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【初級】アクセス解析とは?ホームページの改善に必要な基礎知識

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カワウソ

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アクセス解析の基礎知識

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こんにちは、編集長のカワウソです!

「アクセス解析」と聞くと何だか難しそうで、少しばかり遠ざけていた方も多いのではないでしょうか。

ただ実際のところ、自社のホームページで成果を上げていくためには、アクセス解析が欠かせません。

この記事では、アクセス解析の経験がない方向けに、アクセス解析の目的やホームページ改善の流れを分かりやすく解説します。

カワウソ

この記事は次のような人におすすめ!

  • 最近ホームページを開設した人
  • ホームページを改善したい人
  • アクセス解析の基本について知りたい人
  • とりあえずアクセス解析ツールを試してみたい人

この記事を読めば、「アクセス解析」の基礎が分かるだけでなく、無料で使えるアクセス解析ツールを知ることができます。

それではどうぞ!

アクセス解析とは

アクセス解析とは、ホームページに訪れたユーザーのデータを取得して、解析することを言います。

アクセス解析ツールの導入によって、簡単にアクセスデータの取得が可能です。

たとえば、以下のような情報が分かります。

(例)アクセス解析から分かる事

アクセス解析の目的

アクセス解析の最大の目的は、ホームページからより高い成果を得るための改善点を発見することです。

リアル店舗では、仮に自社のショップで商品が売れなくても、来店したお客様の特徴や行動を見れば、おのずと改善すべきポイントは見えてきます。

たとえば、多くのお客様が手に取っているにも関わらず、売れない商品があるとしたら、「商品の魅力が伝わっていないのではないか」と推測できるでしょう。

その場合、「商品の魅力が伝わるPOP(店内広告)」や「商品の使い勝手がわかるサンプル品」を置くといった工夫ができます。それでも商品が売れなければ、接客を通してその理由を探ることも可能です。

一方、ホームページでは、お客様と直接対面する機会がないため、特徴や行動の把握は難しく、現状の何がいけないのかを判断できません。

では一体、どのように改善すればよいのでしょうか。そこで鍵を握るのが「アクセス解析」です。

このあとに詳しく説明しますが、ホームページの改善は、以下の流れで進めます。

ホームページ改善の流れ
  1. STEP.1 現状把握
  2. STEP.2 仮説を立てる
  3. STEP.3 アクセス解析
  4. STEP.4 改善策の実施
  5. STEP.5 改善策の評価

上記の手順のうち、立てた仮説を検証(証拠立て)する際にアクセス解析が必要になります。

ホームページ改善の流れ

ここでは、アクセス解析を用いたホームページ改善の流れを紹介します。イメージしやすいように「開業したばかりのパン屋(リアル店舗)」になぞらえて解説します。

アクセス解析の流れ

STEP.1 現状把握

オープンして3日目、「売上が思ったように伸びない」と悩んでいるパン屋があるとします。

購入顧客数に関しては、当初目標にしていた1日300人をクリアしているため、問題は「客単価の低さ」だと判断できます。

(例)パン屋の問題
  • 客単価が低い

ホームページも同じで、まずは問題を把握するところから始まります。

たとえば、ホームページの目的を「申し込みの獲得」としている場合、以下のような問題を抱えることが多いです。

(例)ホームページの問題
  • 申し込み数が少ない(全くない)
  • 申し込み数はそれなりにあるが、高価格帯の商品(サービス)が売れない

現状の問題を正しく掴めれば、解決への道筋が見え、ホームページ運営の成功にもつながるでしょう。

STEP.2 仮説を立てる

次に、パン屋であれば「客単価が低い」という現状から、さまざまな疑いを持つことができます。

(例)パン屋の仮説
  • お客様一人当たりの購入点数が少ないのかもしれない
  • 複数のパンを購入できない理由が「売り場」にあるのかもしれない

この疑うことを、ホームページでは「仮説を立てる」と言います。

たとえば、「問い合わせの獲得が少ない」という課題に対しては、以下のような仮説が立てられます。

(例)ホームページの仮説
  • 申し込みフォームの使い勝手が悪く、ユーザーが離脱しているのかもしれない
  • そもそも申し込みフォームにユーザーが辿り着いていないのかもしれない

仮説を立てることで、「どのページをどの解析ツールで解析すれば良いか」の判断がスムーズになります。まずは疑わしいところを自分なりに考えてみてください。

カワウソ

仮説を立てるには、少々知識や経験も必要です。最初はGoogle検索で「申し込み数 改善事例」等で調べて、似た問題の改善事例を参考にするとよいでしょう。

STEP.3 アクセス解析

繰り返しになりますが、リアル店舗ではさまざまな分析が可能です。

商品が販売された際に記録される「POSデータ」からお客様の平均購入点数を洗い出すのはもちろん、「目」でお客様の店内行動を注意深く観察することもできます。

結果、パン屋の場合には以下の情報が得られます。

(例)パン屋の調査例
  • 平均購入点数は3点
  • トレーにパンを4個以上乗せるとパンが落ちそうになる
  • 特に女性が持ったトレーは不安定になっている

この結果から、トレーの大きさや形状が原因で、4個以上購入するお客様を逃している可能性を見出せるため、トレーを改善する方法について考えます。

同様にホームページでも、先ほどの仮説をもとに、問い合わせフォームについて詳しく分析します。

たとえば、アクセス解析によって、以下のようなデータを取得したとします。

フォームのSTEP毎のアクセス数
(例)ホームページのアクセス解析から分かること
  • STEP1のアクセス数はそれなりにある
  • STEP3のページで急激にアクセス数が減っている

この場合、STEP2の「お客様情報の入力画面」でユーザーが離脱している可能性があるため、入力方法や項目における改善策を考えます。

STEP.4 改善策の実施

パン屋の場合、以下のような改善策を実施できます。

(例)パン屋の改善策
  • トレーのサイズを大きくする
  • パンが落ちないように淵に高さがあるトレーにする
  • 軽い材質のトレーにする

そしてホームページでは、以下のような改善策が考えられます。

(例)ホームページの改善策
  • 入力エリアには入力例を表示させ、ユーザーが迷わないようにする
  • 入力項目について問題がないものは省いて、ユーザーの負担を軽減する
  • ヘッダーやフッターなど、他のページに遷移するリンクは削除する(離脱防止)
フォームの最適化(EFO)

カワウソ

アクセス解析はあくまでもヒントです。そのため、「〇〇すれば改善するだろう」といったように、改善策についても仮説を立てる必要があります。

STEP.5 改善策の評価

パン屋の場合、トレー変更後に購入点数が増えたかどうかを調べます。再度お客様の様子を確認するのはもちろん、POSから販売データを取得して、客観的に評価することも効果的です。

ホームページも同じで、施策に効果があったかどうかを評価し、十分な効果が得られなかった場合は、別の施策を考えます。

先ほどの例で言うと、STEP2からSTEP3への遷移率が上がっているかどうか、申し込み数が増えたかどうかを、施策の前後(同期間)で比較します。

カワウソ

一度に複数の改善策を実施すると、どの施策が効果があったの分かりづらくなるため、急ぎでなければ、一つずつ試すほうがよいです。

アクセス解析ツールの注意点

アクセス解析ツールを導入することで、簡単にアクセスデータが取得できると先述しましたが、注意点もあります。

アクセス解析ツールは、取得できるデータがじつに多いです。

そのため、「学んでから使う」という流れにすると、覚えることが多すぎて、初心者の方は挫折してしまうおそれがあります。

そもそも、アクセス解析ツールから取得できる膨大なデータから改善点を抽出すること自体、初心者の方にとっては難易度が高いです。

そこで、先に自社の課題を一、二点洗い出し、その課題を解決するために必要なツールを選定して、実際に使いながら覚えていくのがよいです。

アクセス解析は実際に使いながら覚える方が良い

検証しながら取り組めるため、結果的にアクセス解析に対する理解度も増すでしょう。

無料のアクセス解析ツールの紹介

アクセス解析ツールにもいくつか種類があります。

ここでは、初心者の方でもパッと使いやすい、無料の人気アクセス解析ツールを紹介します。

Google Analytics(グーグル・アナリティクス)

Google Analytics(グーグル・アナリティクス)はGoogleが無料で提供するホームページのアクセス解析ツールです。

ホームページでより高い成果が得られるよう改善していくために使用します。

アクセス解析ツールの代名詞的な存在であり、これ一つあれば基本的な部分はほぼ解析できます。

創業期や成長期など会社のステージを問わず、多くの企業が利用していることから、初めてアクセス解析ツールを導入する際におすすめです。

たとえば、最新のGoogle Analytics(GA4)では、以下のようなデータが取得できます。

ユーザー属性

・国、市町村、性別、年齢、言語、インタレストカテゴリ(興味分野)

ユーザーのテクノロジー環境

・デバイス(例:パソコン、モバイルなど)、OS、ブラウザの種類、画面の解像度

集客(どこから訪問しているのか)

・参照元(例:google、yahoo、instagram)、メディア(例:自然流入、広告流入、sns)

エンゲージメント(ユーザーの反応)

・各種イベントの数(例:ページの閲覧やスクロール、クリック、一定時間以上の滞在)

エンゲージメント(ユーザーの反応)

・各種イベントの数(例:ページの閲覧やスクロール、クリック、一定時間以上の滞在)
・コンバージョン(例:申し込みや購入)の数と発生日
・(各ページ毎の)ユーザー数、新しいユーザー数、ユーザーあたりのページ閲覧数など

以下活用例です。

  活用例
ユーザー属性 (課題)高価格帯商品が売れない
(仮説)ターゲットである40代~50代のアクセスが少ないのかもしれない
(解析)40代~50代のユーザーのアクセス数が少ない
(施策)40代~50代がメインの雑誌やWebメディアの露出を高める
テクノロジー (課題)商品ページのアクセスが少ない
(仮説)トップページに設置した商品ページへの導線が分かりにくいのかもしれない
(解析)トップページにアクセスしたユーザーの7割がモバイル
(施策)モバイルでも確認しやすい大きさの文字やイラストのバナーに変更する
集客 (課題)SNSのフォロワー数は増えているが、ホームページの申し込みが増えない
(仮説)SNSからホームページへ誘導できていないのかもしれない
(解析)SNS経由のアクセス数がほとんどない
(施策)SNSでホームページのキャンペーンを告知する
エンゲージメント (課題)アクセス数はそれなりにあるのに、申し込み数が少ない
(仮説)ユーザーが申し込みフォームに辿り着いていないのかもしれない
(解析)トップページの申し込みフォームへのボタンのクリック数がほとんどない
(施策)目立つボタンに変更し、トップページの上部に配置する

カワウソ

Google Analyticsを使うには、アカウントを発行してから、ホームページに「トラッキングコード」と呼ばれるものを挿入する必要があります。導入方法については、今回は割愛します。

Google Search Console(グーグル・サーチ・コンソール)

Google Search Console(グーグル・サーチ・コンソール)はGoogleが無料で提供するインターネット検索の分析ツールです。

Google Analyticsがホームページに「アクセスした後のデータ」を扱っているのに対し、Google Search Consoleは、ホームページに「アクセスする前のデータ」を蓄積しています。

主に、アクセス数の拡大を目的として、ホームページにアクセスのあったキーワードを調べたり、検索結果上のホームページの見え方について改善したりする際に使用します。

具体的には以下のようなデータを取得できます。

検索パフォーマンス
  • キーワード毎の検索結果での表示順位や表示回数
  • キーワード毎の検索からのクリック数やクリック率(CTR)

上記、検索パフォーマンス以外にも、ホームページに対するGoogleからの評価(エラー等の警告の有無)などが確認できます。

カワウソ

Google Search ConsoleはホームページにGoogle Analyticsの「トラッキングコード」が入っていれば、比較的簡単に始められます。

User Heat(ユーザー・ヒート)

User Heat(ユーザー・ヒート)

User Heat(ユーザー・ヒート)は株式会社ユーザーローカルが提供する無料のヒートマップ解析ツールです。

ユーザーがアクセスしたページの行動を視覚的に解析することができ、主に単体のページを改善する際に使用します。

以下のようなことが分かります。

熟読エリア

ページのもっとも読まれているエリアを特定します。

終了エリア

ページがどこで読まれなくなったのかを特定します。

クリックエリア

ページのどこがクリックされているのかを特定します。

たとえば、「クリックエリア」で「ページ下部のバナーがよくクリックされている」ということが分かり、「終了エリア」で「ほとんどのユーザーがページ下部まで辿り着いていない」と分かったとします。

この結果から、ページ下部のバナーを上部に移動することで、バナーがさらにクリックされる可能性を見出せます。

※User Heatは有料版のUser Insight(ユーザー・インサイト)のいわばデモ版です。利用規約を確認のうえ、ご利用ください。

カワウソ

無料版のUser Heatは期限設定ができないなど、機能に制限があります。その他、英語にはなりますが、マイクロソフト社のClarity(クラリティ)というヒートマップもあるので、試してみてください。

Juicer(ジューサー)

Juicer(ジューサー)

Juicer(ジューサー)は株式会社PLAN-Bが提供する無料のユーザー分析DMPです。

DMPはデータ・マネージメント・プラットフォームの略で、インターネット上に蓄積されたさまざまな情報データを管理するためのプラットフォームです。

ホームページに訪問しているユーザーの属性や行動など把握する際に利用します。

Google Analyticsに比べると解析できるデータの範囲は限定されますが、初心者の方でも扱いやすいように管理画面が設計されています。

たとえば、以下のようなことが分かります。

ユーザーの熱量

ユーザーを熱量に応じて6つのステージ(認知→興味・関心→検討中→ホットリード→コンバージョン)に自動的に分類

すべてのユーザー

ユーザー毎の訪問回数と、メインの時間帯

アクセス企業

アクセスした企業の社名(IPアドレスで判別できる企業のみ)

Juicerのすごいところは、アクセス解析のみならず、以下のような施策機能がついているところです。

ABテスト

ページ内の特定のバナーについて1パターンに固定するのではなく、2パターンを用意し、よりクリックされるほうを検証できます。

ポップアップ表示

画面右下から出現するバナーでキャンペーンなど訴求したいページの導線を設けることができます。

ポップアップ表示は、商品やサービスの購入率を高めたり、離脱率を下げたりする効果がある一方で、画面の表示領域を一部占領してしまうため、ユーザーがわずらわしさを感じるケースも多いです。

ただJuicerでは、先ほど紹介した「ユーザーの熱量」で分類されるステージを選ぶことが可能なため、どのようなユーザーに対してどのタイミングで表示するのかをコントロールできます。

※同じく、利用規約を確認のうえ、ご利用ください。

まとめ

今回の記事では、アクセス解析の目的や注意点・考え方など基礎部分について解説しました。

効率的なホームページ改善を実現するためにも、目的に合わせた無料アクセス解析ツールの導入がおすすめです。

まとめ
  • アクセス解析とは、ホームページに訪問したユーザーのデータを解析すること
  • ホームページでより高い成果が得られるように改善していくために実施する
  • 現状把握→仮説→アクセス解析→施策実施→評価の順に行う
  • 解析ツールは実際に自社の直近の課題を改善しながら、少しずつ覚えていく
  • 解析ツール選びに迷ったら、まずはGoogle Analyticsがおすすめ

アクセス解析によって、自社のホームページを改善できれば、それがノウハウとなり、新しい施策も検討しやすくなるはずです。

少しずつでよいので、覚えていってください。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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