マルチドメインとは? メリット・デメリットや上手な使い方を解説

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こんにちは、編集長のカワウソです!

「複数のホームページをマルチドメインで運用しても大丈夫?」と悩んでいませんか?

マルチドメインは、1つのサーバーで複数のドメイン(ホームページ)を運用できる機能。  
しかし、メリットだけでなくデメリットもあるため、使い分けが重要です。

そこで今回は、マルチドメインのメリット・デメリットを、分かりやすく解説します。

カワウソ

この記事は次のような人におすすめ!

  • 複数のホームページを運用する予定の人
  • マルチドメインの利用を検討中の人
  • マルチドメインの注意点が知りたい人

この記事を読めば、複数ホームページの運用において、マルチドメインを上手に使うコツが分かりますよ。

それでは、どうぞ。

マルチドメインとは?

マルチドメインとは、1つのサーバーに複数のドメインを設定して、それぞれ別のホームページを運用する仕組みのこと。
ドメインが異なる複数のホームページを運用するときに利用される方法の一つです。

一方、ドメインごとに別のサーバーで運用する仕組みを、シングルドメインと言います。

たとえば、「コーポレートサイト(example.co.jp)」と「サービスサイト(example.jp)」を運用するときのシングルドメインとマルチドメインの違いは、以下のとおりです。

シングルドメインとマルチドメインの違い

このように、マルチドメインでホームぺージを運用するときは、準備するサーバーが1つで済みます。

メモ

弊社『エックスサーバー』でも、マルチドメインによるホームページ運用が可能です。
(参考:マニュアル「ドメイン関連の仕様一覧」

なお、マルチドメインの場合でも、「example.co.jp」と「example.jp」の各ドメインはそれぞれ取得が必要です。

そのほか、コーポレートサイトとサービスサイトについては、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

マルチドメインを利用するメリット

ここからは、シングルドメインと比較したときの、マルチドメインのメリットを解説します。

それぞれ解説します。

サーバーのコストを抑えられる

マルチドメインを利用すれば、ホームページ運用に必要なサーバーにかかるコストを抑えられます。

シングルドメインの場合、ホームページの数だけサーバー契約が必要です。
しかし、マルチドメインなら必要なサーバー契約は1つなので、運用するホームぺージが増えても追加の費用はかかりません。

たとえば、『エックスサーバー』で3つのホームページを運用する場合にかかる、サーバーの費用は以下のとおりです(※スタンダードプラン36カ月契約の場合)。

  • シングルドメインで運用:2,970円/月(990円 × 3サイト)
  • マルチドメインで運用:990円/月

このように、マルチドメインを利用すればサーバーにかかる費用が安くなることが分かります。さらに、運用期間が長くなればなるほど、費用の差は大きくなるのです。

ホームページの運用費用が抑えられるのは、マルチドメインにおける大きなメリットでしょう。

サーバーの管理負担が減る

マルチドメインを利用すれば、サーバーの管理負担を減らせます。

シングルドメインで複数のホームページを運用する場合、サーバーの数だけ管理が必要です。
対して、マルチドメインならサーバーは1つなので、管理の手間が省けるでしょう。

シングルドメインとマルチドメインのサーバーの管理負担の違い

たとえば、マルチドメインはサーバー契約の更新作業も1つのみ。
更新忘れが原因で、ホームページを運用できなくなるリスクが低いです。

また、サーバーを設定するための「サーバーパネル」も1つのみ。
各ホームページのサーバーを設定するのに、ログインとログアウトを繰り返す手間が省けるでしょう。

以上のことから、マルチドメインを利用すると、サーバー管理にかかる時間や労力の削減が可能です。

ホームページの追加がスムーズ

マルチドメインでは、2つ目以降のホームぺージを作るときの準備がスムーズに行えるでしょう。

新たなホームぺージを追加で作る場合、シングルドメインではサーバーの契約から始める必要があります。

しかし、マルチドメインなら、すでに契約しているサーバーにドメインを追加するだけです。

たとえば、弊社の『エックスサーバー』にドメインを追加する手順は、以下のとおりです。

ドメインを追加する手順
  1. サーバーパネルにログインする
  2. ドメインを追加する(※ドメインの取得は別途必要)

この手順は、数分程度で完了します。

対して、シングルドメインの場合は、上記の手順の前に都度サーバー契約手続きが必要です。
また、サーバー側の設定が完了するまで数分〜数時間かかります。

このように、マルチドメインならホームページを追加する準備を比較的スムーズに行えるでしょう。

メモ

利用するレンタルサーバーによっては、マルチドメインの利用に申し込みが必要な場合もあります。

マルチドメインを利用するデメリット

続いて、シングルドメインと比較したときの、マルチドメインのデメリットを3つ解説します。

これらのデメリットは、ホームページ運用において大きなリスクに繋がりかねないので、よく理解しておきましょう。

それぞれ解説します。

セキュリティ被害が連鎖しやすい

マルチドメインでは、1つのホームページがセキュリティ被害を受けた場合、同じサーバー上の他のホームページにも影響が及ぶおそれがあります。

セキュリティ被害の例
  • ホームページの停止
    サイバー攻撃によってホームページがダウンし、アクセスできなくなる。
  • ホームページの改ざん
    ホームページの内容が書き換えられたり、意図しない画像や文字が表示されたりする。
  • 情報漏洩
    サーバー上にある機密情報(会員情報や顧客データなどの個人情報など)が外部に流出する。
  • マルウェア感染・ウイルスの拡散元となる
    ホームページがウイルスや不正なプログラム(マルウェア)の拡散元にされる。

マルチドメインの仕組み上、各ホームページを構成するデータは、サーバーの同じスペース上に存在しています。
つまり、その中の一つが被害に遭うと、他のデータにも波及しやすいのです。

マルチドメインは同じサーバーなのでトラブルが広がりやすい

シングルドメインでは、一つのホームページが被害にあっても、それが原因で他に影響を与えることは、基本的にありません。

対してマルチドメインは、同じサーバー上にデータが保存されているため、全ホームページが被害の対象になりやすい状態です。

このように、マルチドメインでの運用は、一か所で起こったトラブルが他のホームページに及びやすいというデメリットがあります。

ホームページの数だけリスク管理の労力がかかるだけでなく、トラブルが起きたときの被害も大きくなるでしょう。

メモ

専用サーバーなどサーバー環境によっては、リスクを軽減できるものもあります。
詳しくは記事の後半で解説します。

サーバーのリソースが不足しやすい

マルチドメインでは、1つのサーバーを複数のホームページで共有するため、リソースが不足しやすくなります。

サーバーのリソースとは

CPU、メモリ、ディスク容量といった、ホームページを表示したり動かしたりするために必要な要素のこと。サーバーのリソースが不足すると、ホームページが重くなったり、表示できなくなったりするおそれがあります。

たとえば、サーバーのリソースの上限値を100%、ホームページごとの使用率を30%として考えてみましょう。

シングルドメインの場合は、使えるリソースにまだ70%の余裕がありますよね。

一方、マルチドメインでホームページを3つ運用すると合計90%になるので、使えるリソースは残り10%です。
もし、運用するホームページが以下のような原因でリソースをさらに使うことになれば、より厳しい状態になるでしょう。

このように、マルチドメインはホームページを運用する数に比例して、リソース不足になるリスクが高まるのです。

カワウソ

シングルドメインでも、使用状況によってはリソース不足になるおそれはあります。ここでは「同じ使用状況であれば、マルチドメインのほうがリソース不足になりやすい」ことに注目しましょう。

誤操作などの人為的ミスが発生しやすい

マルチドメインを利用していると、ホームぺージの運用作業中に人為的なミスが発生しやすくなります。

複数のホームページのデータやサーバー設定をまとめて管理するため、以下のようなミスを招くリスクが高まるのです。

上記のようなミスが起きた結果、ホームページの一部または全部が表示されなくなるなどのトラブルにも繋がりかねません。

このように、マルチドメインは管理の手間が減る一方で、人為的なミスによりホームぺージにトラブルが発生するリスクは高まるでしょう。

マルチドメインとシングルドメインの使い分けが必要な理由

昨今のインターネット環境では、技術の進化とともにハッキングや不正アクセスなどのサイバー攻撃によるセキュリティリスクの高まりが懸念されています。

とくに、中小企業を狙ったサイバー攻撃が年々増加しており、一度被害を受けてしまうと、その復旧には多大な時間とコストがかかるのが現実です。

そのリスクを抑えるために、マルチドメインとシングルドメインの使い分けが必要なのです。

前述のとおり、マルチドメインにはセキュリティ被害が連鎖しやすいデメリットがあります。
被害の拡大により、顧客に多大な迷惑をかけてしまったり、事業が継続できなくなったりする事態になりかねません。

そのリスクを最小限に抑えるために、状況に応じてマルチドメインとシングルドメインを上手に使い分けましょう。

カワウソ

マルチドメインとシングルドメインを使い分ける判断基準については、次に詳しく解説します。

マルチorシングル?使い分け判断基準と運用例

ここからは、マルチドメインとシングルドメインの使い分け基準を解説します。

前提(基本指針)として、仮にホームページにトラブルが発生した場合の、自社に与える影響度合い(ダメージ)によって判断してください。

セキュリティ被害やリソース不足などにより、ホームページが正しく機能しなくなることで経営が困難になる場合は、シングルドメインを選んでおくほうが無難です。

マルチorシングル?使い分け判断基準

ここではその前提のもと、マルチドメインとシングルドメインの使い分け判断基準について、もう少し詳しく解説します。

自社の事業内容や運営体制なども考慮しながら、使い分けましょう。

Web制作会社が運営する顧客の各ホームページ

Web制作会社が運営する顧客の各ホームページは、シングルドメインでサーバーを分けての運用を原則とすべきです。
マルチドメインでの運用は、リスクが高いためおすすめしません。

Web制作会社は「ホームページ制作の専門家」として、顧客から大切なホームページの運用を任されています。
もし、顧客のホームページで問題が発生してしまうと、プロとしての信頼を失うだけでなく、事業の継続が難しくなるおそれもあるでしょう。

一方、シングルドメインでの運用により、サーバーが分かれていれば、トラブルの原因や責任の所在が明確になるのもポイントです。

万が一、問題が発生した場合でも、迅速な原因究明と対応が可能になるうえ、再発防止策も立てやすくなります。
それにより、顧客の不安を解消し、会社の信頼を取り戻すきっかけになる可能性もあるでしょう。

顧客のホームページを管理するに当たって、目先の管理コストや手軽さだけでなく、長期的な視点も大切です。

必要な投資を怠らないことが、顧客との信頼関係や自社の事業の継続や成長に繋がるでしょう。

カワウソ

同じ顧客のホームページを複数運用する場合は、マルチドメインも検討できます。一度、顧客に相談してみてください。

部署ごとに運営する各ホームページ

部署ごとに運営する各ホームページは、状況によりサーバーを分けるかどうか検討しましょう。

ホームページの管理者や運用体制が異なる場合は、シングルドメインでの運用がおすすめです。

それぞれのホームページを管理する担当者が異なると、誤操作によるファイル削除などの人為的なミスが起きやすくなります。
そこで、サーバーを分ければ担当者(部署)ごとの管理範囲が明確になり、ミスを防ぎやすくなるでしょう。

対して、部署間での連携体制が整っていたり、ホームページを管理する担当者を統一できるなら、マルチドメインでの運用も検討可能です。

企業内で複数のホームページを運用する場合は、自社の運用体制やリスク許容度に応じて、サーバーを分けるかどうか判断しましょう。

カワウソ

サーバーの使い分けを判断するには、各ホームページが持つリスクの大きさの違いも重要です。次の「売上に直結するホームページ」も踏まえて検討するのがおすすめです。

売上に直結するホームページ

売上に直結するホームページは、シングルドメインで運用するが望ましいです。
もし、ホームページが運用できない状態になってしまうと、売上が立たなくなってしまい、事業の継続が難しくなるためです。

たとえば、ECサイトやサービスサイトなどは、企業の商品を売るための直接的な窓口になっていますよね。これらが絶たれてしまうと、企業として収入源がなくなってしまうわけです。

取引先への支払い、従業員の給料などが滞ってしまうと、企業の存続に関わるでしょう。

その一方、コーポレートサイトや採用サイトは、仮に一時的にホームページが運用できない状態になったとしても、企業の売上には直接的に影響しません。
ECサイトやサービスサイトに比べて、比較的マルチドメインでの運用を検討しやすいでしょう。

ただし、売上に直結しないホームページでも、セキュリティ侵害が原因で改ざんされたり、個人情報が漏洩したりすれば、企業の信頼は失墜します。

そのため、事業規模など、自社への影響力を考慮したうえで、どちらで運用するか判断することが重要です。

ホームページとメール

ホームページとメールは、同じサーバーで運用されることも多いです。

しかし、リスクを抑えるなら、サーバーを分けて運用することも検討しましょう。
メールサーバーを分けていれば、万が一ホームページを運用するサーバーに問題が起きても、メールの送受信に影響が及びません。

たとえば、ホームページがサイバー攻撃を受け、サーバーがダウンしてしまったとします。
同じサーバーでメールアドレスを運用していると、サーバーダウン中にメールの送受信ができません。

とくに社内外でのやり取りが多いビジネスだと、大事なメールの送受信ができず、機会損失に繋がるおそれがあります。

その点、サーバーを分けていれば、ホームページ側にトラブルが発生しても、メールの送受信が可能です。

とくにメールの安定性を重視する場合には、ホームページとサーバーを分けることも検討してみましょう。

マルチドメインを上手に使うコツ

マルチドメインは、メリットとデメリットをしっかり理解したうえで活用しましょう。
そして、事業規模やホームページの成長に合わせて、シングルドメインに切り替えていくのがおすすめです。

創業期など事業が小規模の段階では、ホームページ運用においてコストや管理のしやすさは大きなメリットになります。

しかし、事業が拡大し、ホームページが成長するにつれて、求められるセキュリティや安定性、そして柔軟なカスタマイズの必要性が高まるでしょう。

そのため、ホームページの成長に合わせて段階的に運用方法を変えていけば、リスクをできる限り抑えることが可能です。

ホームページの成長に合わせて段階的に運用方法を変える

マルチドメインは、複数のホームページを運用するコストを抑え、管理をしやすくする便利な機能です。
その一方で、デメリットによるリスクも考慮して、シングルドメインとの使い分けやサーバー移行なども視野に入れておきましょう。

なお、Web制作会社や大規模事業者の場合は、リスク分散のために、なるべく早い段階でシングルドメインでのホームページ運用をおすすめします。

カワウソ

事業の規模によっては、『XServerビジネス』の仮想専用サーバーもおすすめです。詳しくは次で解説します。

『XServerビジネス』の仮想専用サーバーがおすすめな理由

『XServerビジネス』の「マネージド専用サーバープラン(仮想タイプ)」

Web制作会社や大規模事業者の方には、XServerビジネス』の「マネージド専用サーバープラン(仮想タイプ)」がおすすめです。
仮想とはいえ、物理サーバー並みのセキュリティと安定性を低コストで実現できます。

また、仮想専用サーバープランには「マルチアカウント管理」機能があり、契約時のメインサーバーアカウントに加えて、サブサーバーアカウントを複数発行可能。

それにより、ホームページごとのセキュリティを担保しながら、サーバーを都度用意する手間や契約管理の負担を軽減できます。

たとえば、以下のケースに「マルチアカウント管理」が役に立つでしょう。

マルチアカウント管理の活用例
  • 複数のクライアントのホームページを運用したい
  • 部署ごとに異なるホームページを運用したい
  • 複数の異なる事業・ブランドを独立して運用したい

なお、プラン料金や作成可能なサブサーバーアカウント数は、以下のとおりです。

プラン月額作成上限数1つあたりの料金
 エントリー19,800円~10個約1,800円
 ミドル39,600円~20個約1,886円
 ハイエンド79,200円~30個約2,555円

※月額料金:36ヶ月契約の場合。
※1つあたりの料金: 各プラン作成上限数まで作成した場合(小数点以下は四捨五入)。
※「1つあたりの料金」計算式: 月額 ÷ (メインサーバーアカウント1つ + サブサーバーアカウント作成上限数)

カワウソ

XServerビジネスの共有サーバー「スタンダード」プランが1契約あたり月額3,762円~ということを考えれば、かなりお得です!

このように、『XServerビジネス』の「マネージド専用サーバープラン(仮想タイプ)」は、セキュリティを担保したうえで、コストや管理負担の軽減が可能です。

複数ホームページの運用に、ぜひご利用をご検討ください。

セキュリティ対策の基本とトラブル発生時の対応

ホームページのセキュリティは、サーバーの運用方法に関わらず、基本的な対策を徹底することが重要です。

シングルドメインでサーバーを分けたとしても、それぞれのホームページに対するセキュリティリスクは残ります。

ホームページ運用におけるリスクをできる限り抑えるために、最低限必要なセキュリティ対策を取っておきましょう。

マルチドメインとシングルドメインの使い分けの判断基準
  1. IDやパスワードの管理
  2. 重要なデータやファイルは公開領域に設置しない/削除する
  3. 不要なサービスやアプリケーションは削除する
  4. WordPressのセキュリティ対策
  5. SSL化

※推奨されるセキュリティ対策はホームページの仕様によります。

詳しくは、以下の記事でそれぞれ解説しています。

また、万が一トラブルが発生した場合は、迅速な復旧により被害を最小限に抑えられます。
そのためには、定期的なバックアップと復元ができる体制作りが必要です。

バックアップについては、以下の記事を参考にしてください。

以上のように、シングルドメインによるリスク分散とあわせて、基本的なセキュリティ対策とトラブル発生時の対応体制を整えておきましょう。

それにより、ホームページの安全性を高め、リスクを最小限に抑えた運用が可能になります。

マルチドメインに関するよくある質問

最後に、マルチドメインに関するよくある質問をまとめます。

マルチドメインとサブドメインの違いは何ですか?

マルチドメインとサブドメインでは、そもそもの性質が異なります。

サブドメインは、元となるドメインに文字列を追加して利用する仕組みのこと。
元となるドメインが「example.com」の場合、「blog.example.com」や「shop.example.com」のようなドメインを作ります。

メモ

この仕組みにより作られたドメイン自体のことを「サブドメイン」と言うこともあります。

たとえば、以下は当社『エックスサーバー(www.xserver.ne.jp)』の関連サービスです。
「xserver.ne.jp」の部分が共通であるため、関連サービスであることがひと目で分かります。

  • XServerビジネス:business.xserver.ne.jp
  • XServer VPS:vps.xserver.ne.jp
  • XServer GAMEs:games.xserver.ne.jp

このように、サブドメインは一つのドメインを元にして作成されます。
メインのホームページとの関連性を示しつつ、特定の目的やテーマに特化したホームページを作るときなどに利用されることが多いです。

なお、サブドメインは一つのドメインから派生して作成されるため、新たにドメインを取得する必要はありません。

マルチドメインは何個まで設定できますか?

レンタルサーバーによります。

弊社『エックスサーバー』の場合、お客様が所有しているドメインであれば、無制限に設定いただくことが可能です(参考:よくある質問「マルチドメイン」)。

しかし、この記事でも解説したとおり、マルチドメインでの運用にはリスクがあるので、利用するときは慎重に検討してください。

マルチドメインの利用にお金はかかりますか?

レンタルサーバーやプランによりますが、標準機能として無料で利用できることも多いです。

『エックスサーバー』でも、マルチドメインの機能を無料でご利用可能です。別途申し込みなども必要ありません。

取得したドメインをサーバーに設定すれば、マルチドメインとして利用できます。

ドメインの取得や設定については、以下の記事の「独自ドメインの取得と設定手順」で解説しているので、参考にしてください。

まとめ

この記事ではマルチドメインについて、解説しました。

まとめ
  • マルチドメインとは、一つのサーバーで複数のドメイン(ホームページ)を運用する仕組み
  • マルチドメインは、複数ホームページの運用に便利な機能だが、デメリットもある
  • 昨今のセキュリティリスクを考えると、シングルドメインでのホームぺージ運用が安全
  • エックスサーバーなら月額990円~利用可能! シングルドメインでもコストを抑えられる

複数のホームページを運用するうえで、マルチドメインの利用を検討する方も多いでしょう。

しかし、マルチドメインにはリスクもあるため、ホームページの目的や用途を考慮したうえで利用を検討してください。

なお、シングルドメインでも『エックスサーバー』なら、ホームページ1つにつき月額990円~で利用可能。
月額1,000円程度でリスクを軽減できるので、おすすめです。

それでは素敵なホームページの完成を願っております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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