ホームページをhttpsにする理由とは?SSL化の方法を解説

【2025年3月27日更新】SEO(検索エンジン最適化)に関する情報を更新しました。

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こんにちは、編集長のカワウソです!

ホームページのURLを「https」にするべきかどうか、お悩みではないでしょうか?

「https」から始まるURLのホームページは、安全にアクセスできる証明になります。
ユーザーの安全や信頼に繋がるため、ホームページを作るうえで必須の設定です!

この記事では、httpsの仕組みや重要性を分かりやすく解説します。

カワウソ

この記事は次のような人におすすめ!

  • 会社ホームページをこれから作る人
  • ホームページのURLをhttpsにするか悩んでいる人
  • ホームページをSSL化したい人

また、初心者の方でも簡単にhttpsのホームページを開設できる方法を紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

それでは、どうぞ!

httpとhttpsはホームぺージの通信規約

httpsの重要性を理解するために、まずはその意味や仕組みについて理解しましょう。

httpとは「HyperText Transfer Protocol」の略で、ホームページの表示に利用する通信規約(ルール)のことです。

ホームページを表示するときは、サーバーとブラウザの間でデータの通信が行われます。

サーバーとブラウザ間のデータ通信
サーバーとは

ホームページの情報を保管したり配信したりする、いわば「データの保管庫」です。
「この情報が見たい」といったブラウザのリクエストに対し、保管しているデータから適切な情報を返します。

厳密に言うと、ホームページの情報を保管する「Webサーバー」という種類で、他には「メールサーバー」「データベースサーバー」などがあります。

サーバーについて詳しくは、以下の記事で解説しています。

共通で認識できる「http」というルールで通信することにより、ホームページが正しく表示されるのです。

そのhttpに、安全や厳重といった意味を持つ「Secure(セキュア)」の頭文字が追加されたのが、「https」になります。

つまり、httpによるデータ通信を安全にした仕組みが「https」なのです。

詳しくはこのあと解説します。

httpとhttpsの違いは「暗号化」の有無

httpとhttpsの違いは、ホームページの通信が暗号化されているかどうか。

httpsによる通信は、SSLという仕組みにより、データが暗号化されるため安全です。

SSLとは

「Secure Sockets Layer」の略で、インターネット上で送受信する情報を暗号化する仕組みのこと。「SSL/TLS」と表記される場合もありますが、同様のものとして解釈して問題ありません。

TLSとは「Transport Layer Security」の略で、SSLからバージョンアップした暗号化通信の仕組みです。現在SSLと呼ばれている通信は、厳密に言うとTLSの仕組みを利用しています。

しかし、暗号化通信=SSLとして周知されているため、「SSL」や「SSL/TLS」と表記されることが多いのです。

ホームページ上の通信をSSLにより暗号化することを、「SSL化(HTTPS化)」と言います。
SSL化したホームページには「SSL証明書」が発行され、httpsによる通信が可能になるのです。

SSL証明書とは

SSL通信に利用される電子証明書で、正式には「SSLサーバ証明書」と言います。
「ホームページ所有者の実在性証明」や「SSLによる暗号化通信」の役割があり、SSL化するうえで欠かせないものです。

SSL化しない状態でもホームページの表示や利用はできます。
しかし、さまざまなリスクを避けるために、ホームページのSSL化は必須だと言えるでしょう。

ホームページをSSL化しないリスクは、次に詳しく解説します。

注意

SSL化の設定をしていないホームページでは、URLの最初に「https」を付けても表示できないので注意しましょう。

ホームページをSSL化する理由

ホームページをSSL化する理由は、以下のとおりです。

SSL化しないリスクもあわせて、それぞれ解説します。

セキュリティを担保する

SSL化により通信を暗号化すれば、ユーザーがホームページを利用するうえでのセキュリティを担保できます。

ユーザーがホームページ上のフォームから、個人情報を送信するケースを例に考えてみましょう。

SSL化されていないホームページでは、ユーザーが送った情報が暗号化されません。
もしも、通信途中で第三者に情報を盗み見られたとき、ユーザーが送った内容がそのまま閲覧できてしまうのです。

それによりユーザーの個人情報が外部に漏れ、悪用されるおそれがあります。

カワウソ

名前、住所、電話番号などはもちろん、クレジットカードや銀行口座などのお金に関する情報が漏れると大変ですよね!

SSL化されたホームページは暗号化される

一方で、SSL化されたホームページでは、ユーザーが送った情報が暗号化されます。
第三者が通信途中の情報を盗み見たとしても、何の情報なのか分かりません。

このようにSSL化は、ホームページの通信情報を守るために重要なのです。

ユーザーに安心感を与える

SSL化されたホームページは、通信が暗号化されていることがユーザーに伝わるため、信頼度が高いです。

ホームページがSSL化されているかどうかは、ブラウザのアドレスバーを見れば一目瞭然。

以下は、ホームページにアクセスしたときに表示される、アドレスバーの違いを表した画像です。(GoogleChrome利用)

SSL化したホームページ

SSL化したホームページのアドレスバー

SSL化されたホームページの場合、鍵アイコンや保護されている旨のメッセージが表示されます。

SSL化していないホームページ

SSL化していないホームページのアドレスバー

一方で、SSL化されていないホームページだと、アドレスバーに「保護されていない」旨が表示されます。これでは、ユーザーが不安を覚えてしまいますよね。

その結果、問い合わせフォームだけでなく、ホームぺージへのアクセスさえ避けられるおそれもあります。

安心してホームぺージを利用してもらうためには、まず信頼が必要なことを理解しておきましょう。

SEOで重要な要素

ホームページのSSL化はSEOにおいても重要です。

SEO(エス・イー・オー)とは?

「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と言われます。
検索エンジンの検索結果で、自社のホームページが上位表示されるように対策することです。

SEOについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

Googleは2014年に、SEOのランキング要素にhttpsを加えました(参考:Google 検索セントラル「ランキングシグナルとしての HTTPS」)。

近年では「ランキングに直接的な影響を与えない」とされていますが、重要であることに違いはありません。

Core Web Vitals 以外のページ エクスペリエンスの要素が検索結果でのランキング上昇に直接貢献することはありません。 しかし、そういった要素はウェブサイトのユーザー満足度を向上させる可能性があり、それは通常、Google のランキング システムでも高く評価されます。 したがって、ページ エクスペリエンスを全体的に向上させる取り組みにも意味があるのです。

(引用:Google 検索セントラル「ランキングに使用されるページ エクスペリエンスの要素を教えてください。」

Core Web Vitals(コアウェブバイタル)

ページの読み込みパフォーマンス、インタラクティブ性、視覚的安定性に関する実際のユーザー エクスペリエンスを測定する一連の指標

(参考:Google検索セントラル「Core Web Vitals と Google 検索の検索結果について」

ページエクスペリエンス

ページのコンテンツそのもの以外の価値のこと。
構成要素として、「Core Web Vitals:ページの読み込みが速く安定しているか」「https:通信が暗号化されているか」「モバイルフレンドリー:モバイルに最適化されているか」「コンテンツを阻害する要素がないか」などが挙げられます。

(参考:Google検索セントラル「ページ エクスペリエンスが Google 検索の検索結果に与える影響について」

初心者の方におすすめなSSLの種類

ここからは、初心者の方におすすめなSSLの種類をご紹介します。
どれもレンタルサーバーで使用できるので、わざわざ業者に依頼する必要はありません!

要点は、以下のとおりです。

それぞれ詳しく解説するので、自社のホームページに適用するSSL選びの参考にしてくださいね!

独自SSLと共有SSL

SSLの種類には、大きく分けて「独自SSL」と「共有SSL」の2つがあります。
会社ホームページなら、信頼性の高い独自SSLがおすすめです。

以下の表は、独自SSLと共有SSLの特徴をまとめたものです。

  独自SSL 共有SSL
説明 独自ドメインに対するSSL証明書
(自社専用の証明書)
サーバー会社が取得したSSL証明書を
複数の企業で共有して使う
信頼性
ホームぺージ所有者の証明ができる
×
ホームぺージ所有者の証明ができない
対象ドメイン 独自ドメイン
(自社が所有するドメイン)

(例)https://〇〇〇.com
自社専用のオリジナルの
文字列のドメインが使える
共有ドメイン
(サーバー会社所有のドメイン)

(例)https://〇〇〇.▲▲▲.com
▲▲▲に自社とは関係のない
文字列が入ってしまう

違いをそれぞれ解説します。

独自SSL

独自SSLは、ホームページ運営者自身が所有する「独自ドメイン」に対して、SSL証明書が発行されます。

独自ドメインとは

世界に1つしかないオリジナルのドメインのことです。
ホームページのURLとしてはもちろん、メールアドレスにも利用できます。

つまり、SSL証明書でホームページ所有者の実在性が確認できるため、信頼性が高いのです。

共有SSL

一方共有SSLとは、サーバー会社が所有するSSL証明書を、複数のユーザーで共有する方法のこと。
SSL証明書で確認できるホームページの所有者は、「利用しているサーバー会社」となります。

共有SSLでは実際のホームページ所有者が確認できず、独自SSLに比べて信頼性が低くなってしまうのです。

また、共有SSLの証明書は、サーバー会社が所有する共有ドメインに対して発行されるため、独自ドメインのホームページには利用できません。

共有ドメインとは

1つのドメインを複数ユーザーで「共有」して利用するドメインです。
たとえば、はてなブログに登録した人全員が利用できる「hatenablog.jp」は、共有ドメインとなります。

共有SSLを提供しているレンタルサーバーは減っているものの、会社によっては利用可能なところもあります。共有SSLはデメリットが多いので、避けましょう。

ドメインについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。

3種類ある独自SSL

独自SSLには、認証レベルや費用が異なる「ドメイン認証SSL」、「企業認証SSL」、「拡張認証SSL」の3種類あります。
創業期に作る名刺程度のホームページなら、「ドメイン認証SSL」がおすすめです。

認証タイプ 認証レベル 価格相場(年額) 用途
ドメイン認証
(DV SSL)
ドメイン所有者を確認 無料~約2万円
  • 個人ブログ
  • 小規模のホームページ
企業認証
(OV SSL)
企業の実在性を確認 約3万円~約10万円
  • 企業のホームページ
拡張認証
(EV SSL)
企業の厳密な審査と確認 約10万円~
  • 金融機関のホームページ
  • ECサイト

このように、認証レベルが高くなるほど審査が厳しくなり、ユーザーに高い信頼性をアピールできます。

また、費用に関しては、認証レベルや証明書を取得する認証局(ブランド)によりさまざまです。

なお、証明書の種類による、暗号化の強度に違いはありません。
そのため、無料のSSLでもデータ通信におけるセキュリティは担保されますし、SEOとしてもデメリットはないでしょう。

とくに、『Let’s Encrypt(レッツ エンクリプト)』という無料のSSL証明書が採用されているなら、質が担保されているため安心できますよ。

Let’s Encryptとは
無料SSL証明書『Let’s Encrypt』

▲出典:Let’s Encrypt

『Let’s Encrypt』は、米国の団体「ISRG(Internet Security Research Group)」が運営する認証局のこと。ホームページの通信を安全に行えることを目的として運営しており、無料でドメイン認証SSL証明書を提供しています(参考:Let’s Encrypt について)。

ISRGは、MetaやGoogle Chromeなど、世界中の大手IT企業から出資されている非営利団体です。そのため、無料でも安定したSSL(TLS)通信の提供が可能で、信頼性においても安心だと言えるでしょう。

カワウソ

当社『エックスサーバー』の無料独自SSLでも、『Let’s Encrypt』の証明書を採用しています。

ホームページの信頼度を上げるなら有料SSLを検討すべき

ホームページの信頼度を上げる場合は、有料SSLを検討しましょう。

というのも、近年ではSSL化したフィッシングサイトも多く登場しました。
もはや、ホームページをSSL化しただけでは、ユーザーの信頼を獲得しづらくなったと言えるでしょう。

フィッシングサイトとは

ユーザーから個人情報やパスワード、クレジットカード情報などを騙し取ることを目的に作られた、本物そっくりの「偽物のホームページ」のこと。

フィッシングサイトの説明

有料SSLなら、通信の暗号化のみならず、SSL化していることをユーザーに分かりやすくアピールできる「サイトシール」や、マルウェア(ウイルス)やフィッシングURLといった脅威を自動的に診断・検知する「セキュリティ診断機能」に対応していたりします。

セキュリティ診断済をアピールできるサイトシール

(参考:エックスサーバー「クラウドセキュア スピード認証SSL」

カワウソ

上記のように、セキュリティ診断済みであることをサイトシールで分かりやすくアピールすれば、ユーザーからの信頼を獲得しやすくなるでしょう。

なかでも、予算がある場合は、企業の実在性を証明してくれる「企業認証(OV)」や「拡張認証(EV)」がおすすめ。

とくに、金融機関やECサイトなど高い信頼性をアピールしたい場合は、「拡張認証(EV)」を導入しましょう。

詳しくは以下の記事で解説しているので、あわせて参考にしてください。

ホームぺージをSSL化する流れ

本来ホームページをSSL化するには、以下のような複雑な流れになりますが、ほとんどのレンタルサーバーでは簡単に設定できる機能を備えていますよ。

ホームページをSSL化する流れ
  1. SSL証明書の取得申請
  2. 審査や認証手続き
  3. サーバーにSSL証明書をインストール
  4. ホームページ側のSSL化設定
注意

各工程の詳しい手順は、利用するサーバーやSSL証明書の種類などにより異なります。
また、サーバーによってはSSL化に対応していない場合もあるため、事前に確認が必要です。

無料独自SSLをご検討の初心者の方は、レンタルサーバーのSSL設定機能を利用しましょう。

当社『エックスサーバー』にも、無料の独自SSL証明書を利用する場合に、上記1~3を簡単に行える無料独自SSLの機能があります。
ぜひご利用をご検討ください。

ホームぺージをSSL化する方法(エックスサーバー)

ここからは、WordPressのホームぺージを『エックスサーバー』で作ることを想定し、SSL化の設定方法を解説します。

WordPressは、初心者の方でも簡単にホームページの制作や更新ができる、無料のシステムです。詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

WordPressのホームページをSSL化するには、以下の手順が必要になります。

なお、『WordPressクイックスタート』を使うと、わずか10分でサービスの申し込みや上記の手順すべてが完了しますよ。

レンタルサーバーに申し込むだけで、WordPressがインストールされるだけでなく、SSL化まで自動でされるのでおすすめです。

『WordPressクイックスタート』の詳しい申し込み手順は、以下の記事で詳しく解説しています。

注意

『WordPressクイックスタート』は、「無料お試し期間」がありません。また、あらかじめ「ドメイン名」を決めておく必要があります。

ここでは、『WordPressクイックスタート』を使わない方向けに、上記の手順を一つずつ解説しますね。

レンタルサーバーの契約やドメインの取得がまだの方は、以下の記事を参考に申し込みを先に済ませてください。

1. ドメインを設定する手順(無料独自SSL設定)

取得したドメインをサーバーで利用するための、設定手順を解説します。
この工程で、無料独自SSLやHTTPS転送もあわせて設定が可能です。

STEP1
「ドメイン追加」を選択する

サーバーパネルにログインし、ドメイン追加をクリックしましょう。

XServerレンタルサーバー(ドメイン追加設定)
旧サーバーパネルをご利用の方へ

旧サーバーパネルをご利用の方は、新デザインに切り替えるか、マニュアルにて手順をご確認ください。

新デザインへの切り替えは、サーバーパネルにログイン後、新デザインに切り替えボタンから行えます。
※切り替え後も、旧デザインに戻すことが可能です。

STEP2
ドメインを追加する

取得したドメインを「ドメイン名」に入力し、追加するをクリックします。

XServerレンタルサーバー(ドメインを追加する)

「無料独自SSL」と「HTTPS転送」のチェックは、そのままで問題ありません。

HTTPS転送が必要な理由

HTTPS転送をしないと、「https」だけでなく、「http」のURLにもアクセスできてしまいます。

「http」のURLは通信が暗号化されないため、危険です。
また、同じページであるにも関わらずURLが2つ存在すると、ユーザーや検索エンジンがどちらを使うべきか迷ってしまうおそれもあります。

そのため、「http~」のURLに対するアクセスを、自動的に「https~」に転送する設定が必要なのです。

※ホームぺージを構成するすべてのページをSSL化することを「常時SSL化」と言います。

カワウソ

もしチェックを忘れた場合は、後で設定も可能です。
ドメイン設定後のSSL化とHTTPS転送設定の手順は、のちほど解説します。

「メモ」の記入は任意です。必要に応じてホームページ名や用途などをご記入ください。

STEP3
完了

画面が切り替わり、ドメイン一覧に追加されれば、設定は完了です。

XServerレンタルサーバー(ドメイン一覧)

なお、SSLの設定がサーバーに反映されるまで、最大で1時間程度かかります。
反映完了後に「https~」のURLでアクセスできるため、しばらくお待ちください。

SSLの項目に×が表示される場合

設定完了後、「SSL」の項目に「×」が表示されることがあります。

SSLの項目に×が表示される場合

この表示があった場合は、別途SSL化とHTTPS転送の設定が必要です。
次に紹介する手順にて、SSL化とHTTPS設定を行いましょう。

あとでSSL化する手順

ドメイン追加時にチェックを忘れたり、失敗したりした場合は、以下の手順でSSLを設定してください。

STEP1
「SSL設定」を選択する

サーバーパネルにログインし、「SSL設定」をクリックします。

Xserverレンタルサーバー(SSL設定を選択)
STEP2
独自SSL設定をONにする

設定対象ドメインの右側にある、SSL設定状況のOFFと表示されたトグルスイッチをクリックして、ONに切り替えてください。

Xserverレンタルサーバー(独自SSL設定追加)
STEP3
SSL設定完了

以下の表示になれば、設定完了です。

Xserverレンタルサーバー(独自SSL設定完了)

「反映待ち」の表示が消えたら、「https」から始まるURLにアクセスしてみましょう。

あとでHTTPS転送を設定する手順

対象ドメインにSSLが反映されたら、以下の手順で「HTTPS転送」の設定を行いましょう。

STEP1
「ドメイン設定」をクリック

サーバーパネルにログインし、ホームページメニューから、ドメイン設定をクリックします。

STEP2
「詳細」をクリック

対象ドメインの詳細をクリックします。

STEP3
HTTPSに転送する」にチェック

HTTPSに転送する」にチェックを入れて、設定するをクリックします。

STEP4
完了

以上で完了です。
「http://~」のURLでアクセスして、自動的に「https://~」のURLへ転送されるか確認してください。

2. WordPressをインストールする

「WordPress簡単インストール」の機能を使って、設定したサーバー上にWordPressをインストールする手順を解説します。

STEP1
「WordPress簡単インストール」を選択

サーバーパネルにログインして 、WordPress簡単インストールをクリックします。

XServerレンタルサーバー(WordPress簡単インストールの選択)
STEP2
「WordPressを追加」をクリック

WordPressを追加をクリックします。

XServerレンタルサーバー(WordPressを追加)
STEP3
WordPress情報を入力する

以下を参考に、WordPress情報を入力してください。

  • 追加形式
    「新規インストール」のままで構いません
  • 対象ドメイン
    WordPressをインストールするドメインです
  • サイトURL
    /より右側の入力欄は空白で構いません
    ※/より右側はWordPressをサブディレクトリにインストールする場合のみ入力
  • ブログ名
    サイト名のことです。あとから変更できます
  • ユーザー名
    WordPress管理画面のユーザー名です
  • パスワード
    WordPress管理画面のパスワードです
  • メールアドレス
    WordPress管理用のメールアドレスです
  • キャッシュ自動削除
    そのまま「ON」で構いません
  • データベース
    そのまま「自動でデータベースを生成する」で構いません
  • メモ
    用途や説明を記載できます。未記入でも構いません
XServerレンタルサーバー(WordPress情報を入力)
メモ

作成済みのデータベースを利用する場合は、事前にデータベースを手動で作成しておく必要があります。詳しくは、マニュアルの「MySQL(データベース)の設定」をご覧ください。

STEP4
テーマを選択する

インストールするテーマを選択し確認画面へ進むをクリックしてください。

XServerレンタルサーバー(テーマを選択)
テーマ関連用語
  • テーマ
    デザインテンプレートのこと
  • テーマオプション
    子テーマをインストールする場合はチェックを入れます
子テーマとは

テーマをカスタマイズするときに使うファイルのこと。
子テーマを利用すれば、元となる親テーマを直接編集せずにカスタマイズが可能です。

テーマの更新などにより、カスタマイズ内容が消えてしまう心配がないため、特別な理由がない限りは、子テーマも一緒にインストールしておくとよいでしょう。

ホームページを自作する場合のおすすめのテーマは、以下の記事を参考にしてください。

メモ

「WordPress簡単インストール」で有料テーマをインストールする場合は、以下の手順になります。

(1)「WordPress簡単インストール機能」でデフォルトのテーマをインストール
(2)エックスサーバーアカウントからテーマを購入
(3)「WordPressテーマ管理」でインストール

※各リンクからマニュアルをご覧いただけます。

プラグインの「CloudSecure WP Security」は、WordPressのセキュリティ対策ができる拡張機能です。
ほかに利用する予定のセキュリティプラグインがなければ、チェックしたままにしておきましょう。

プラグインについては、以下の記事を参考にしてください。

STEP5
インストールする

入力に間違いがないか確認し、インストールするをクリックしてください。

STEP6
完了

一覧に、WordPress情報が表示されれば完了です。

WordPressのインストールが完了したら、管理画面にログインが可能です。
ログインできない場合は、以下の記事を参考にしてください。

WordPress管理画面の基本的な操作やカスタマイズ方法などについては、以下の記事で詳しく解説しています。

また、WordPressをインストールしたあとは、初期設定を行いましょう。

以下の記事では、企業ホームぺージをWordPressで作るうえで最低限必要な初期設定について解説しているので、あわせて参考にしてください。

3. WordPressのアドレス(URL)のhttpからhttpsへの変更

WordPressにログインできるようになったら、メインナビゲーションの「設定 > 一般設定」から、「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」のURLを「https」に変更しましょう。

これらのURLを「https」に変更しないと、管理画面のURLやWordPressの機能で作成されたリンクなども「http」になります。

「http」から「https」への転送設定が完了している場合でも、変更しておくのが基本です。

以下の手順で、変更できます。

STEP1
1. WordPressの管理画面にログインする

WordPressの管理画面にログインしましょう。

メモ

ログインURLが分からない場合は、サーバーパネルの「WordPress簡単インストール」>「インストール済みWordPress一覧」で確認できます。

WordPress(ログイン画面)
STEP2
2. 一般設定を表示する

管理画面のメニューから「設定」をクリックします。

WordPress管理画面(設定を選択)
STEP3
3. URLを変更する

WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス(URL)」内のURLを「https」に変更し、変更を保存をクリックします。

WordPress管理画面(一般設定でURLを入力)
注意

「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)は、基本的に「http」を「https」に変更するのみで構いません。

「WordPressアドレス(URL)」のドメイン名や階層を変更してしまうと、WordPressの管理画面にログインできなくなるおそれがあるので、注意しましょう。

万が一、WordPressにログインできなくなった場合は、以下の記事を参考に対処してください。

STEP4
4. URLが変更できているか確認

URLを変更すると、管理画面から自動的にログアウトされます。
再度ログインし、一般設定の画面で「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス(URL)」を確認しましょう。

URLが「https~」になっていれば、設定完了です。

ホームページのSSL化を確認する方法

以下の2つの方法で、ホームページのSSL化が問題なくできているか確認しましょう。

それぞれの確認方法を詳しく解説します。

https~でアクセスしてブラウザの表示を確認

まず、「https~」から始まるホームページURLにアクセスしましょう。

ホームページが正しく表示され、アドレスバーで保護されている旨が確認できれば、正しくSSL化ができています。

なお、保護されていない旨が表示されていたり、ホームページが表示できなかったりするときは、以下の原因が考えられます。
状況に合わせて、それぞれの対処法をお試しください。

アドレスバーに「保護されていない」旨が表示される

原因 ホームページ内の画像ファイルやJavaScriptなどのファイルを、「http~」のURLで指定している可能性があります。
対処法 「http~」になっている画像ファイルやJavaScriptなどのURLを、「https~」に変更することで解消されます。ホームページ内の記述を確認しましょう。

ホームページが表示できない

原因 SSL化の設定ができていないか、反映されていない可能性があります。
対処法 SSLを設定してから間もない場合は、時間をおいてからアクセスしてください。(無料独自SSLの場合は、設定後1時間程度でアクセスできます。) 時間が経っても表示が変わらない場合は、正しくSSL化の設定ができているか確認しましょう。

http~でアクセスしてリダイレクトされるか確認

常時SSL化できているか確認するため、「http~」のURLでホームページにアクセスしてください。
httpsのURLに自動でリダイレクトされれば、常時SSL化ができています。

もし、リダイレクトされない場合は、「ドメイン設定」の画面で「HTTPSに転送する」にチェックが入っているかどうかを確認してください。

メモ

.htaccessを編集してリダイレクトを設定した方は、コードが正しく記述できているかをご確認ください(参考:エックスサーバー「.htaccess」)。

必要に応じて、「ドメイン設定」によるHTTPS転送もお試しください(参考:あとでHTTPS転送を設定する手順)。

まとめ

今回は、httpsの仕組みやホームページをSSL化する方法について、解説しました。

まとめ
  • httpsによる通信は、ホームページ上での情報の通信を暗号化できる(SSL化)
  • ユーザーに安心してホームページを利用してもらうためにSSL化は必須
  • 創業期に作る名刺程度のホームページなら、無料の独自SSLがおすすめ
  • 信頼度を上げるなら、サイトシールやセキュリティ診断に対応した有料SSLを検討する
  • WordPressクイックスタートは、SSL化まで自動でできるため初心者におすすめ

ホームページを運営するうえで、SSL化は当たり前だといっても過言ではありません。
無料かつ初心者の方でもホームページのSSL化はできるので、当記事を参考に設定してみてくださいね!

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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