいの?」と感じられた方は、以下を参考にしてください。
- 低予算ということもあり、安心よりもスピードを重視したい人
- ロゴやLP、システムなどホームページの一部機能のみ依頼したい人
- ホームページに明確な希望があり、実現できそうなフリーランスを見つけた人
- ホームページ制作を安心して依頼したい人
- 明確な仕様が固まっておらず、後からでも柔軟に対応して欲しい人
- 基本的な制作の流れを理解して、ノウハウを貯めたい人
初めてホームページを作るのであれば、Web制作会社がおすすめです。
Web制作会社に依頼した方が、基本的な制作の流れを理解することができますので、仮に以後フリーランスに依頼する場合でも、失敗することが少なくなります。
その他、ホームページ開設後に維持管理を依頼する場合を考えてみましょう。
Web制作会社だと仮に担当していたスタッフが退職しても、別のスタッフが後を引き継ぎます。しかし、フリーランスだと廃業すると、代わりがいません。
そのため、ホームページ開設後のことも考えると、Web制作会社に依頼した方が無難です。
費用を抑える3つのポイント
ホームページの制作費用を少しでも抑えたいと考える方は、以下3つのポイントを意識してください。
目的達成に必要な情報のみ掲載する
考えれば考えるほど、ホームページに掲載したい情報は増えてくると思いますが、取捨選択して、なるべく情報量を抑えるようにしましょう。
優先すべきことは情報量ではなく、目的を達成するために必要な情報を掲載することです。
繰り返しになりますが、創業期だと名刺程度のホームページがあれば、ひとまず「会社のことを知ってもらう」目的を果たすことができます。
ホームページについて、本格的なWeb活用を検討する場合も、基本は同じです。
目的の達成に関係が薄いものは、掲載しない方が費用は抑えられます。
テンプレートを使う

ホームページ制作は、テンプレートを使った方が費用を抑えられます。
求めるデザインによって、テンプレートによる構築が適しているのか、そうでないのか、判断が分かれます。
そのため、デザインでこだわりたい部分がある場合は、予め要望をリストアップし、依頼先に提示するようにしましょう。
その際に、「費用を抑えたいからテンプレートを使っても構わない」と伝えれば、依頼先が希望のデザインに近いテンプレートを探してくれます。
中でも、WordPressはテーマ(テンプレート)が豊富です。
コーポレートサイト向けのテーマもあれば、ブランドサイト向けのテーマもありますので、気になる方は一度調べてみてください。
カワウソ
自社で素材を用意する
ホームページに掲載するテキスト、画像(写真・イラスト)はなるべく自社で用意するようにしましょう。その方が費用を抑えられます。
というのも、Web制作会社はホームページ制作のプロではありますが、依頼主の会社や事業については、あまり詳しく知りません。
そのため、ホームページに掲載するテキストをWeb制作会社に丸投げしてしまうと、自社が訴求したいポイントが上手く掲載されない可能性があります。
自社の強みを知っているのは、間違いなくその会社の経営者ないしは従業員です。
Web制作会社にヒアリングしてもらえれば、ある程度希望に沿ったものに仕上がるかもしれませんが、工数がかかりますので、別途見積もり扱いになります。
ホームページ制作はスキルが必要なことではありますが、自社の説明を文字に起こすことは特別スキルが必要ありません。
その他、画像(写真・イラスト)についても、自社で用意する方が費用としては安くつきます。
Web制作会社で準備できれば良いのですが、ほとんどの会社が下請けに出しています。その場合、中間マージンが発生するので、費用は高くなります。
しかし、注意点があります。
写真が必要であれば、プロのフォトグラファーに依頼することになりますが、撮影前にホームページのどこで使う写真かを伝えなければ、結果的に使えない写真になってしまいます。
例えば、下記の写真をトップページのファーストビューで使用するとします。

写真が縦なので、余白ができてしまいます。どうにかしようと横幅を合わせると、今度は写真が見切れてしまい、掲載したい部分が掲載できなくなります。

こういった部分に不安を感じられる方は、費用を優先せず、Web制作会社に依頼してください。
自社でプロのフォトグラファーに依頼する場合は、撮影現場にWeb制作会社のディレクターに立ち会ってもらうようにしましょう。多少費用が発生するかもしれませんが、丸投げするよりかは費用を抑えることができます。
Web制作会社選びのアドバイス
Web制作会社のデメリットでも紹介しましたが、Web制作会社を選ぶ際には注意が必要です。
日本には5,000社を超えるWeb制作会社が存在すると言われており、自社に適したWeb制作会社を選ぶことができなければ、満足のいくホームページを作ることはできません。
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カワウソ
Web制作会社に依頼するときに必要となる「最低限の準備」について、アドバイスいただいているので、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ
この記事では、会社のホームページ制作の費用と相場を紹介しました。
- 費用が知りたい場合、まずは目的、デザイン、機能について整理する
- ホームページ制作の依頼先は「フリーランス」と「Web制作会社」の2つ
- 維持管理も依頼するなら「Web制作会社」がおすすめ
- Web制作会社選びに不安な方は「ホームページ制作相談」サービスがおすすめ
制作費用はなるべく抑えたいところですが、費用優先で物事を判断してしまうと、失敗する恐れがあります。
この記事を参考に、自社に適した依頼先を見つけていただければ幸いです。
それでは、素敵なホームページが完成されることを祈願しております。
以上、読んでいただいてありがとうございました!
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