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こんにちは、編集長のカワウソです!
「ブランドサイトを作りたいけど、どんなデザインにすればよいのか分からない……」と悩んでいませんか?
そこで今回は、ブランドサイトのデザインについて、参考事例を紹介します。

カワウソ
この記事は次のような人におすすめ!
- 初めてブランドサイトを作る人
- ブランドサイトの参考事例を探している人
- おしゃれなブランドサイトを探している人
この記事を読めば、おしゃれなブランドサイトのデザイン事例を効率的に探せます。
また、ただ単におしゃれなだけでなく、ブランドが持つ世界観や価値観をデザインでうまく表現しているサイトを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
それではどうぞ!
ブランドサイトとは
ブランドサイト(英:brand site)とは、ブランドの情報を掲載したWebサイトのことです。
コーポレートサイトの目的が「会社のことを知ってもらう」ことであるのに対し、ブランドサイトは「ブランドの価値や信頼性を伝える」ために作ります。
たとえば、ブランドサイトには以下のような情報を掲載するのが一般的です。
- ブランドメッセージ
- コンセプトムービー
- ストーリーコンテンツ
- 品質に対する取り組み
ブランドサイトについては、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
ブランドサイトのデザイン事例8選
ここから、ブランドサイトのデザイン事例を以下のカテゴリに分けて紹介します。
ブランドの「世界観」に引き込まれるデザイン/YOLU

▲出典:YOLU
『YOLU(ヨル)』は、「夜の間にキレイをつくる。」がコンセプトのナイトケアビューティーブランド。商品の種類はヘアケア、ボディケア、バスタブレットなどです。
サイトのデザイン(背景)には、商品パッケージと同じ「星空」が描かれており、ブランドの世界観に深く引き込まれます。

▲出典:YOLU
また、トップページにブランドコンセプトが明確に書かれており、『YOLU』がどんなブランドかすぐに理解できます。

▲出典:YOLU
人物を「星座」に見立てた線画のイラストも、ブランドのイメージに沿っていて、うまく溶け込んでいますね。
サイト全体を通して、ブランドイメージが一貫して表現されており、記憶に残る魅力的なデザインです。
商品の特長を活かした「切れ味」がよいデザイン/旬 SHUN

▲出典:旬 SHUN
『旬 SHUN』は累計出荷本数1,000万丁を超えるなど、欧米を中心に現在世界60カ国以上で展開している包丁ブランドです。
ファーストビュー(最初に表示される画面領域)にある写真に加え、ページをスクロールすると、高品質なコンテンツが次々と現れます。
今回注目したいのは、トップページにある「旬の歴史」と「動画一覧」へのリンク(導線)です。

▲出典:旬 SHUN

▲出典:旬 SHUN
まるで包丁で切ったかのように左右に分断されたデザインで、中央の細い線を境に、マウスを左に動かせば「旬の歴史」へ、右に動かせば「動画一覧」へのリンクがハイライト(強調)されます。
さりげないなかにも、コンテンツの配置からブランドの特性が感じられるデザインは、趣(おもむき)がありますよね。
これはまさに、「エッジの効いたデザイン」の好例と言えるでしょう。
ブランドの歴史を「物語」のようにうまく伝えるデザイン/OMEGA

▲出典:OMEGA
『OMEGA(オメガ)』はスイスの高級時計ブランドです。
革新的な技術と卓越したデザインで、人類初の月面着陸やオリンピック公式計時など、歴史的な偉業に貢献しています。
ここで紹介するのは「オメガの歴史」コンテンツ。
横スクロールを駆使することで、単なる情報の羅列ではなく、ブランドの歩みを「体験」として伝えるデザインになっています。

▲出典:OMEGA「オメガの歴史」

▲出典:OMEGA「オメガの歴史」
また、横スクロールにより、それぞれの出来事が独立した「チャプター」のように表示され、視覚的な区切りが生まれている点に注目してください。
これにより、『OMEGA』がどのように進化し、成長してきたのかという物語を段階的に理解することが可能です。
なお、ユーザーが自らスクロールする操作は、コンテンツへの能動的な参加を促します。
一方的に情報を受け取るのではなく、自らのペースでブランドの歴史を探索することで、より強いエンゲージメント(関心や愛着)が生まれるのです。
単なるギミックとしてではなく、ブランドストーリーをうまく伝えるための手法として、ぜひ横スクロールの導入を検討してみてください。
「遊び心」があるイラストが魅力的なデザイン/コアラのマーチ

▲出典:コアラのマーチ
株式会社ロッテの準チョコレート菓子『コアラのマーチ』のブランドサイトは、その遊び心あふれるデザインが魅力的です。
たとえば、商品の世界観をそのままに、グローバルナビゲーションを木の吊り看板にしたり、背景の茂みからコアラのキャラクターが顔を覗かせたりと、細部にまで楽しさが詰まっています。
なお、デザイン性だけでなく、コンテンツの豊富さも特筆すべき点です。
たとえば、「絵柄ずかん」では365種類のコアラの絵柄が紹介されています。

▲出典:コアラのマーチ
また、「ダウンロード」ページには、パソコンやスマートフォン用の「壁紙」、ひらがなの練習ができる「まなびコンテンツ」、プリントアウトして楽しめる「ぬりえ」などが用意されていますよ。

▲出典:コアラのマーチ「ダウンロード」
ブランドの方向性として、ユーザーに楽しんでもらえるサイト作りを意識する場合は、ぜひ参考にしたい事例です。
写真の「魅せ方」が一味違うデザイン/MeleM

▲出典:MeleM
『MeleM(メルエム)』は、中世ヨーロッパの王族の衣装をイメージした、ユニセックスのアパレルブランドです。
このサイトに掲載された写真は、ブランドの世界観がうまく表現されているだけでなく、サイズや並べ方が工夫されており、全体を通して魅力的な構成になっています。

▲出典:MeleM

▲出典:MeleM
とくに、「COLLECTION」のページは、横スクロールから縦スクロールに切り替わることで視覚的な変化が生まれ、同じロケーションで撮影した写真が複数並んでいるのにも関わらず、飽きることがありません。
「ギャラリーのように写真を並べたいけれど、単調にしたくない。」そんなときに、ぜひ参考にしたいデザイン事例です。
動画やアニメーションなど「動き」に富んだデザイン/CoolLaser

▲出典:CoolLaser®
『CoolLaser®(クーレーザー)』は、最先端のレーザー技術でサビを除去するクリーニング装置です。
このブランドサイトは、「動き」が多用されており、製品の魅力をダイナミックに表現する構成になっています。
まず注目したいのは、ファーストビューのすぐ下にある動画です。
動画にはサビが瞬く間に取り除かれる様子が映し出されており、製品の優れた機能性が直感的に伝わってきます。

▲出典:CoolLaser®
また、動画に覆いかぶさる英語のテキストが右から左へ流れる演出は、サイト全体のクールな印象を際立たせています。
次に注目したいのは、レーザー光線が回転する動画です。
この動画では、単なる製品写真では伝わりにくい構造的な美しさまで表現されています。

▲出典:CoolLaser®
そのほか、サイト全体的にスクロールするたびに絶えずコンテンツが変化することで、次々と読み進めたくなる仕様です。
このように、「動き」を巧みにデザインに取り入れることで、製品の機能を分かりやすく、そして魅力的に伝えられます。
製品の機能性をうまく表現する方法として、このブランドサイトは好例と言えるでしょう。
見ていて飽きない「雑誌風」デザイン/niko and…

▲出典:niko and…
『niko and…(ニコアンド)』は、アパレルや雑貨、家具、飲食を展開する、スタイルエディトリアルブランドです。
サイトには、特集、連載コラム、ブランド紹介などのさまざまなコンテンツがあり、それぞれのデザインがまるで雑誌のようで、ページをスクロールするたびに楽しくなってきます。
とくに、「ブランド紹介」は方眼紙の背景に、切り抜き写真や手書きの線などが描かれており、センスのよさを感じさせます。

▲出典:niko and…
ほかにも、コンテンツの形が四角や丸といったようにバラエティに富んでいて、見ていて飽きることがありません。

▲出典:niko and…
情報量が多いブランドサイトを作るときは、参考にしたい事例のうちの一つです。
ユーザーの操作に呼応する楽しいデザイン/こがしバターケーキ

▲出典:こがしバターケーキ
『こがしバターケーキ』は、大阪を中心に20店舗展開する「むか新」直営店のほか、
空港・駅・サービスエリアなどのお土産売り場でも購入できるお菓子です。
このサイトの特徴は、オンマウスやスクロールなどの「ユーザーの操作」に対して、コンテンツが移動したり、変化したりすること。
まず、ページをスクロールすると、下から線が伸びてきて、額縁のようなフレームが出現し、何かが始まる期待感を抱きます。

▲出典:こがしバターケーキ
さらにスクロールを続けると、ケーキが左、右、下へと軽快に動きながら、商品情報が展開されます。
最後は手のひらにケーキがポンと乗る、かわいらしい演出が秀逸です。

▲出典:こがしバターケーキ
商品一覧では、画像にマウスを乗せると盛り付け写真に切り替わり、商品をより魅力的に見せています。以下は、上段中央の写真にマウスを乗せた様子です。

▲出典:こがしバターケーキ
そのほか、画面右下のケーキが、スクロールするたびに変化する仕掛けにも注目です。




▲出典:こがしバターケーキ
「ほかほか」「もぐもぐ」といった擬音語や擬態語とともにケーキが食べられていき、最後は「おかわり!」という言葉に変わってトップへ戻るリンクになります。

カワウソ
このように、ユーザーの操作に呼応するようなものを、インタラクティブな要素と言います。近年のWebデザインのトレンドでもあるので、ぜひ覚えておいてください。
総じて、コンテンツの変化によって楽しさを感じ、あれもこれも見て見たくなるブランドサイトです。
参考になるブランドサイトをもっと探したい方へ
今回紹介した以外にも、参考になるブランドサイトはたくさんあります。
参考になるブランドサイトをもっと探したいという方は、「ギャラリーサイト」がおすすめです。
ギャラリーサイトなら、他社のサービスサイトを一覧で閲覧できます。
また、さまざまなカテゴリから絞り込めるため、時間を節約できますよ。
ここでは、「ブランドサイト」が探しやすいギャラリーサイトを紹介します。
MUUUUU.ORG

▲出典:MUUUUU.ORG
『MUUUUU.ORG(ムーオルグ)』は、見やすさ、使いやすさ、載って嬉しいギャラリーサイトを目指して運営されています。
「TYPE」のカテゴリーに「ブランディングサイト」があるため、探しやすいです。
しかも、その掲載数は2千以上で、ほかのギャラリーサイトと比べても圧倒的と言えるでしょう。
また、「INDUSTRY(業種)」「DESIGN(デザイン)」「COLOR(カラー)」といったカテゴリも用意されているので、イメージに近い参考事例が見つけやすいでしょう。
Web Design Clip

▲出典:Web Design Clip
『Web Design Clip』は、さまざまな検索軸から参考サイトを探せるギャラリーサイト。
「Tag」にある「Type / Layout」に、「ブランドサイト」があるため、探しやすいです。
また、同じく「Tag」にある「Integration / Technology」から、WordPress(ワードプレス)で作られたサイトを探すことも可能。
「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の一種で、HTMLやCSSなどのWeb制作スキルがなくても、ホームページの作成や更新が簡単にできる無料のシステムです。
そのほか、国内のサイトに絞ったり、スマートフォンのデザインを確認したりもできるので、何かと便利です。
bookma!

▲出典:bookma!
『bookma!』は、ユーザーがサイトを評価し、感想を共有するギャラリーサイト。
フィルターにある「サイトタイプ」に、「ブランド」があるため、ブランドサイトを探しやすいです。
なお、ギャラリーサイトは以下の記事でも紹介しているので、あわせて参考にしてください。
まとめ
この記事では、おしゃれなデザインのブランドサイトの参考事例を厳選して紹介しました。
- ブランドサイトとは、ブランドの価値や信頼性を伝えるためのサイトのこと
- おしゃれなだけでなく、ブランドの世界観や価値観をデザインで表現する
- 参考事例を効率的に探す場合は、「ギャラリーサイト」がおすすめ
ブランドサイトは数あるWebサイトの種類のなかでも、とくにデザインが重要です。
魅力的なデザインのWebサイトを作って、ユーザーにブランドの価値や信頼性を伝えましょう。
それでは素敵なWebサイトの完成を願っております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ホームページの開設を検討している方へ
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